VWの新しいEV「ID.5」。ID.4との違いはドコ?

2021年に発表された「ID.5」は、フォルクスワーゲンBEV(バッテリーEV)シリーズのクーペSUVです。SUVの力強さと、スポーティでスタイリッシュなクーペを融合させたデザインに、最新のテクノロジーによる運動性能と安全性能が詰め込まれたID.5はどんなモデルなのでしょうか?解説していきましょう。

更新日2022/09/16

クーペスタイルのスポーティなエクステリア


ID.5はクーペSUVというカテゴリーのとおり、スポーティなクーペスタイルと力強いSUVのスタイルが融合したエクステリア(外装)が特徴です。

フロントはフォルクスワーゲンのロゴを中心に配置されたスリットと、それにつながる薄型のヘッドライト“IQ.Light LEDマトリクスヘッドライト”が先進的な印象を与えています。バンパー部分には、大きな開口部とブラックアウトされたメッシュパターンのグリルが配置され、SUVらしい力強さも感じさせます。

サイドは、なだらかなルーフラインと一体型のリアスポイラー、足元を引き締めるブラックのホイールアーチモールによってスポーティな印象。

リアは立体的な造形のコンビネーションランプと、それを結ぶように配置された横一文字のLEDライトがスタイリッシュです。

BEVモデルにとって重要な航続可能距離に影響を与える空気抵抗は0.26と低く、経済性に大きく貢献しています。

ボディサイズは、全長4,599mm×全幅1,852mm×全高1,613mm、ホイールベース2,766mmで、同社のティグアンとほぼ同じ大きさです。

選べる3タイプのパワートレイン


ID.5に搭載されるバッテリー容量は77kWhで、そこに出力の異なる3つのパワートレインが用意されています。

もっともハイパワーなID.5 GTXは、最高出力220kW(299PS)の全輪駆動で、1充電あたりの航続距離は最大で490km(WLTPモード)を走行可能。

中間のID.5 Pro Performanceと、エントリーグレードにあたるID.5 Proは、いずれも後輪駆動となり1充電あたりの航続距離は最大で520km(WLTPモード)ですが、最高出力はID.5 Pro Performanceが150kW(204PS)、ID.5 Proは128kW(174PS)と異なります。

ちなみにトップグレードのID.5 GTX では、0-100km/h加速6.3秒とスポーツカー並の加速性能を楽しめます。

インテリアはVWらしい先進的かつ機能的なデザイン


フォルクスワーゲンが「デジタルコクピット」と呼ぶインテリア(内装)は先進的で機能的です。水平基調のダッシュボードにはドライバーディスプレイとマルチメディアディスプレイが配置され、オプションでヘッドアップディスプレイも用意されています。

フォルクスワーゲンの音声制御「Hallo ID」を使用することによって、さまざまな設定やオンラインによる情報取得が可能なことにくわえて、ユーザーの好みが反映された機能の設定となる学習機能も備えています。

シートは先進的なコックピットに調和しつつも落ち着いた雰囲気に仕上がっています。後席の居住性も十分に考えられており、クーペスタイルであるにもかかわらず後席のヘッドスペースはID.4に比べてわずか12mm低いだけです。

ラゲッジ容量は通常で549L、後席シートバックを倒すと最大で1,561Lに拡大することができます。

コネクトサービスを利用した最新の安全運転支援システム

Travel Assist with Swarm Data.

ID.5には、現在のほとんどの車両に搭載されている先進安全運転支援システムに加えて、Car2X通信を使用したシステムを搭載することで、安全性の向上を図っています。

Car2X通信は、すでに欧州仕様のゴルフで採用されているシステムで、交通インフラ(たとえば信号機)などの情報や、最大800m離れた他車からの情報を受け取り、道路状況、交通状況、危険なエリア、事故や渋滞などの情報をドライバーに通知することができます。

くわえて車両のセンサーを使用した膨大なスウォームデータを使用した「トラベルアシスト」機能を搭載し、車線の維持や前方車両との距離を維持しながら一定の速度で走行できるアダプティブクルーズコントロール機能にも活用されます。

これは制限速度やカーブを加味したり、中央車線のない田舎の道路でもシステムを活用することができるとのことです。

ID.4とID.5はどこが違うの?

Volkswagen ID.4 1ST Max

ID.4はフォルクスワーゲンのBEVコンパクトSUVです。ボディサイズは全長4,584mm×全幅1,852mm×全高1,640mm、ホイールベースは2,771mmで、ほぼ同じサイズです。

エクステリアはクーペスタイルのID.5よりも落ち着いた印象ですが、BEVモデルらしく先進性や機能性が感じられる要素も数多く、都会でもアウトドアシーンでも映えるスタイリングと言えるでしょう。

インテリアはID.5とほぼ同じで、先進性や機能性を感じさせながらもモダンな雰囲気です。

パワートレインは基本的にID.5と同じですが、2022年6月にPro Performanceに4輪駆動モデル「ID.4 Pro 4MOTION」が追加されました。システム最高出力は195kW(265PS)で、航続可能距離は最大517km(WLTPモード)です。

GTXほどのハイパフォーマンスは必要ないものの、4輪駆動モデルが欲しいというユーザーにはぴったりのモデルです。

ID.ファミリーはフォルクスワーゲンの電動化戦略を担うモデルで、日本にも2022年内に導入される予定です。人気カテゴリーのコンパクトSUVや、スタイリッシュで新鮮なクーペSUVが日本市場でどこまで存在感を出せるのか楽しみですね。
【航続距離520km VW初の電気SUV】ID.4を徹底解説

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文・SUV FREAKS編集部

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