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ジープのラインナップにはどんなものがあるの?

売れないと言われるアメリカ車の中にあって、孤軍奮闘するメーカーがジープです。2017年度の日本国内販売台数は1万台を超え、2018年度はそれを上回る勢いで販売を伸ばしています。ここ数年のSUVブームの中にあって、本格SUVを求める層が本家ジープに行きつくのは当然ですが、近年のジープには他にも魅力的な車種がラインナップされています。それぞれの魅力を解説しましょう。 (参照:JAIA日本自動車輸入組合統計)

更新日2018/11/14

最もコンパクトなジープ、レネゲード

ジープ レネゲード 2015

ブランド初のスモールSUVが、2015年8月に発売された「レネゲード」です。その全長は4,255mmと、国産ならホンダ ヴェセルより短いボディサイズです。

エクステリアは、丸型ヘッドライトと7スロットグリル、ショートオーバーハング、台形のホイールアーチというジープ伝統のデザインモチーフを受け継ぎながら、都市部にも似合うシルエット。

搭載されるエンジンは、1.4Lのガソリンターボと2.4Lのガソリンで、ともに230N•mという高トルクを発生させます。特に2.4Lエンジンを採用する4×4のトレイルホークは、アプローチアングル30.5度、ランプブレークアングル25.7度、デパーチャーアングル34.3度、という乗用車派生のSUVモデルでは得難いスペックを誇っています。

エンジン:1.4L直列4気筒ターボ/ 2.4L 直列4気筒
全長×全幅×全高:4,255(4,260)mm×1,805mm×1,695(1,725)mm ※()はトレイルホークの数値
車両価格:299万円〜

 

ジープらしさとプレミア感を備えた、コンパス

ジープ コンパス 2017新世代ジープを強化するコンパクトSUVの最新作として2017年10月に登場した新型「コンパス」の全長は4,400mm。世界でもっとも競争が激しく、日本でも人気の高いクラスに該当します。

エンジンは、2.4L直列4気筒のみで、FFのスポーツ(Sport)とロンジチュード(Longitude)が6速オートマチックを、4×4システムを搭載リミテッド(Limited)は9速オートマチックが組み合わされます。

インテリアは、多彩なシートアレンジなどの機能性や、快適な居住性、安全性、そしてエンターテインメントを司るユーコネクト(Uconnect)システムや、メディア充電・接続ポートなど最新の機構を取り入れ、普段の使い勝手もライバルに負けず劣らずのジープになっています。

エンジン: 2.4L 直列4気筒
全長×全幅×全高:4,400mm×1,810mm×1,640mm
車両価格:323万円〜

 

初代を継承したスタイリング、ラングラー

ジープ ラングラー 20182018年11月から新型の販売が開始される、ジープ中のジープがラングラーです。伝統のスタイリングや独自の世界観は継承しつつ、快適性や安全性、燃費性能を大幅に向上させ、現在のSUVに求められる要求をクリアさせました。

日本では4ドアタイプの人気が高いことから、新開発の2.0L直列4気筒直噴ターボエンジンを搭載するロングホイールベース版の「アンリミテッドスポーツ」をメインとし、3.6L V型6気筒を積んだショートホイールベースの2ドアモデル「スポーツ」は注文生産となります。

悪路走行性能では、パートタイム4×4に加え、全車にラングラー史上初となるフルタイムオンデマンド4×4システムを採用しています。

発売を記念した「アンリミテッド・サハラ・ローンチエディション」は、スポーツと同じ3.6L V型6気筒エンジンに、レザーシート、フロントシートヒーター、ヒーテッドステアリングホイール、そして革巻きシフトノブが標準装備された特別仕様車です。

エンジン:3.6L V型6気筒/2.0L直列4気筒直噴ターボ
全長×全幅×全高(2ドア):4,320mm×1,895mm×1,825mm
(4ドア):4,870mm×1,895mm×1,840~1,845mm車両価格(アンリミテッド):スポーツが494万円〜

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高級感あるデザインと、最新装備を備えたチェロキー

ジープ チェロキー 2018

2018年10月にマイナーチェンジされたエクステリアは、ヘッドライト、デイタイムランニングライト、フォグライト、テールライトのすべてをLED化するなどで、よりいっそう精悍な外観へと変貌しています。

エントリーグレードの「ロンジチュード」は最高出力177ps、最大トルク229Nmの2.4Lエンジン。「リミテッド」と「トレイルホーク」は、新設計の2.0L直列4気筒ターボエンジンを搭載しています。

フラッグシップのグランドチェロキーほどの豪華さはありませんが、充実した装備に、ファミリーカーとしても十分に活躍できるサイズと価格が魅力です。

また、グレードはリミテッドだけですが、限定車「ロンジチュード・ローンチエディション」が設定されており、充実した装備ながらも割安な価格設定となっています。

エンジン:2.4L直列4気筒/2.0L直列4気筒直噴ターボ
全長×全幅×全高:4,665mm×1,860mm×1,700~1,725mm
車両価格:429万円〜

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ジープのフラッグシップモデル、グランドチェロキー

ジープ グランドチェロキー 2017

ジープブランドのフラッグシップが、「グランドチェロキー」です。堂々としたエクステリアデザインとクラフトマンシップが感じられるインテリア、そしてジープならではの優れた悪路走破性と高い安全性能を誇るプレミアムSUVとなっています。

エンジンは、3.6LのペンタスターV型6気筒 DOHCに、8速ATを装備。駆動系には、クォドラトラック Ⅱ4×4システム、セレクテレインシステムに、悪路では車高を上げて走破性をアップ、また乗り降りや積み下ろしの際は車高を下げるクォドラリフトエアサスペンション(リミテッドを除く)など、最新のテクノロジーが奢られます。

ジープ伝統の7スリットグリルを採用しながら、高級感のあるエクステリアに見合った豪華な内装、ユーザーの使い勝手を考えた装備などジープのプレミアムSUVにふさわしい仕上がりになっています。

このグランドチェロキーには、スポーツモデルの「SRT8」も用意されます。最上級グレードであるサミットと同様の装備にくわえ、最高出力344kW(468ps)、最大トルク624Nmをそれぞれ発生する6.4LV型8気筒エンジンを搭載。ローンチコントロール、サスペンション、トルク配分、シフトスケジュール、安定性コントロール、エンジンマッピングを調整できるセレクトラックシステムなど、ドライバーが圧倒的なパワーを手懐けるための特別な電子制御が備わっています。

エンジン:3.6L V型6気筒
全長×全幅×全高:4,835~4,880mm×1,935~1,945mm×1,805~1,825mm
車両価格:42,735,400円〜

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ジープといえば本格派SUVブランドの老舗。ゴリゴリの4駆を思い浮かべる方も多いと思います。しかし、現在のジープは、都会でも似合うファッショナブルなエクステリアのクロスオーバーであり、レネゲートやコンパスなどは2WDモデルも設定。より日常的な使い方を許容するクルマに仕上げられています。くわえて、価格は輸入車でありながら欧州車よりも国産SUVに近い設定。ここ数年、販売が伸びているのも無理はありません。