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【航続距離520km VW初の電気SUV】ID.4を徹底解説

フォルクスワーゲンの電動化戦略「e-モビリティ」に基づく新しいEV(電気自動車)モデルの第2弾「ID.4」がこのほど発表されました。ID.4はフォルクスワーゲン初の電動SUVで、EV専用のプラットフォームや拡張可能なバッテリーシステム、SUVならではの力強いスタイリングとEVの利点を活かした効率的なパッケージング、先進的なコックピットなどが特徴です。どんなモデルなのか、早速紹介しましょう。

更新日2020/10/02

EV専用プラットフォームで優れたパッケージングを実現

 VW ID.4

ID.シリーズはフォルクスワーゲンの新しいEVブランドで、第1弾はコンパクトカーのID.3、そして第2弾が今回紹介するID.4となります。

ID.4はID.3と同様、EV専用のプラットフォーム「MEB」が採用されています。重量のあるバッテリーはサンドイッチ構造で車両下部に配置され、理想的な重量配分を実現するとともに、バランスの取れた荷重配分を達成しています。

VW ID.4

プラットフォームがEV専用であるということには「エンジンモデルよりも設計の自由度が高くなる」というメリットがあります。各パーツもコンパクトですから、ホイールベースを長くすることができ、見た目以上に広い室内空間を確保することが可能です。

外装(エクステリア)上の美しさにこだわりつつ、0.28という低い空気抵抗係数(Cd値)を実現しており、機能性とデザイン性の両立を達成しています。

また、道路状況に合わせてロー/ハイビームを切り替えるマトリクスLEDヘッドライト、LEDテールライトクラスター、ライトストリップといった先進のライティング技術を積極的に取り入れ、斬新で未来的な演出と機能性も大きな特徴となっています。

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EVならではのスタイリングと先進性を感じさせるデザイン

Volkswagen ID.4

ID.4のボディサイズは全長4,584mm×全幅1,852mm×全高1,612mm、ホイールベースは2,766mmです。これは国産車のミドルクラスに相当する大きさですが、ホイールベースが長く全高が低めなので、クーペスタイルのスタイリッシュな外装という印象です。

フロント周りを見ると、薄型のヘッドライトが引き締まった表情を作り出していますが、EVモデルらしくほぼグリルレスのようなシンプルなデザインが採用されており、ID.シリーズの個性を主張しています。ボンネットのパワードームや車両後方に向かって伸びていくキャラクターラインは、SUVならではの力強さとスポーティさを強調しています。

ベースモデルで20インチ、最大で21インチのアルミホイールが装着され、力強さとスタイリッシュさを際立たせていますが、最低地上高は210mmを確保しており、穏やかなラフロードでも安心して走行できます。

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先進性を感じさせるモダンなインテリア

ID.4のインテリア(内装)は、広々とした空間を感じさせる開放的なデザインが特徴です。SUVならではの高い着座位置に加えてダッシュボードは低く抑えられています。従来のようなカウル付きのメーターフードパネルではなく、スマートフォンが横向きに配置されたようなサイズの液晶メーターパネルがステアリング後方に配置され、その右側にドライブセレクトスイッチがあります。

ダッシュパネル中央には12インチのタッチ機能付き液晶パネルが配置されています。物理的なボタンはできる限り排除され、基本的にはタッチ機能もしくはボイスコントロールで、車両の様々な機能を制御します。

フロントガラスの下にあるライトストリップはさまざまな色を発色し、ドライバーに車両の状況を知らせると同時に、車線変更の推奨や安全運転に必要な警告を行い、直感的なドライビングをアシストします。

The new Volkswagen ID.4

シートカラーやドアトリム、ダッシュボードパネルカラーにはプラチナグレーやフローレンスブラウン、ステアリングやコントロールパネルにはエレクトリックホワイトといったコントラストカラーを用意し、斬新で未来的でありながらも落ち着いた空間を作り出しています。

The new Volkswagen ID.4

荷室容量は定員乗車時で543Lを確保しており、後部座席を倒すと最大1,575Lまで拡大することができます。

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航続距離は520km

Volkswagen ID.4

ID.4に搭載される駆動用モーターの最高出力は150kW(204PS)で、0-100km/h加速は8.5秒、最高時速は160km/hと発表されています。

バッテリー容量は77kWhで、0.28の低いCd値により、航続可能距離は520kmを達成しています。駆動方式は後輪駆動となりますが、将来的には四輪駆動モデルも追加されるとのことです。

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スマートフォンと連動した最新のコネクテッド技術を搭載

Volkswagen ID.4

ID.4には先進のコネクテッド技術が搭載されています。タッチパネル式液晶ディスプレイでナビゲーションや各種設定をすることができますが、システムに向かって「Hello, ID」と話しかけることでボイスコントロール操作が可能です。

システムは状況に応じてインターネットに接続し、リアルタイムで交通情報や利用可能な充電ステーションの検索が可能です。またスマートフォンのアプリと連動させて、自宅や外出先でもバッテリーの状況や車両周辺の状況を確認したり、空調システムの設定、充電に関する指示を行うことができます。

ヨーロッパでは2020年後半にデリバリーが開始されるとのことで、当初はベーシックモデルの「1st」と装備の充実した「1st Max」という限定バージョンの登場になるようです。

 

1stの価格は4万8600ユーロ(日本円で約596万円)、1st Maxは5万8,600ユーロ(約719万円)(※2020年9月28日時点)となります。日本での発売日はまだ未定ですが、各メーカーが徐々にEV専用モデルをリリースしていますから、ID.4の登場で車両電動化の波が大きくなりそうですね。

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