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近未来的なフォルムが格好イイ。リヴィアン・オートモーティブR1T/R1S

テスラが2019年に発表したサイバートラックをはじめ、ジープ、GMC ハマーなど、アメリカではEVをベースにしたさまざまなSUVが発売されようとしています。そのなかでダークホース的な存在が、EVベンチャーのリヴィアン・オートモーティブという会社です。Amazonとも連携する新興メーカーは台風の目になることができるのでしょうか?

更新日2022/10/14

SUVのEV化が進む北米市場


ジープの本格参入をはじめ、ゼネラルモーターズのGMCからハマーのEVが発売されたり、フォードもドル箱のF150のEVモデルであるF150ライトニングをリリースするなど、なにかとかまびすしい北米のEV市場ですが、そこに新しいいくつかのメーカーが参入しようとしています。

そのなかの筆頭株がカリフォルニアに本拠を構えるリヴィアン・オートモーティブです。設立されたのは10年以上前の2009年。それから幾度もの試行錯誤を繰り返しながら車両開発を行い、2019年にAmazonの配達用バンを受注。2021年にはついに2台のEV版SUVを市場に投入してきました。

見た目の完成度も高いリヴィアン・オートモーティブのEV版SUVは、どんなクルマに仕上がっているのでしょうか?

いま注目のリヴィアン・オートモーティブとは


リヴィアン・オートモーティブ(Rivian Automotive,Inc.)は、創業者ロバート”RJ”スカリンジ氏によって2009年に設立されたアメリカのEVメーカーです。

前身はMainstream Motorsで、その後2011年にリヴィアン・オートモーティブに社名を変更して現在に至ります。

リヴィアン・オートモーティブとして最初に手掛けたのは、ミドシップタイプのハイブリッドスポーツカーでした。しかし、このクルマは計画が見合わせとなり、開発の方向性もEVと自動運転におおきく舵が切られました。

その後2017年12月にEV専用に開発したオリジナルのプラットフォームにフォードF150のボディを載せたプロトタイプを発表。

翌年のLAオートショーではオリジナルのボディを載せたピックアップトラック「R1T」と、フルサイズSUVの「R1S」が公開されました。

そして2021年には最初の量産モデルのデリバリーが始まり、テスラを脅かす存在として、いまもっとも注目を集めるEVメーカーとなっています。

全長5mオーバーのフルサイズSUV


2021年9月にデリバリーが開始されたリヴィアン・オートモーティブの「R1T」と「R1S」。基本コンポーネンツを共有する2台は、R1Tがアメリカで不動の人気を誇るピックアップトラック、R1SはフルサイズSUVです。

基本骨格のEV専用Skateboard(スケードボード)プラットフォームには、3つのバッテリーパックや電気モーターを内蔵。そこに先進的なデザインのボディが架装されます。

ボディサイズは、R1Tが全長5,514mm×全幅2,078mm×全全高1,986mm(アンテナ含む)、R1Sは若干全長が短い全長5,100mm×全幅2,078mm×全高1,963mm(アンテナ含む)という数値で、ホイールベースは3,076mmで共通です。

足まわりは、フロントが不等長ダブルウィッシュボーン、リアはマルチリンク式という組み合わせ。エアサスペンションにはアクティブダンピング機能を備え、つねに最高の乗り心地とハンドリングを提供します。

とくにオフロード走行時にはエアサスペンションが効力を発揮し、17cmのリフトアップも可能。最低地上高は20cmから最大37cmまで高めることができ、ホイールの構成によってはさらに38cmにまで上げることも可能です。

ピックアップトラックのR1Tは、4ドアの5名乗車仕様。R1Sは2列シートの5名乗車仕様のほか、サードシートが備わる7名乗り仕様が用意されます。

R1T、R1Sともにフロントのボンネット下には330Lの収納スペースが用意されているほか、R1Tには後部座席の後方ベッド部分に左右に貫通する収納スペースが確保されています。

先進的なインテリアデザイン


ステアリング前には12インチのドライバークラスター、ダッシュボード中央には15インチのメインインフォテイメントディスプレイを搭載。

天井部は全面ガラス張りのパノラミックルーフを選ぶことも可能で、明るく開放的な室内空間を演出します。

R1Sのセカンドシートは4:2:4による分割可倒式、サードシートは5:5の分割可倒式でシートはほぼフラットにまで折りたたむことが可能。

リアゲートはパワーリフトゲート機能が付き、車高の調整も駐車時には選択した車高の低さに自動で調整してくれるため、荷物の積み下ろしがしやすくなっています。

いっぽうピックアップトラックのR1Tには、オプションでIHクッキングヒーターを内蔵した専用のキャンプキッチンを用意。いつでもBBQが楽しめる装備は、アウトドアユーザーには嬉しい装備ですね。

また取り外し可能なBluetoothスピーカーを使えば、アウトドアでのパーティーが盛り上がること必至です。

約3秒で100km/hに到達するハイパフォーマンス


R1TとR1Sのパワートレインは、2つのモーターからなるデュアルモーターと4つのモーターからなるクワッドモーターを選択することができます。

駆動方式はAWDで、デュアルモーターは前後に1つづつ、クワッドモーターは4輪にそれぞれモーターが配置され、制御を行います。

その制御は、個々の車輪の出力を積極的に調整することで、4輪トルクベクタリング化(各車輪が車両の加減速、さらには方向転換までを個別に支援する機能)が可能となり、ドライバーのモード変更によってオンロードでもオフロードでも優れた走行性能を発揮します。

ちなみにクワッドモーターのスペックは、フロントに最高出力309kW(415ps)/最大トルク560Nm、リアは310kW(420ps)/671Nmというモーターをそれぞれ2つづつ配置して、総合で最高出力623kW(835ps)/最大トルク1,231Nmという出力。

その性能は車両総重量3,870kgという重い車体を、0発進から3秒で60マイル(約97km)に到達させます。

航続距離は標準のラージパックバッテリーで505km、2023年に利用可能となるオプションのマックスパックでは640kmの走行が可能です。

自動運転を見据えた安全装備の数々

RISに標準で装備されているのがDriver+という機能です。

高速道路で自動ステアリングやブレーキ、加速などを行なうハイウェイアシストをはじめ、アダプティブクルーズコントロールやレーンチェンジアシストなどの運転支援機能のほか、レーンキープアシスタンスや車線逸脱警告、死角にある車両を検知し警告するブラインドスポットワーニング、自動ハイビームなどの衝突警告&予防機能、リアクロストラフィックワーニングやパークアシスト、トレーラーアシストといった駐車支援機能、自動緊急ブレーキやダイナミックブレーキサポートといった衝突軽減機能などがDriver+には備わっています。

また、Driver+はワイヤレス機能によってソフトウェアのアップデートが行なわれ、今後も多くの機能が追加される予定となっています。

新しいEV時代の幕開け


SUVらしい雰囲気のスタイリングを持ちつつも、どこか近未来的なデザインを身にまとったリヴィアン・オートモーティブのSUV。

7万3000ドル(R1T)がスタートとなる販売価格は、フォードF150のEVちょうど中間のグレードにあたる設定で、GMCのハマーEV3X(約10万6000ドル)にくらべるとかなり廉価な印象です。

AmazonにもEVバンを納入するほか、つい先日もメルセデス・ベンツと欧州でのEVバンの共同生産を発表するなど、いまもっとも勢いのある新興EVメーカーのリヴィアン・オートモーティブに今後も注目です。

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文・SUV FREAKS編集部

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