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三菱 アウトランダーの維持費ってどれくらい?

三菱 アウトランダーは、2005年に発売開始されたミドルサイズSUVです。2代目である現行モデルは、広い室内と優れた悪路走破性を持つだけではなく、プラグインハイブリッドのPHEVを設定するなど、幅広いユーザーに支持されています。このアウトランダーの維持費は、どれくらいなのでしょうか?そしてPHEVは本当に経済的なのでしょうか?実際の購入金額とともに検証してみましょう。 ※この記事は2018年7月に販売されているモデルについて解説します。

更新日2018/08/31

アウトランダーってどんなクルマ?

アウトランダーの現行モデルは、2012年10月に発売。衝突被害軽減ブレーキシステムや車線逸脱警報システムを備えた予防安全技術「イーアシスト」を装備。さらに、同年12月には、プラグインハイブリッド車のアウトランダーPHEVを設定するなど、従来のSUVにはなかった先進技術を導入。また、近年話題となっている3列シート車も設定されています。

パワーユニットは、2.0L2.4Lの直列4気筒ガソリンと、2.0L 直列4気筒+モーターのPHEVがラインナップされています。

もちろん、4WDモデルには三菱独自のS-AWCによって高い悪路走破性能も備え、本格的なオフロード走行も得意としています。悪路でも安心して走行できるため、アウトドアレジャーに最適なモデルです。

そんなアウトランダーのスペックと実際の購入価格を見てみましょう。

 

 

アウトランダーのスペック

・アウトランダー 20G

全長×全幅×全高:4,695mm×1,810mm×1,710mm

ホイールベース:2,670mm

車両重量:1,490kg

乗車定員:7名

トランスミッション:INVECS-III 6速スポーツモード CVT

サスペンション:(前)マクファーソンストラット式/(後)マルチリンク式

タイヤ:225/55R18

駆動方式:2WD

エンジン:2.0L 直列4気筒SOHC

最高出力:110kW(150PS)/6,000rpm

最大トルク:190N・m(19.4kgf・m)/4,200rpm

JC08モード燃費:16.0km/L

 

・アウトランダー 24G

全長×全幅×全高:4,695mm×1,810mm×1,710mm

ホイールベース:2,670mm

車両重量:1,560kg

乗車定員:7名

トランスミッション:INVECS-III 6速スポーツモード CVT

サスペンション:(前)マクファーソンストラット式/(後)マルチリンク式

タイヤ:225/55R18

駆動方式:4WD

エンジン:2.4L 直列4気筒SOHC

最高出力:124kW(169PS)/6,000rpm

最大トルク:220N・m(22.4kgf・m)/4,200rpm

JC08モード燃費:14.6km/L

 

・アウトランダーPHEV M

全長×全幅×全高:4,695mm×1,800mm×1,710mm

ホイールベース:2,670mm

車両重量:1,830kg

乗車定員:5名

サスペンション:(前)マクファーソンストラット式/(後)マルチリンク式

タイヤ:215/70R16

エンジン:2.0L 直列4気筒DOHC+モーター

最高出力:87kW(118ps)/4,500rpm

最大トルク:186N・m(19.0kgf・m)/4,500rpm

フロントモーター最高出力:60kW(82ps)

リアモーター最高出力:60kW(82ps)

フロントモーター最大トルク:137N・m(14.0kgf・m)

リアモーター最大トルク:195N・m(19.9kgf・m)

JC08モード燃費:19.2km/L

駆動方式:4WD

充電電力使用時走行距離(プラグインレンジ):60.8km

 

アウトランダーには上記のように3つのパワーユニットがあり、20Gは2.0Lガソリンエンジンで2WD、24Gは2.4Lガソリンエンジンで4WD、そしてPHEVは2.0Lガソリンエンジン+モーターで、4WDとなっています。

 

 

アウトランダーの乗り出し価格

アウトランダーPHEVの最廉価グレードである、Mの乗り出し価格は以下のようになります。

車両価格:3,659,472円(税込)

自動車取得税:0円(エコカー減税により免税)

自動車重量税:0円(エコカー減税により免税)

自動車税(7月登録の場合):26,300円

自賠責保険料(37か月):36,780円

リサイクル料金:11,390円

登録諸費用(参考価格・消費税込):51,400円

乗り出し概算額:3,785,342円

 

乗り出し価格は3,785,342円。決して安い金額ではありませんが、最新のトヨタ プリウスPHVに匹敵する60.2kmのEV走行が可能なプラグインハイブリッド車が総額400万円を切るのは嬉しいですね。また、クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金を20万円受け取ることができます。

これはメーカーオプションやディーラーオプションを含まない金額ですので、フロアマット、ナビ、ETCなどの必需品を選択すると、実際の乗り出し価格はもう少し高くなります。例えば、フロアマットは、30,369円。2DIN-7型メモリーナビゲーションは、194,270円。三菱電機製ETC2.0(DSRC)対応車載器は、44,431円。これらを装備すると269,070円高くなります。

ちなみに20Gのメーカーオプションやディーラーオプションを含まない乗り出し価格は、2,749,770万円、24Gの場合は3,062,030円となります。20Gと24Gにはエコカー減税と、クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金は適用されません。

 

 

アウトランダーの年間維持費

◎アウトランダーの燃料代

アウトランダーPHEV Mの燃費は19.2km/L。レギュラーガソリンの価格(2018年7月17日現在の全国価格)を152円として計算すると、燃料代は以下のようになります。

11,000km÷19.2km/L×152円=87,083円

燃料代は、年間に87,083円ということになりました。ちなみにJC08モード燃費が16.0km/Lの20Gの場合は104,500円。JC08モード燃費が14.6km/Lの24Gの場合は114,520円となります。

 

◎アウトランダーの任意保険料

アウトランダーPHEV Mに任意保険をつけた場合の保険料を算出しました。条件は、本人限定、走行距離11,000km、車両保険付き、ブルー、対人対物無制限です。任意保険料は以下のようになります。

 

・アウトランダーPHEV M

21歳以上で、8等級の場合:約26万円

30歳以上で、10等級の場合:約13万円

車両保険を外した場合

21歳以上で、8等級の場合:約11万円

30歳以上で、10等級の場合:約5万円

 

24G

21歳以上で、8等級の場合:約21万円

30歳以上で、10等級の場合:約11万円

車両保険を外した場合

21歳以上で、8等級の場合:約10万円

30歳以上で、10等級の場合:約5万円

 

20G

21歳以上で、8等級の場合:約24万円

30歳以上で、10等級の場合:約12万円

車両保険を外した場合

21歳以上で、8等級の場合:約12万円

30歳以上で、10等級の場合:約6万円

 

自動車保険は、十分な補償を付保したうえで、自分の車の使い方に合った見直しをするとよいでしょう。

 

 

アウトランダーPHEVは、購入価格が20G、2.4Gと比較すると100万円以上も高額になります。購入金額の差額を、維持費の安さで回収することは難しいため、経済的なグレードとは言えません。

しかし、給電システムにより緊急時や屋外のレジャーにおいて、強力な発電機としても使えるなど、通常のSUV以上の活躍が期待できるモデルであり、なによりも環境に優しいことが魅力となっています。