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パドルシフトを装備している国産SUV15選
SUVは一般的にアウトドアを楽しむクルマであり、悪路走破性が高められています。しかし、最近はクロスオーバーSUVやスポーティーなモデルも登場しています。そもそもパドルシフトとはどのようなものかも説明しつつ、この記事ではそんなSUVのなかから、パドルシフトを装備している国産SUVを15種類紹介します。
更新日2019/02/14パドルシフトってどんな装備?
パドルシフトとは、AT車やCVT車に採用されるシフト機構の一種です。
ハンドルの裏側、握った手の指先が届く場所の左右に、アップ(右側)とダウン(左側)のパドルがセットされ、手前に軽く引くだけでギアチェンジを行うことができます。
パドルシフトの良いところは、ハンドルから片手を離すことなく、素早くシフト操作を行うことができることと、ハンドルから手を離す必要がないので、ドライバーはハンドル操作に集中することができることです。
そういった理由から、パドルシフトはモータースポーツシーンで、重宝されているわけですが、“ハンドルから手を離すことなしに運転ができる=ハンドル操作に集中できる”ことは、一般道でも予防安全につながると考えられています。
また、エンジンブレーキの使いにくいAT車やCVT車でも、積極的にエンジンブレーキが使えるようになるという点も見逃せません。そういったポイントから、スポーツカー以外にも採用されることになってきたのです。もちろんそこには、スポーティイメージをクルマにプラスしたいというメーカー側の思惑もあります。
レクサス RX300 F スポーツ /RX450h F スポーツ
レクサス RXには、ガソリンターボモデルのRX300と、ハイブリッドモデルのRX450hに設定されているF SPORTグレードに、パドルシフトが標準装備されます。
専用のディンプル本革ステアリングおよび本革シフトノブ、さらに専用のスポーツアルミペダルとフットレストも採用され、RX300では、6 Super ECT (スーパーインテリジェント6速AT)、RX450hではCVTに組み合わせられます。
マツダ CX-3
マツダでは、同じ機能をシフトスイッチと呼んでいます。そのシフトスイッチを採用するもっとも小さいクラスがCX-3です。ステップATをベースとした6EC-ATに組み合わせられています。
ガソリンとディーゼル車のベースグレードにあたる20SとXDにショップオプションで、それ以外では標準装備。20SとXDにパドルシフトを装備する場合は、ディーラーで後付け装着をお願いすることになります。
マツダ CX-5/CX-8
CX-3の上級モデルにあたるCX-5とCX-8には、すべてのグレードにショップオプションでシフトスイッチが用意されています。組み合わせられるミッションは、CX-3と同じステップATをベースとした6EC-ATです。
ちなみにショップオプションとは、納車後でも装着が可能な装備のことで、たとえそれが中古車であったとしても、後付け装着が可能です。オーダーの際には、ステアリングヒーター付きと無しで品番が変わるので注意しましょう。
ホンダ CR-V
ホンダ CR-Vのパドルシフトは、CVTをミッションに採用するガソリン車専用の装備です。FFと4WD、駆動方式に関係なく用意されています。
ハイブリッド車のハンドル裏を見ると、パドルのような装置を見つけることができますが、こちらは減速セレクターと呼ばれるもので、アクセルオフ時の減速度を調整することができる装置です。
ホンダ ヴェゼル
コンパクトSUVのヴェゼルで、パドルシフトを装備するのは、すべてのハイブリッド車とガソリン車のRSグレードです。ガソリン車にのみパドルシフトを採用したCR-Vとは対照的です。
ハイブリッド車は7速DCT、ガソリン車のRSには、CVTと組み合わせられます。パドルシフトによって任意でギアを選べるため、街中でもキビキビとした走りも期待できます。
三菱 アウトランダー
三菱 アウトランダーは、全グレードにパドルシフトが標準装備されています。パドルシフトはINVECS-Ⅲ 6速スポーツモードCVTと組み合わせられ、走破性に優れるアウトランダーを、より活発に操ることができます。
三菱 エクリプスクロス
三菱のコンパクトSUVであるエクリプスクロスにも、パドルシフトが搭載されています。
ダウンサイジングターボの1.5L直噴インタークーラーターボエンジンに組み合わされている変速機は、INVECS-Ⅲ8速スポーツモードCVT。多段式にすることで、活発な走りと優れた燃費性能を引き出しています。こちらも全グレードに対してパドルシフトが標準装備されていて、ベースグレードでもフラッグシップモデルでも同じようにパドルシフトでシフト操作を楽しめます。
三菱 RVR
三菱 RVRは、GグレードにINVECS-Ⅲ 6速スポーツモードCVTが採用され、そこにパドルシフトが装備されます。Mグレードにはオプションとしても用意されていません。そのため、パドルシフト付きのRVRを購入したい場合にはGグレードを選ぶ必要があります。
スバル XV
スバル XVは、1.6i アイサイト以外すべてのグレードにパドルシフトが標準装備されています。ミッションはCVTで、7速まで用意されているので、水平対向エンジンの低重心と独特のエンジンサウンドを楽しみながら、パドルシフトの運転も楽しめること間違いなしです。e-BOXERを積んだアドバンスでは、ギア比が異なります。
スバル フォレスター
スバル フォレスターは、パドルシフトが全車標準装備です。どのグレードでもパドルシフトを操作することができる点は大きな魅力です。CVTのギア比はXVと同様、7速まで用意されています。
スバル アウトバック
スバル アウトバックにもパドルシフトが用意されています。レガシイ アウトバックとアウトバック リミテッドという2つのグレードが用意されていて、そのどちらにもパドルシフトが標準装備されているのです。
他のスバル車同様、CVTで7速まであrます。2.5L 水平対向エンジンと合わさって運転の楽しさが増加すること間違いなしです。
スズキ ハスラー
スズキ ハスラーのATは、すべてCVTです。そのなかで、最上級グレードのJターボのみにパドルシフトが標準装備されます。5速MTグレードがあることでも有名ですが、じつは軽自動車でありながらパドルシフトを標準装備するという、興味深いモデルでもあるのです。
JC08モードで26km/L以上の燃費性能と燃費にも優れています。車両価格も維持費も安いので、お手軽に楽しみたいならおすすめです。
スズキ SX4 S-CROSS
スズキの世界戦略車SX4 S-CROSSにもパドルシフトが搭載されています。組み合わせるミッションは、6速ATです。エンジン排気量は1.6Lとそれなりに高くなっていて、ストレスを感じることなく運転することができるでしょう。
ハスラーと比べると燃費や費用の面で劣りますが、スズキワールドの詰まった1.6LエンジンのSUVを味わいたい方にはおすすめします。
スズキ エスクード
SX4 S-CROSSよりも、ひと回り小さいエスクードも、パドルシフトが標準装備されています。基本は、SX4 S-CROSSと同じ6速ATで、ハンドルから手を離すことなく、シフトアップとシフトダウンを楽しむことができます。1.4Lエンジンが搭載されており、クロスビーとSX4 S-CROSSの中間に位置するSUVとなっています。
今回は国産SUVでパドルシフトを装備している車種を紹介しました。SUVを選ぶ際には走破性や積載能力、視認性の良さやデザインで選ばれがちですが、無駄のない素早いシフト操作を可能とするパドルシフトを装備する車両も数多く用意されていて、そのなかにはスポーツモードとして他グレードの変速比よりローギアード化しているものもあります。シフト操作を休憩したいときにはパドルシフトモードを解除すればよいので、この記事を読みパドルシフト付き車両に興味を持たれた方は、ディーラーなどでいろいろと試乗してみてください。