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2018ロサンゼルス オートショーに登場したSUV

2018年11月30日〜12月9日に、米国ロサンゼルスのコンベンションセンターで開催された「2018ロサンゼルス オートショー」。一年を締めくくるショーには、多くの注目車種が登場しました。そのなかで、注目のSUVを5車種を紹介します。

更新日2019/01/09

ホンダ パスポート

ホンダ パスポート

今回、ロサンゼルス オートショーで、16年ぶりの復活となったパスポートは、ホンダの北米でのSUVラインアップにおいて、CR-Vと北米専用の大型SUVであるパイロットの間のクラスを埋める5人乗りのミドルサイズSUVです。

エンジンは、最高出力280psのパワフルな3.5L直噴i-VTEC V型6気筒。それに、9速オートマチックトランスミッションを組み合わせ、力強い走りを実現しています。

さらに、4輪駆動システム「i-VTM4」と、4つの走行モードを切り替え可能な「インテリジェント・トラクション・マネージメント)を組み合わせることで、一般道での洗練された走りとオフロードでの高い走破性を両立させるとともに、クラストップの広い居住空間と荷室を実現し、日常はもちろんキャンプなどのレジャーまで、幅広い使い方が可能となっています。

全幅2mのパイロットは、さすがに大きすぎますが、ひとクラス下のパスポートなら日本でも人気が出そうな気がします。

 

スバル クロストレック ハイブリッド

2019CROSSTREK HYBRID(クロストレック ハイブリッド

スバルは、XVの北米版であるクロストレックに、スバル初となるプラグインハイブリッドを発表しました。
2.0Lの水平対向直噴エンジンと、2つのモーターを組み込んだ新型リニアトロニック(CVT)、荷室下に配置した大容量のリチウムイオンバッテリーを組み合わせています。
これにより、ハイブリッド走行時には、滑らかかつレスポンスが良く、力強い加速を実現しています。

クロストレックのPHEVシステムがEVだけで走行できる距離は、27㎞と短めですが、燃費は38.0㎞/Lを記録し、最大で770㎞の航続距離を誇ります。

クロストレック ハイブリッドの日本導入予定は、いまのところありません。しばらく日本のユーザーは、マイルドハイブリッドで我慢するしかなさそうです。

 

BMW X7

BMW X7 2018

BMWのSUVラインナップで最大となるX7は、居住性と走行特性が高いレベルで融合したSAV(=Sports Activity Vehicle)モデルです。

全長5,151mm×全幅2,000mm×全高1,805mmというビックサイズのエクステリアには、現代的なエレガンスに堂々たる風格が備わっています。
室内は、7人またはコンフォートシートを採用した6人乗りで、インテリアには上質なデザインが提供されています。

エンジンは、V8と直列6気筒のガソリンターボのほかに、直列6気筒ディーゼルターボが2種類用意され、すべてに8速ステップトロニック・トランスミッションと、インテリジェント4輪駆動システム「xDrive」が組み合わされます。

さらに最新のドライバー・アシスタント・システムが数多く用意されていることも注目されています。

 

ジープ グラディエーター

ジープ グラディエーター 2018

ラングラー アンリミテッドがベースの、ダブルキャブピックアップが、グラディエーターです。

ラングラーに比べてホイールベースで493mm、ボディは787mm延長されたピックアップボディの最大積載量は、約725kgという十分な性能を誇ります。
注目は、約3.5トンという牽引性能と、渡河水深約760mm、アプローチアングル43.6度、ランプブレークオーバーアングル20.3度、デパーチャーアングル26度という性能で、ちょっとした岩場や小川も問題なく走破します。

エンジンは、3.6LのV6ガソリンと、3.0Lのディーゼルターボを用意。それに8ATが組み合わせられます。

 

BMW Vision iNEXT

BMW Vision iNEXT

2021年に生産が開始されるとアナウンスされたBMW Vision iNEXTは、近い将来における移動の可能性を示したコンセプトカーで、最新SAVのサイズとプロポーションを受け継ぐ堂々としたフォルムが、Xシリーズの未来を予感させます。

ひとつなぎになったフロントのダブルキドニーグリルに、BMW特有の4眼フェイスを現代的な解釈で表現した細くスリムなヘッドライト、さらにロングホイールベース&ショートオーバーハングがシルエットにダイナミックな印象をもたらしています。

前席は、デジタルディスプレイとステアリングホイールおよびアクセルペダルの存在が、そこがドライバーシートであることを教えてくれます。ドライビングモードは、みずから運転する「ブースト」モードと、車両に運転を任せる「イージー」モードの2つが用意され、モードの切り替えによって、ステアリングやアクセルペダルの位置が変化します。

 

新年に北米最大のデトロイトショーが控えていることもあり、ややニュースの少ないロサンゼルス・ オートショーですが、現在、世界的に流行中のSUVカテゴリーだけは別格。興味深いニューモデルが、登場しました。そのなかに、グラディエーターのようなプリミティブな成り立ちのモデルが含まれていることが、北米らしいところです。