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S-VSCのおかげでどれだけ安心して走れるか?その違いが大きく現れたヴァンガードの操作性

乗用車ベースのクロスオーバーSUVであるトヨタ ヴァンガードの操作性は、車高が高い事を除けば、同じクラスの乗用車やミニバンとそう変わりはしません。ただ、北米仕様の安全装備をそのまま受け継いでいるので、年式の割には珍しくVSC(横滑り防止装置)が標準装備されており、それによる安心感は魅力です。

更新日2019/05/22

ヴァンガードの室内装備や走行時の操作性は良い意味で「普通」

「Active & Luxury」をテーマに活発な走行性能と上質な内外装、装備を施したクロスオーバーSUVであるヴァンガードは、良い意味で「特殊なクルマ」ではありません。

何かを犠牲にしてある方面では飛び抜けた性能を持つ、という性格のクルマでは無いので、走行時のドライバーによる取り回しやハンドリングなどの操作性にせよ、車内に装備されたアイテムの操作性にせよ、特殊装備的なものは無いのです。

電子制御デバイスにせよ、電子制御4WDにせよドライバーの特別な操作が必要なわけでもありませんし、極端に特殊な環境での走行はそもそも行わない前提のクルマですから、そこは構える必要が無いと思って良いでしょう。

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2.4リッターエンジン車は手動変速も可能な7速CVT

走行時にドライバーが自由にコントロールできるのは2.4リッターエンジン車に装備されたシーケンシャルシフト、あるいは2010年2月のマイナーチェンジで追加されたパドルシフトです。

2.4リッターエンジン車は7速CVTを採用しており、前述のマイナーチェンジ以前であればフロアから伸びるシフトレバーを前後に動かすシーケンシャルシフトを操作し、任意のギア比に固定できます。

無段変速のCVTにあえて7つの段を区切る事で、マニュアルシフト感覚で操作できますからスポーティな走りをしたい場合にはそれを体感できますし、エンジンに負担がかかるような操作は受け付けませんから誤動作で危険な事にもなりません。

マイナーチェンジ以降はそれがパドルシフトになっているので、ステアリングから左手を離す事無くシフト操作が可能です。

この場合はマニュアルシフト感覚というより、F1レーサーのような感覚になるので、そこは中古車を買う際、年式により好みの方を探したほうが良いでしょう。

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電子制御S-VSCの介入による安心感

雪道など滑りやすい路面での操作性に大きく影響を与えるのがS-VSCで、エンジントルクやブレーキの制御を駆使し、滑りやすい路面で危険を感知して自動的に介入します。

横滑り防止とトラクションコントロールを兼ねたS-VSCは、「2WDか4WDか」よりもよほど雪道や滑りやすい坂道などでの安定性に寄与する装備ですが、日本での導入が義務化されたのはつい最近です。

ヴァンガードが販売されていた時期では装備されていないクルマが普通なほどでしたが、そうした安全デバイスの先進国である北米向けRAV4をベースとしたヴァンガードには標準装備されています。

滑りやすい路面での操作性は優れていると言って良いでしょう。

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坂道発進を補助するヒルスタートアシスト

オートマ車であれば坂道発進の補助などいらないと考えるのは早計で、実際にはブレーキからアクセルに踏み変える瞬間に若干下がりますし、重いクルマであればなおさらです。

そうして下がる方向への力が起きている時にアクセルを踏み込むと滑りやすい路面ではそのままタイヤが空転して、ズルズルと向きまで変えながらずり下がってしまう事もあります。

トヨタ ヴァンガードの4WD車にはヒルスタートアシストという、ずり下がりを防止する装置がついてますので、そうした路面の坂道でも安心して乗る事ができます。

 

ヴァンガードの中古車なら2.4リッター4WD車がベター

どうしても悪路走破性や余裕のエンジンパワーが欲しい場合を除けば、操作性に関してのベストチョイスは2.4リッターの4WD車です。

シーケンシャルシフトやパドルシフトは、正直なところ買ってすぐの頃に試した後は触る事も無くなると思いますが、やはりVSCと電子制御4WDの統合制御やヒルアシストスタートによる安心感が魅力でしょう。

2WD車でもS-VSCが標準装着されていますので雪道での安心感などにはそう違いはありませんが、登り坂の事を考えると中古で選ぶ場合には4WDの方がオススメです。