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全席独立型の7人分のシートを備えたプレミアムSUV プジョー 5008

プジョー5008は、7人乗りのSUVです。現在、SUVは人気のあるカテゴリーのためあらゆるメーカーが各1車種以上はラインナップしていますが、多くのモデルは2列シートで3列シートを備えるモデルは希少です。そこでおすすめなのが、5008です。 今回はプレミアムSUVである5008のデザイン、実用性、動力性能などを詳しくご紹介していきます。

更新日2018/11/09

メーカーの中の位置づけ

プジョーは車種のラインナップが多いメーカーではありませんが、2008、3008、5008と3種類のSUVをラインアップしています。5008はその中でも最上級モデルにあたり、3008と同じEMP2というプラットフォームを採用していて、3008の姉妹車というイメージで、エクステリアやインパネデザインは共通性の見られるものとなっています。

近未来的な内外装、ブランドイメージ、デザイン性の高さは、フランス車のSUVならではのもので、他のSUVとは異なる存在感を放っており、オーナーの所有欲を十分に満たしてくれるモデルでしょう。

 

ボディサイズ

5008のボディサイズは、全長:4,640mm、全幅:1,840mm、全高:1,650mmと現在多く見られるSUVよりも一回り大きなサイズです。ホイールベースは、3008より165mm延長され、3列目のための空間を確保しています。3008はルーフエンドをクーペ風に仕上げているのに対して、5008はスクエアフォルムとなっています。

パワートレーンは、5008に用意されるパワートレーンは1.6Lのガソリンターボエンジンを搭載する「5008 Allure」と2.0Lターボディーゼルを搭載する「GT BlueHDi」の2種類です。

5008のボディサイズで、1.6Lエンジンというのはやや物足りなさそうなイメージもありますが、1400回転というごく低回転から最大トルク240Nmを発生するエンジンは想像以上に軽快な走りを可能にしています。カタログ燃費もJC08モードで13.6 km/Lと極端に燃費が悪いわけではありません。

一方「GT BlueHDi」が搭載する、2.0Lのターボディーゼルは、最大トルク400Nm/2,000rpmという豊なトルクを持ち味とし、JC08モード燃費は17.8km/Lと良好です。ガソリンエンジンが6速ATなのに対してディーゼルエンジンが8速ATを採用していることも好燃費の理由でしょう。坂道が多い地域やロングドライブの際は、頼れる相棒となってくれるはずです。

 

【5008 Allure】
全長×全幅×全高:4,640mm×1,840mm×1,650mm
ホイールベース:2,840mm
駆動方式:前輪駆動
車両重量:1,550kg(サンルーフ装着車:1,580kg)
エンジン:1.6L 直列4気筒DOHCターボチャージャー付
最高出力:121kW(165ps)/6,000rpm
最大トルク:240Nm/1,400-3,500 rpm
JC08モード燃費:13.6km/L
トランスミッション:6速オートマチック
乗車定員:7人
車両本体価格:404万円(税込)~

 

【5008 GT BlueHDi】
全長×全幅×全高:4,640mm×1,860mm×1,650mm
ホイールベース:2,840mm
駆動方式:前輪駆動
車両重量:1,690kg(サンルーフ装着車:1,720kg)
エンジン:2.0L 直列4気筒DOHCターボチャージャー付(ディーゼル)
最高出力:130(177ps)/3,750rpm
最大トルク:400Nm/2,000rpm
JC08モード燃費:17.8km/L
トランスミッション:8速オートマチック
乗車定員:7人
車両本体価格:473万円(税込)~

 

インテリアの使い勝手

5008のインテリアで特筆すべき点は独立した7人用のシートでしょう。多くの3列シートのクルマは、2列目がセパレートシートで2人用になっているかベンチシートで3人乗りなっている場合がほとんどです。

しかし、5008の場合は2列目に3人分の独立シートを採用しており、エアコンも備わっているので快適性が非常に高いのが特徴です。3列目は、子供や小柄な体型の方なら窮屈さを感じることはなく乗れてしまい、収まってしまえば予想以上に快適な空間となっているのです。

インパネセンターには8インチのディスプレイを装備。メーターパネルは12.3インチのフル液晶で先進性を感じる質感となっています。エアコン送風口下には、トグルスイッチが並び、独特な空間を演出しています。

カーゴルームは通常時で約780L、2列目シートを折りたためば約1940Lの広大な空間が出現します。大きな荷物が積めるのはもちろんのこと、車中泊にも活躍してれくるでしょう。

 

7人用の独立シートを備えるプジョー5008。高級感も非常に高くプレミアムな一台に仕上がっています。運転支援機能である自動ブレーキやレーンキープアシスト、全車追従機能付きクルーズコントロールなどの先進装備も一通り網羅しており、安全装備も十分です。

7人乗りのクルマを選ぼうとするとミニバンばかり思い浮かんでしまいますが、5008で一味違うファミリーカーを選んでみてはいかがでしょうか?

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