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ホンダ ヴェゼルの維持費ってどれくらい?
2013年12月に発売されたコンパクトSUV、ホンダ ヴェゼルは、2014年~2016年の間、SUV新車販売台数ナンバーワンになりました。2017年のSUV新車販売台数では、トヨタC-HRにトップの座を奪われてしまいましたが、現在でも高い人気を誇っています。 では、実際の維持費はどれくらいなのでしょうか?そこで、購入する際の費用も合わせてヴェゼルの維持費を調べてみましょう。 ※2018月7月時点に販売されているモデルついて解説しています。
更新日2018/08/02ヴェゼルってどんなクルマ?
ヴェゼルはフィットをベースに開発されたコンパクトSUVです。フィット譲りの使い勝手と広い居住空間に、燃費性能に優れるパワーユニットを組み合わせ、コンパクトSUV人気をけん引してきました。
2018年2月のマイナーチェンジでは、内外装のデザイン変更とともに「ホンダセンシング」が全グレードに標準装備され、安全性能が大幅に向上しています。
この記事では、ハイブリッド車の上級グレードである、ハイブリッド X ホンダセンシング(FF)の維持費について解説します。
ハイブリッド X(FF)のスペック
ヴェゼルには、1.5Lのガソリンエンジンモデルと、SPORT HYBRID i-DCDを採用した1.5Lガソリンエンジン+モーターのハイブリッドモデルがラインナップされ、それぞれで2WDと4WDの駆動方式を選ぶことがでます。ライバルのトヨタ C-HRには、4WD のハイブリッドモデルが無いので、この点はヴェゼルのアドバンテージとなっています。
・ハイブリッドX ホンダセンシング(FF)のスペック
全長×全幅×全高:4,330mm×1,770mm×1,605mm
ホイールベース:2,610mm
車両重量:1,280kg
タイヤ:215/60R16
サスペンション:(前)マクファーソン式/車軸式)
トランスミッション:7DCT
エンジン:1.5L 直列4気筒+モーター
エンジン最高出力:97kW(132ps)/6,600rpm
エンジン最大トルク:156N・m(15.9kgf・m)/4,600rpm
モーター最高出力:22kW(29.5ps)/1,313~2,000rpm
モーター最大トルク:160N・m(16.3kgf・m)/0~1,313rpm
JC08モード燃費:26.0km/L
ちなみにガソリンモデルのX ホンダセンシングは、トランスミッションがCVTで、JC08モード燃費は21.2㎞/Lとなります。
ハイブリッド X(FF)の乗り出し価格
車両価格:2,539,000円
自動車税(8月登録):20,100円
自動車取得税:25,300円
重量税:5,600円
自賠責保険料(37か月):36,780円
手続き代行費用(参考価格・税込):46,440円
預かり法定費用:6,000円
リサイクル料金:11,340円
乗り出し概算額:2,690,560円
ハイブリッド X(FF)の乗り出し価格は、2,690,560円。ちなみに、X(ガソリン車/FF)の場合、乗り出し価格は2,362,260円ですが、これにはハイブリッド Xでは標準装備されるナビ装着用スペシャルパッケージ+ETC車載器が含まれていません。もしも、オプションでナビ装着用スペシャルパッケージを選択した場合は、乗り出し価格は2,406,560 円になります。
では、このヴェゼルの維持費は、1年間にどれほど必要になるのでしょうか。
ハイブリッド X(FF)の年間維持費
ハイブリッド X(FF)のJC08モード燃費は26.0㎞/Lです。実際の燃費は使用条件によって差が出てくると思われますが、今回はメーカーが公表しているJC08モード燃費をもとに計算してみました。
年間の走行距離は11,000km。無鉛レギュラーガソリンの価格を146.2円(2018年6月23日の全国平均価格)とした場合、燃料代は以下のようになります。
11,000km÷26.0km/L×146.2=61,853円
ガソリン車のXは、燃費が21.2km/Lなので、年間の燃料代は75,858円となります。車両価格の差を考えると、ガソリン車のXのほうがリーズナブルです。
任意保険料は、本人限定、対人対物無制限、年間走行距離11,000㎞、車両保険付き、免許カラー(ブルー)、年齢制限ありの条件で、21歳以上で8等級の場合と、30歳以上で10等級の場合を算出しました。
21歳以上、8等級の場合:約24万円
30歳以上、10等級の場合:約12万円
車両保険を外すと。
21歳以上、8等級の場合:約10万円
30歳以上、10等級の場合:約5万円
同じ条件のX(ガソリン車/FF)では、車両保険を付けた場合、21歳以上、8等級が約19万円、30歳以上、10等級で約10万円です。
もちろん、免許証の色や無事故等級、そして保険会社によって保険料は異なりますが、おおむねこのくらいの費用がかかることを計算にいれておく必要があります。
ハイブリッド X(FF)のほうが任意保険料も高額で、30万円ほど車両価格が高くなるとこと踏まえて考えると、ガソリン車のXのリーズナブルさ際立つ結果になりました。しかし、i-DCD による優れた環境性能と7DCTの切れのある走りは、ハイブリッドモデルだけに与えられるもので、ガソリン車では味わうことができないもの。ホンダらしいスポーティな性能を求める方には、その差額を払う価値があるでしょう。
維持費は、車を持つことにおいて重要な項目です。なにも考えずに車種やエンジンタイプを選ぶと、意外に掛かる費用に後悔することになるかも知れません。車両価格、燃費、保険料、そして地域によって大きな差の出る駐車場料金なども考えて、車選びをしましょう。