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「スズキ・ハスラー」の特別仕様車「タフワイルド」ってどんなクルマ?
そのSUVチックな外観デザインが老若男女問わず幅広い世代に受け入れられ、近年稀に見る大ヒットを飛ばしたスズキ・ハスラーの特別仕様車「タフワイルド」が、2018年7月17日より発売になりました。 これでまでのFリミテッドⅡ(Gグレードベース)、JスタイルⅢ(Xグレードベース)とあわせて、ハスラーの特別仕様車は3つに増えたことになります。 今回は、タフワイルドを中心に、従来モデルとの違いを解説しましょう。
更新日2018/08/31
タフワイルドのエクステリアの特長
タフワイルドでまず目を引くは、Aピラーからルーフ、そしてなんとクォーターパネルまで貫くブラック2トーンのボディです。これがタフワイルドの最大の魅力であり、もっとも注目すべきポイントです。
特に斜め後ろから見た姿は強烈。もともとブラックだった前後フェンダーモールとサイドアンダーモール、リアバンパーと相まって、独特の存在感を醸し出すデザインとなっています。かなり好き嫌いが分かれるデザインではありますが、好きな人にはトコトン響く、そんな個性溢れるデザインですね。
余談ですが、3つの特別仕様車のなかで「スチールシルバーメタリック」のボディカラー設定があるのは、タフワイルドだけですので(標準車のスチールシルバーメタリックは2トーンではなく単色)、シルバー2トーン車が欲しい方は必然的にこのタフワイルドをチョイスすることになります。
また同じ特別使用車でもJスタイルⅢは、フロントバンパーとリヤバンパーのガーニッシュが、JスタイルⅢ専用デザインでワイド感を強調、フロントグリルもビレット調のスモークメッキタイプになっているなど、好みの分かれるところです。
タフワイルドのインテリアの特長
インテリアのインパネは、ボディカラー問わずオフブルーメタリックで統一。それにJスタイルⅢと同じ、ネイビー＆ブラウンのレザー調&ファブリックシート表皮が組み合わさります。そのインテリアのカラーもまた独特の一言。最初からカスタムしているような色使いは、やはり他車の追随を許さないほどです。
そして、そのポップなオフブルーのカラーパネルと、逆にシックなネイビー&ブラウン
のレザー調&ファブリックシート表皮をほどよくブレンドさせる要素のひとつとして機能しているのが、エアコンのルーバーやシフトゲートパネル、ステアリングに配されたガンメタリックのガーニッシュです。
タフワイルドの快適装備、安全装備の特長
Gグレードがベースとはいえ、他の特別仕様車と同じく、ナノイー搭載のフルオートエアコンやプレミアムUV&IRカットガラスを装着し、対女性への装備も充実していると言えそうです。
また、ディスチャージ仕様のプロジェクターヘッドランプ(オートライト)&LEDフォグランプ等、見た目も実用性もバッチリな特別仕様車と言えるでしょう。
15インチのスチールホイールを装着した特別仕様車FリミテッドⅡに、メーカーオプションのデュアルカメラブレーキサポート・バックアイカメラを装着すると、タフワイルドをほぼ同じ車両価格になります。
そのうえで、2車を比べると、LEDフォグランプとフロント2スピーカー&2ツイーター(6スピーカー)が、タフワイルドの優位装備。バックアイカメラ(要有料の電源ボックスセット)、専用カラーのシートパイピング、エアコンルーバーリング、スピーカーリング、専用デザインのラバーフロアマットが、FリミテッドⅡの優位装備となります。
特に、目に見える部分として専用ボディカラーのシートパイピング、エアコンルーバーリング、スピーカーリングは、「自分だけのハスラー」という満足度を上げるポイントとしては価値のあるアイテムですし、専用のラバーマットも変わった表面デザインですので、これも嬉しい装備と言えるでしょう。
タフワイルドは、1,487,160円という価格設定ですが、実際は2トーンルーフも込み［標準車で2トーンルーフにすると43,200円のオプション設定］の価格ですし、自動ブレーキもグレードアップしたデュアルカメラブレーキサポートを標準装備して、ベース車のG/2トーンルーフ車から170,640円アップしただけの価格ですから、筆者の個人的感想としては非常にお買い得と言えます。
兎にも角にも、2トーンの塗り分けが気に入るか気に入らないかがすべてと言っても良いくらい、エクステリアが個性的すぎる(良い意味で)クルマです。
気になる方は、ぜひスズキHPでチェックして、実車をご覧になられる事をオススメします!