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マツダ CX-3、5月の商品改良でなにが変わった?

マツダのコンパクトSUVモデルとして人気を博しているCX-3。2018年5月に、デビューから約3年間で4回目となる商品改良が行われました。さて、今回の改良で先代モデルとなにが変わったのでしょうか。

更新日2018/07/10

バージョンアップされたCX-3クリーンディーゼル

マツダ CX-3 XD L Package 2018

 

2018年5月17日、CX-3の商品改良が同社によるプレスリリースで発表されました。プレスリリースには、今回の商品改良について以下のように書かれています。

 

今回の商品改良では、“気品ある美しさと先鋭さ”をテーマに、操縦安定性、エンジン、デザイン、安全性能といった幅広い領域において改良を施すことにより、お客さまが日常的に使用されるシーンにおいて、「乗員の感覚と一体となった走行性能」と「優れた環境・安全性能」を高次元で実現しています。

 

SKYACTIV-D 1.8

 

 

最大の改良ポイントは、1.5Lから1.8Lへとサイズアップしたクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.8」といって間違いないでしょう。プレスリリースには「SKYACTIV-D 1.8」について以下のように書かれています。

 

マツダ初採用となる新開発クリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.8」は、日常シーンでの燃費および環境性能を向上させるとともに、高回転域における高トルクにより、力強く伸びやかな加速を実現。

 

プラス300ccの排気量アップにより、従来の1.5Lモデルと比較して、最高出力が8kwアップした85kwとなっていますが、最大トルクは同じ270N・m(27.5kgf・m)というスペック。余裕のある出力特性で環境性能とドライビングプレジャーの両立を図ったアップグレードと受け止めるべきでしょうね。

 

 

2.0Lガソリンエンジンも進化を続ける…

つい現在のマツダの売りであるディーゼルエンジン「SKYACTIV-D」の進化に目がいってしまうCXシリーズですが、しかしガソリンエンジン「SKYACTIV-G」も進化を続けているのです。このあたりはマツダの意地を感じるところ。

 

SKYACTIV-G 2.0

 

今回の商品改良で「SKYACTIV-G 2.0」ガソリンエンジンには、CX-5にも採用されている「エッジカットピストン」や「新ノズル付き拡散インジェクター」などの新技術が搭載され、全回転域にわたるトルクと、実用燃費が向上しています。

 

他にも低抵抗ピストンを採用することで、機械抵抗を低減、実用燃費の改善と静粛性の向上につながっているとのことですが、マツダのこうした一連のエンジン改良に関しては、今年10月以降、日本でも導入される新燃費基準であるWLTCモード(Worldwide harmonized Light duty Test Cycle)に対応するためなのかもしれません。

 

 

エンジンだけじゃない!CX-3の改良ポイント

今回の商品改良は当然エンジンにとどまりません。エクステリアではフロントグリル、LEDリアコンビネーションランプ、アルミホイールなどの変更があり、より上質感の向上を狙っています。

 

また進化著しい運転支援機能においても、夜間の歩行者認識精度を向上させた「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)夜間歩行者検知機能付」をマツダ車で初採用しています。加えて、全車速追従機能付「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)」をCX-3で新採用。そのほかにも「自動防眩ミラー」標準装備。「360°ビュー・モニター」は全車メーカーオプションと安全性の確保とドライバーの負担を軽減しています。

 

また、乗員にとって重要な要素が乗り心地。フロント/リアドアのアウターパネルの板厚向上に加え、リアドアガラスの板厚をフロントドアと同じ4mmとし、ドアシールの遮音性とルーフ部の吸音性をあわせて向上することで、より静かな室内空間を実現しています。

 

フロントシート座面クッションには、CX-8と同様の高減衰ウレタンを採用し、座り心地と乗り心地を向上させています。

 

今回の改良により、一層商品力を高めたCX-3。強力なライバルひしめくコンパクトSUVマーケットでどのような評価を受けるか、興味深いですね。

 

 

CX-3 スペック

 

・SKYACTIV-D XD

全長×全幅×全高(mm):4,275×1,765×1,550

エンジン:SKYACTIV-D 1.8 

エンジンの種類:1.8L水冷直列4気筒DOHC16バルブ直噴ターボ

エンジン最高出力(kW<PS>/rpm):85〈116〉/4,000

エンジン最大トルク(N・m<kgf・m>/rpm):270〈27.5〉/1,600~2,600

WLTCモード燃費 (km/L):20.0

販売価格:¥2,436,480(税込)~

 

・SKYACTIV-G 20S

全長×全幅×全高(mm):4,275×1,765×1,550

エンジン:SKYACTIV-G 2.0 

エンジンの種類:2.0L 水冷直列4気筒DOHC16バルブ

エンジン最高出力 (kW<PS>/rpm):110〈150〉/6,000

エンジン最大トルク(N・m<kgf・m>/rpm):195〈19.9〉/2,800

WLTCモード燃費 (km/L):2WDのATは16.0、2WDの6MTは16.2、4WDは15.2

販売価格:¥2,127,600(税込)~

 

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