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2018年10月25日発売のジープ ラングラーの変更点は?

10月25日、11年ぶりにフルモデルチェンジを果たしたジープ・ラングラー。1987年に誕生したラングラーは、ジープブランドの本格オフローダーとして根強い人気を誇る1台です。他にはないクラシカルなスタイルも魅力のひとつのラングラーですが、新型ではどのような進化を遂げているのでしょうか?

更新日2018/12/04

ラングラー伝統のデザインを踏襲

ジープ ラングラー 2018

エクステリアは、先代モデルとどこが変わったのか分からないほどのキープコンセプト。角張ったボディに丸いヘッドライト、7スリットグリル、オーバーフェンダーなど、ラングラーを形成する記号は新型になっても継承されています。既にデザインは完成されているというのが、ジープ側の判断なのでしょう。ジープ伝統のスタイルに仕上がっています。

しかし、細部をみればあらゆる部分にブラッシュアップが施されています。7スロットグリルと丸型ヘッドライトは大型化。新型発売を記念して用意されたアンリミテッド サハラ ローンチ・エディションには、丸型ヘッドライト、テールランプ、フロントフォグランプ、クリアランスランプ(デイタイム・ランニングライト)にLEDが採用されます。

ボディパネルの一部にアルミ、スイングゲートの骨格部分や内側パネルにはマグネシウムを採用するなどした結果、車両重量(V6エンジン サハラで比較)は旧型の2,040kgから1,980kgへと軽量化されました。

ラングラーのアイデンティティであるフリーダムトップピース モジュラーハードトップは、ルーフの形状を見直し、取り外しやすさの改善が図られています。

 

テレスコピック機能などの装備が新追加。さらに、後席の快適性も向上

ジープ ラングラー 2018

一見変化の少ないインテリアもブラッシュアップされています。従来はチルト機能だけだったステアリングには、テレスコピック機能を追加。シフトノブやカップホルダーも手が届きやすい位置に調整され、より乗り手に優しいクルマになりました。

さらに、プッシュ式のエンジンスターターや、キーレスEnter’N GOなど、今日的な装備も目立っています。

2列目シートは、ロングホイールベース化の恩恵で、背もたれの形状や角度を最適化。膝周りのスペースも広くなり、後席の快適性が向上しています。

 

Apple Car Play、Android Autoなど最新のインフォテイメントシステムを搭載

現代のクルマとして欠かせないインフォテイメントシステムには、Apple Car Play、Android Autoを全グレードに搭載。使い慣れたスマートフォンのナビアプリや電話、メッセージなど車載ディスプレイを介して操作することができます。

 

パークアシストを標準装備

 

安全面では、Parkview リアバックアップカメラ、ParkSense リアパークアシストを標準装備。アンリミテッド サハラ ローンチ エディションには、加えてブラインドスポットモニターとリアクロスパスディテクションも装備されます。ドライバーからは死角となる部分に車両などが入ってきた場合、ドアミラーにアイコンを表示させたりアラームを鳴らすことで、ドライバーに知らせてくれます。

 

エンジンは2.0L 直噴ターボと3.6L V型6気筒の2種類

ジープ ラングラー 2018 ジープ ラングラー 2018

エンジンは、新開発の2.0L 直噴ターボと、改良が施された3.6L V型6気筒の2種類が用意されます。

注目は、アンリミテッド スポーツに搭載される2.0Lターボエンジンで、ツインスクロール式ターボチャージャーをシリンダーヘッドに直接取り付け、低回転から高回転域まで優れたアクセルレスポンスを発揮するとともに、400Nmという強大なトルクを3,000rpmで発生。さらに、レギュラーガソリン仕様と経済性にも優れています。

一方、3.6LV型6気筒エンジンには、2ステージバリアブル・インテーク・バルブリフト機構を採用。8ATと組み合わせることで従来比23%の燃費向上を達成しました。

4WDシステムには、ラングラーでは始めとなるフルタイムオンデマンド4×4システムを全車に採用。4H AUTOモードでは、路面や天候に応じて駆動力を自動的に配分し、安全かつ快適な走行を可能にしています。

 

5ドアモデルと3ドアモデルを用意

新型ラングラーに用意されるグレードは、5ドアモデルのアンリミテッド スポーツ、アンリミテッド サハラ ローンチ エディション、3ドアモデルのスポーツ(受注生産)の3つ。アンリミテッド スポーツに新開発の2.0L ターボエンジンが搭載されたのが大きなトピック。日本では自動車税も大幅に安くなるため、ライバルに対して大きなアドバンテージになるでしょう。

■ラングラーUnlimited Sport
全長×全幅×全高:4,870mm×1,895mm×1,845mm
ホイールベース:3,010mm
駆動方式:4WD
車両重量:1,950kg
エンジン:2.0L 直列4気筒DOHCターボ
最高出力:200kW(272ps)/5,250rpm
最大トルク:400Nm(40.8kgm)/3,000rpm
JC08モード燃費:11.5km/L
トランスミッション:電子制御式8速オートマチック
乗車定員:5人
車両本体価格:494万円~

ラングラーのようなクロスカントリーモデルは、普段、オフロード走行を想定していないユーザーから見れば、やや敷居が高いことも事実。さらに、これまでは走りに特化されたモデルだけに、快適装備は二の次といったクルマづくりがスタンダードで、それゆえ購買層は限られていました。しかし、新しいラングラーは、本来の優れた悪路走破性に、今日的な実用性と経済性をプラスすることで、多くの人に慣れ親しんでもらえるモデルへと進化しています。

新型ラングラーなら、これまでゴリゴリの四駆はと敬遠していた人も、すんなり馴染めるではないでしょうか?

 

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