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日産のコンパクトSUV「マグナイト」の日本発売はあるの?

近年注目のコンパクトクラスのSUV。日産は、2020年からジュークに代わってキックスを投入しましたが、コンパクトSUVとしてはやや大きめ。ジュークサイズを求めている日産ユーザーには、不満の残るものでした。 ところが日産には、国内市場には導入されていない「マグナイト」というモデルがあり、これがじつにちょうどよいサイズなのです。

更新日2022/07/26

日産のSUVラインアップ

日産の国内販売におけるラインアップは、アリア、エクストレイル、キックスの3車種です。アリアは高級モデル、EV専用なので購入できる人も限られますから、実質的な車種はそれ以外の2 車種となります。

いっぽうヨーロッパの日産にはキックスがなく、その代わりに2代目ジューク、キャシュカイ(日本ではかつてデュアリスという名前で販売されていた)があり、アリアとエクストレイル合わせて4車種展開(国によってはエクストレイルがないところもあります)。

SUV大国アメリカでは、キックス、ローグ(エクストレイル)、ムラーノ、ミドルクラスSUVのパスファインダー、フラッグシップSUVのアルマーダ、そしてアリアというラインアップに、インフィニティブランドまで加えると、多彩な複数のSUVが用意されます。

そしてアジアには、キックス、エクストレイル、3列シートのテラ、フルサイズSUVのパトロールなどが地域によって販売されるとともに、インドにはキックスより小さな「マグナイト」があります。

こうして見てみると日産は多くのSUVラインアップを抱えているにも関わらず、日本市場にはほとんど導入されていないことが分かりますね。

日本のコンパクトSUV事情

日本では、全長4mクラスのSUVに一定の人気があります。たとえば2021年の新車販売ランキングでは、全長3,995mmのトヨタ ライズが6位につける人気車種となりましたし、全長4,135mmのジュークはロングセラーでした。

4m前後のサイズは、狭い道路や駐車場ではとても扱いやすい大きさ。さらに見た目よりも広々とした室内空間や、使い勝手の良さも人気の理由でしょう。

現在、日産でもっとも小さいキックスの全長は4,290mmで、ライズより上のクラスがライバル。ライズと同様のサイズのSUVといえばダイハツ ロッキー(兄弟車)、そしてスズキ ジムニーシエラかクロスビーくらいしかありません。

ホンダやマツダはライズに対抗できる車種を持っていませんが、日産にはマグナイトがありますので、もし導入するならライズのライバルになり得るわけです。

キックスよりも小さい「日産 マグナイト」

マグナイトは、2021年からインド市場向けに販売されているコンパクトSUVです。

ボディサイズは、全長3,994mm×全幅1,758mm×全高1,572mm、ホイールベースは2,500mmというもので、3ナンバーサイズではありますが最小回転半径は5.0mとライズとほぼ同じ(ライズは4.9m〜5.0m)。日本の道路事情では特に人気の出そうな大きさです。
また、最低地上高は205mmと十分な高さがあり、ラフロードでも下回りを気にすることなく走行できます。

デザインで目を引くのは大きめのフロントグリルで、シャープなLEDヘッドランプとL型のシグネチャーランプがスタイリッシュです。

リアはすっきりとしたデザインながらワイド感を感じさせるリアコンビネーションランプのデザインで、前後バンパーはSUVらしく力強い造形で存在感があります。タフな雰囲気がありながら、遊び心も存分に取り入れたデザインと言えるでしょう。

搭載されるパワートレインは、1.0L 直3ガソリンNAと同ターボで、NAには5速MT、ターボは5速MTもしくはCVTと組み合わせられます。もっともパワフルなターボエンジンの最高出力100PS/5,000rpm、最大トルクは160Nm/2,800-3,600rpm(5速MT)というスペックです。

デザインはヘキサゴンがキーワード

すっきりとシンプルな造形のインパネは六角形の空調ルーバーが特徴的で、SUVらしい存在感と機能性が感じられます。運転席のメーターは液晶ディスプレイになっており、メーター表示のほか車両の状態や燃費など必要な情報を切り替えて表示できます。

インパネ中央にはタッチスクリーンがあり、手持ちのスマートフォンをワイヤレスで接続し、音楽やナビゲーション、ハンズフリーの電話などを操作可能。グローブボックスやカップホルダーなど収納スペースも十分に用意されています。

荷室容量は後席を使用した状態で336Lを確保しており、6:4の分割可倒式シートを倒すと最大690Lまで拡大します。

安全性能に関しては、エアバッグやEBD付きABS、VDC(ビークルダイナミクスコントロール)、ESC(エレクトロニックスタビリティコントロール)など基本的な装備はありますが(一部グレードのみ)、衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い防止装置など最新の安全運転支援システムは設定がありません。ただヒルスタートアシストやアラウンドビューモニターなど、ドライブを支援してくれる装備は一部グレードに用意されています。

全長4m未満のSUVカテゴリーに参入できるマグナイト。現時点では日本への導入の情報はありませんが、キックスよりも小さいモデルの存在はユーザーの選択肢の幅を広げることができ、相乗効果も期待できます。今後の動向次第では十分導入もあり得るでしょう。

もしそうなったらキックスと同様にe-POWERの搭載や先進安全運転支援システムの充実、といった内容でライズにがっちり対抗してくるかもしれませんね。

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文・SUV FREAKS編集部

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