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これは反則?最高出力800馬力のハイブリッドSUV爆誕!ホンダ CR-V ハイブリッドレーサー

その圧倒的なパワーから、アメリカでは「HPDビースト」や「CR-Vの服を着たINDYCARウルフ」などとも呼ばれているホンダCR-Vハイブリッドレーサー。 北米ホンダのレース部門であるホンダ・パフォーマンス・デベロップメント(HPD)が制作したこのCR-Vには、2024年のインディカー・シリーズに投入される予定のパワーユニットが搭載されています。

更新日2023/03/24

ホンダCR-Vハイブリッドレーサーとは?


CR-Vハイブリッドレーサーは、HPDのエンジニアと米ホンダの北米自動車設計部門(NAAD)のデザイナーによって設計され、ホンダ自動車開発センター(ADC)のホンダ・オブ・アメリカレーシング・チーム(HART)が製造を手がけたというモンスターマシンです。

HPD社長兼テクニカルディレクターのDavid Salter氏が「電動化とハイブリッド技術、100%再生可能燃料を使ってどこに行くことができるのかを調査するための、いわば私たちの電動化された実験室」と表現しているように、見た目はCR-Vの面影を留めているものの、その中身は最先端のハイブリッド技術が詰め込まれています。

2.2L V6ターボ+ハイブリッドの800馬力ユニット


CR-Vハイブリッドレーサーが搭載するのは、ボルグワーナー社製EFR7163ターボチャージャーを2基セットした2.2L V型6気筒エンジンにEmpel製電気モータージェネレーターユニットを組み合わせたハイブリッドユニットです。

バッテリーの代わりにSkeleton社製のスーパーキャパシタ蓄電システムを使うのは、エネルギーの回収と使用が繰り返されるレース用ユニットのため。

蓄電と放電を繰り返す使い方には、バッテリーよりもキャパシタのほうが向いているという理由です。

そのほかMcLaren Applied Technologies Tag 400iエンジンコントロールユニットや、XTRAC製6速トランスミッション、使用燃料もShell(シェル石油)の100%再生可能なレース用燃料などによって、最高出力は800馬力を発生します。

CR-Vの面影はあるものの中身は別物


CR-Vハイブリッドレーサーは、クロモリ製のチューブラーフレームを基本に設計されています。

リアの巨大なリアウイングが目を引くNAADによるホディワークは、ベルトラインから上の部分はCR-Vのスチールボディで下半分はカーボンコンポジット構造という構成。

カーボンコンポジットの下部には、巨大なフロントスプリッターとルーバー付きのフレアフェンダーが組み込まれるいっぽうで、標準ボディを流用する上部にはガラス製ウインドウやサンルーフなどがそのまま使われています。

ベルトラインから上の部分は標準生産となるCR-Vのスチールボディが使われているため、ガラス素材のウインドウやサンルーフなどを備えてるほか、運転席および助手席にはバタフライハーフカットドアを採用することで、ボディワークが完成されています。

足まわりは、アキュラNSX GT-3 Evo22のフロントサスペンションと、インディカーのダラーラIR-18のものを改造したリアサスペンションを組み合わせています。

ブレーキはアキュラNSX GT-3 Evo22のブレンボ380mmをフロントに、リアにはサスペンションに適合したブレンボ355mmカスタムブレーキをそれぞれセット。

ホイールは2Elle Engineering製でフロントが20×10.5インチ、リアは20×11.0インチで、タイヤはファイアストン製Firehawk Indy500のフロント285/35R20、リア305/35R20を装着します。

NTTインディカー・シリーズとは?


アメリカのオープンホイールレース総括組織であるインディカー(INDYCAR)が主催するモータースポーツのなかで、フォーミュラカーを使用したレースでは北米最高峰に位置づけられるのがインディカー・シリーズです。

インディ500を頂点に据え、オーバルサーキットを中心にロード/ストリートコースを組み合わせたスケジュールでレースが開催され、2003年以降はホンダやトヨタの参戦もあって国内外で注目を集めるようになりました。

エンジンのレギュレーションは、2.2L V6以下のツインターボ直噴エンジンとなっていましたが、2024年から既存の2.2LエンジンにHPD/シボレー/イルモア(イギリスのレース専門エンジンビルダー)が協力して開発したハイブリッド型パワーユニット(PU)が導入される予定。

使用燃料は、2023年シーズンからはShell製の100%再生可能燃料が使われているなど、ホンダ CR-Vハイブリッドレーサーはまんま2024年のインディカーのパワーユニットが搭載されているのです。

2023年のNTTインディカー・シリーズで見られるかも

HPD Honda CR-V Hybrid Racer

およそ800馬力というとてつもないスペックを誇るモンスターマシンのCR-Vハイブリッドレーサー。

同車が搭載するハイブリッドパワーユニットは2024年のNTTインディカー・シリーズで正式にデビューする予定ですが、CR-Vハイブリッドレーサーは、2023年の同シリーズにデモンストレーションやイベントなどでひと足早くお披露目される予定となっています。

「The Beast」というコードネームを与えられ、1980〜90年代のGTカーやグループBラリーカーを彷彿とさせるシルエットを持ちつつも、パワートレインやドライブトレインには21世紀の最新テクノロジーを組み合わせたモンスターハイブリッドマシンを日本でもひと目みたいと考えるのは私だけではないでしょう。

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文・SUV FREAKS編集部

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