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スズキ勤め人が比較!エスクードとSX4 S-CROSSってどっちが買い?

スズキのSUVラインナップのなかでは、比較的大きめなボディを持つSX4 S-CROSSとエスクード。スズキの勤め人が、それぞれの魅力を探りながら、どちらが買いかを考えてみました。

更新日2020/10/07

SX4 S-CROSSとエスクード、どう違う?

まず大前提として、この2台はプラットフォームや足回りを共用する、いわゆる兄弟車という位置付けです。

スズキ SX4-CROSS

しかし、過去にはまったく別のクルマでした。まずSX4 S-CROSSですが、こちらはスポーツコンパクトとSUVのクロスオーバーモデル、SX-4が始まりです。

当時のスイフトがベースとなっており、運動性能と走りの質感の高さは、スイフトの兄貴分として高い評価を得て、後にWRCに参戦するなど注目を集めました。

スズキ エスクード 1.4ターボ 2018

一方、エスクードは歴史が古く、80年代にライトクロカンというカテゴリを開拓し一大ムーヴメントを引き起こしたクルマで、本格4WDなのにコンパクトでスタイリッシュな成り立ちは、クロスオーバーSUVの源流を作ったクルマと言えるでしょう。

それぞれまったく違う成り立ちで登場した2台ですが、現行型はプラットフォームを共用する兄弟車で、スズキ独自の電子制御4WDシステム「ALL GRIP(オールグリップ)」をともに装備するなど、オンロード走行性能を重視した、クロスオーバーSUVに位置づけられます。

 

安全装備が優れたエスクードが買い

この2台のうち、どちらが買いなのか?といえば、「エスクード」です。

エスクードは、2018年12月のマイナーチェンジで、対人対物の自動ブレーキだけではなく、スズキ国内初の「全車速追従式のアダプティブクルーズコントロール」を装着しました。

一方、SX4 S-CROSSはそもそも自動ブレーキシステム自体が搭載されておらず、速度設定方式の簡易的なクルーズコントロールがあるだけです。

加えてエスクードには、走行中の後方から近づいてくる車両を認識し、車線変更を警告してくれる「ブラインドスポットモニター」や、バック走行時に左右を警戒し、近づく車両を検知すると警報で知らせてくれる「リヤクロストラフィックアラート」、車線逸脱を物理的に抑制する「車線逸脱抑制機能」を装備し、国内で販売するどのスズキ車よりも優れた予防安全技術が搭載されました。

この差は圧倒的で、実際にSX4 S-CROSS目当てで店舗に足を運んでくれるユーザーのなかには、「自動ブレーキが無いんじゃ話にならないね」と言って、残念がる方が少なくありません。

いまや自動ブレーキ(ぶつからないようにするための技術)は、ユーザーの関心が非常に高く、クルマの売上を大きく左右するほどの装備になっているのです。

エスクードの中古車情報を見てみる

 

 

そのほかにもエスクードの方が優れている点が…

スズキ エスクード 1.4ターボ 2018

また、エスクードの1.4リッターターボエンジンは、低回転(2,100rpm)から大きなトルクを発生し、非常に乗りやすい特性を備えています。それでいてパワーも十分にあり、1,220kgの車体を軽々と加速させる動力性能を持っています。

M16A型エンジン

それに対し、SX4 S-CROSSは先代のスイフトスポーツに搭載されていた1.6LのNAエンジンです。このエンジンは高回転型で、最大トルク発生回転数は4,400rpmと、エスクードと比べると大変高い数値です。

また、4WDでまったくエスクードと同じ車両重量1,220kgであることを考えると、やはりターボエンジンのほうが走りに余裕があるのは間違いありません。

さらにコクピットは、エスクードにはカラー液晶のマルチインフォメーションディスプレイが新しく設定され、白黒のドットディスプレイのSX4 S-CROSSとはここでも差が生まれてしまいました。

インテリアも、エスクードは新しくソフトパッドをインストルメントパネルに設定、質感でも差がつく結果となります。

肝心の価格ですが、同じ4WDモデルで比べると、エスクード(6AT)が265万8960円〜、SX4 S-CROSS(6AT)は227万8800円〜と、約40万円の差となっています。

この約40万円を高いと見るか、安いと見るかは個人差があると思いますが、各メーカーから色々なクロスオーバーSUVがラインナップされているなかで、スズキのSUVを買おうという方は、おそらく吟味して吟味して、良いものを長く乗ろうという考えなのだと思います。

SX4 S-CROSSの中古車情報を見てみる

 

長く乗れば乗るほど、約40万円の差は小さなものになっていきますし、なにより最先端(スズキの現行で)自動ブレーキシステムと、全車速追従のアダプティブクルーズコントロールは後から装着できるようなものでもありません。

そう考えると、これだけの価格差があったとしても、やはり現時点ではエスクードのほうが”買い“だと思うのです。

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