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三菱 eKクロス EVと日産 サクラはどう違うのか?

2022年6月16日に発売された三菱 eKクロス EV/日産 サクラ。こちらは兄弟車の関係にあり、軽自動車のEVとして注目を集めています。同日に発売された両者ですが、どのような違いがあるのでしょうか?

更新日2022/06/27

コンセプトの違いは?

三菱 eKクロス EV 2022

両者はベース車両が同じなので、基本的には同じクルマです。しかし、両者のコンセプトやデザインはずいぶん違います。

まず、三菱 eKクロス EVですが、その名の通り、三菱のSUVテイストの軽自動車eKクロスシリーズの新しいラインアップとして追加されました。

そのため、フロントマスクには、三菱のフロントデザインコンセプトであるダイナミックシールドを採用。メーカーオプションにはルーフレールも用意されており、SUVらしい力強さが感じられるデザインとなっています。

日産 サクラ 2022

一方、日産 サクラは、eKクロス EVと違ったデザインのフロントマスクを採用しており、アリアのようなデザインになっています。また、ルーフレールが用意されておらず、SUVではなく、通常の軽EVとして販売されているのが特徴です。

ちなみに、車名のサクラは日産の社内によって決められました。その名前の通り、日本を象徴する花である桜に由来しており、「日本の電気自動車の時代を彩り、代表するクルマとなって欲しい」という思いが込められています。

 

エクステリアの違いは?

三菱 eKクロス EV 2022

ボディカラーのラインアップも変わっており、eKクロス EVはモノトーン5色、ツートーン5色の全10色となっていますが、サクラはモノトーンが6色、ツートーンが9色の全15色とサクラの方がカラーバリエーションが豊富となっています。

また装備を比べていくと、eKクロス EVには、前述した通り、SUVらしさを高めてくれるルーフレールをメーカーオプションで用意。

さらに、ドアの施錠・解除時に各種ライトが点灯するウェルカムライト/カミングホームライトが標準装備されています。これらの装備は、日産 サクラには用意されない装備です。

 

日産 サクラ 2022

一方、サクラには14インチアルミホイールが全車標準装備。eKクロス EVはエントリーモデルのGには14インチスチールホイールが標準装備となり、メーカーオプションでも、アルミホイールは用意されません。

さらに、サクラの上級グレードであるG、エントリーグレードのXにメーカーオプションとして、自動でヘッドライトの光軸を調整してくれるオートレベライザー付のLEDヘッドランプ(ハイビーム/ロービーム)を用意。eKクロス EVのレベライザーは、全グレードで手動となっています。

それ以外にも、アダプティブLEDヘッドライトが用意されていたり、雨天や夕暮れ時に自動でライトを点灯してくれるインテリジェントオートライトシステムを全車標準装備しており、全体的にサクラの方が機能が充実しています。

 

インテリアの違いは?

三菱 eKクロス
eKクロス EVのインテリア(内装)には、全グレードに本革巻きステアリングが標準装備。サクラでは、メーカーオプションのプレミアムインテリアパッケージを設定した場合のみの設定となっています。

さらに、上級グレードのPには、運転席だけでなく助手席にもバニティミラーが標準装備されています。こちらは、サクラにはメーカーオプションでも用意されない機能です。

日産 サクラ 2022

一方、サクラのインテリアにはカッパー(銅色)加飾が施され、よりモダンなデザインとなっています。さらに、上級グレードのXには、インスト運転席ポケットを用意。収納スペースも多くなっています。

シート表皮はどちらもファブリック。インテリアの装備はほぼ互角と言えます。しかし、前述したプレミアムインテリアパッケージを装備した場合には、カッパー加飾がドアパネルにも施されるなど、おしゃれ度合いでは、サクラの方が優れていると言えるでしょう。

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価格の違いは?

日産 サクラ 2022

新車販売価格を比べると、三菱 eKクロス EVはエントリーモデルのGが239万8000円、上級グレードのPが293万2600円となっています。

一方、サクラはエントリーモデルのXが239万9100円、上級グレードのGが294万300円です。

その価格差はエントリーグレードで1100円、上級グレードで7700円。価格差はほぼありませんが、ややeKクロス EVの方が価格設定が安くなっています。

 

出来るだけ新車販売価格を抑えたい方、ワイルドなSUVのスタイリングが好きな方には、eKクロス EVがおすすめ。一方、モダンなデザインや、装備の充実度合いで選ぶなら日産 サクラがおすすめです。

それぞれの長所を理解して、選んでみてください。

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文・SUV FREAKS編集部

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