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マツダ最大のSUV CX-90は日本でも使える?

2023年1月31日、マツダの米国部門「マツダ ノース アメリカン オペレーションズ」は、新開発のラージプラットフォームを採用した新型ミドルクラスSUV「CX-90」を発表しました。3列シートで最大8名乗車のクロスオーバーSUVで、北米市場のニーズに合わせたパワートレインやパッケージングを持つモデルです。

更新日2023/02/14

CX-90はマツダラージ商品群のフラッグシップモデル

マツダは2021年10月に、2022年以降のクロスオーバーSUV商品群の拡充計画を発表していました。CX-90は「ラージ商品群」と呼ばれるミドルクラス以上のフラッグシップに相当し、北米をターゲットとしたモデルとのことです。

ちなみに日本や欧州をターゲットとしたラージ商品群には、すでにデビューした「CX-60」があり、その上位に位置する「CX-80」は今年の秋頃に発表される予定です。つまり今回のCX-90が日本へ導入される予定は今のところないのですが、仕向地に合わせたパワートレインやパッケージングを用意しているとのことで、どんなモデルか気になるところではあります。

ではCX-90の特徴をご紹介していきましょう。

堂々とした大きさと高級感のあるエクステリア

CX-90は、マツダのデザインコンセプト「魂動(こどう)-SOUL of MOTION」に基づく躍動感あふれるデザインを基本に、フラッグシップモデルらしい堂々とした存在感や優雅で洗練された世界観を表現したプロポーションとなっています。

マツダが求める「引き算の美学」が感じられるシンプルなフォルムながら、高級感のあるクロームパーツの使い方、たとえばバンパー下部に配置された幅広のクロームガーニッシュや、21インチのブラックメタリック仕上げのダイヤモンドカットホイールなどが目を惹きます。

CX-60でも採用された、熟達した職人の手塗りにも迫る特別な塗装技術「匠塗-TAKUMINURI-」がCX-90にも採用され、「最高峰の職人技で生み出される熟成されたワインのような赤」をテーマにしたアーティザンレッドプレミアムメタリックがイメージカラーとして導入されているようです。

ボディサイズは全長201.6インチ(約5,120mm)×全幅84.9インチ(約2,156mm)×全高68.2インチ(約1,732mm)、ホイールベースは122.8インチ(約3,119mm)、最低地上高は8インチ(約203mm)です。

北米市場に合わせて用意される2種類のパワートレイン

CX-90にはガソリンエンジンとPHEVの2種類のパワートレインが用意されています。ガソリンエンジンは、新開発の3.3L 直6ガソリンターボ「e-SKYACTIV G 3.3L Turbo Inline 6」です。こちらは48Vのマイルドハイブリッドが組み合わせられ、二つの異なる出力のタイプが用意されています。

ベーシックなタイプの最高出力は280HP/5,000rpm、最大トルクは332lb-ft(約45.9kgm)/2,000rpm、高出力タイプの方は340HP/5,000rpm、最大トルクは369lb-ft(約51kgm)/2,000rpmというスペックです。トランスミッションは8速ATで、駆動方式はFRベースのAWD(全輪駆動)です。

ガソリンターボモデルのトーイングキャパシティ(牽引能力)はどちらも5,000ポンド(約2,267kg)となります。

PHEVは2.5L 直4ガソリンエンジン+モーターの「e-SKYACTIV-PHEV」で、こちらのシステム総合出力は323HP/5,000rpm、最大トルクは369lb-ft(約51kgm)/4,000rpm、トーイングキャパシティは3,500ポンド(約1,587kg)です。

日本の美意識が反映された高級感のあるインテリア

CX-90の重厚感のあるデザインはインテリア(内装)にも反映されています。ダッシュボードは水平基調のモダンですっきりとしたデザインながら、トリムの中央には「カケヌイステッチ」と呼ばれる日本のステッチ技術が採用され、精緻な仕上げとともに個性的で落ち着いた空間を演出しています。

ドアトリムや空調ルーバー、シフト周りにはつや消しのクロームパーツ、カエデ材のパネルが使用され、オプションでナッパレザーを選択することで上質な空間を楽しむことができます。3列シートのどの席に座っても複数の素材の調和が感じられる仕上がりで、日本の美意識とともに落ち着いてくつろげるよう工夫されています。

2列目シートはベンチシートもしくはキャプテンシートを選択でき、キャプテンシートの場合はウォークスルーで3列目シートへとアクセスできます。また3列目シートでも利用可能なUSB-Cの充電ポート、空調ルーバー、上品な室内照明などで、快適な移動が楽しめます。

フル乗車でもかなり積める!?荷室&ユーティリティ

CX-90の荷室容量は、フル乗車時の状態でも450Lあり、2列目シートと3列目シートを倒すと最大2,129Lの容量まで積載することが可能です。またラゲッジフロアの下にも追加の収納スペースがあり、ロングドライブやアウトドアレジャーでも安心してたくさんの荷物を積むことができます。

乗車人数に合わせてシートを倒すことで長尺物の積載が可能で、リアのハンズフリーパワーゲートも用意されています。

マツダの先進安全運転支援システムを搭載

CX-90には、他のマツダモデルと同様、先進安全運転支援システム「i-ACTIVSENSE」が搭載されています。これにはスマートブレーキサポート(衝突被害軽減ブレーキ)、ブラインドスポットモニター、レーダークルーズコントロール、リアクロストラフィックアラート、レーンキープアシストなどが含まれます。またグレードによっては360°ビューカメラなどさらに安全性を高めた機能も用意されています。

CX-90は北米市場をターゲットとしたLサイズのクロスオーバーSUVモデルです。日本の道路事情だとかなり大きく、走る道路や駐車場を選んでしまいますが、北米ではファミリーカーとしてこれぐらいの大きさやパワーが必要ということでしょうね。日本市場に合わせたCX-80の登場が楽しみです。

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文・SUV FREAKS編集部

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