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次の時代は電気SUV?アウディe-tron vs メルセデス・ベンツ EQC どっちのパフォーマンスが良い?
2017年ごろから始まったEVシフトによって、欧州メーカーを始め世界中のメーカーから次々と電気自動車を発売しています。そんななか、2019年の7月にメルセデス・ベンツが、EQCの日本導入を開始。ライバルのアウディは、e-tronの導入が待たれています。SUVカテゴリーに属する2台のEVを、エクステリア、インテリア、パフォーマンスの3つの視点から紹介します。
更新日2019/10/07日常に近未来感をプラスしたエクステリア
ボディサイズは、アウディ e-tronは全長4,901mm×全幅1,935mm×全高1,616mm。メルセデス EQCは、全長4,770mm×全幅1,925mm×全高1,625mmで、堂々とした体躯です
デザインは、アウディ製クロスオーバーSUVらしいe-tronに対し、EQCはSUVとSUVクーペの中間的シルエットをそれぞれまとい、細部にEVであること主張するエレメントがちりばめらています。
まずe-tronのフロントグリルですが、最新アウディに共通する八角形のシングルフレームグリルに、EV専用となるプラチナグレーのフレームが装着されています。
同時にマトリクスLEDヘッドライトの下端には、デイタイムランニングライトとして機能する4本の水平ストラットが設置され、e-tronならではのライトシグネチャーを生み出します。
充電フラップのe-tronロゴには、高電圧を象徴するオレンジ色のアクセントカラーを配色。オプションのブレーキキャリパーも、同様のオレンジ色に塗装されます。
いっぽうEQCは、新しいディテールやアクセントによって、先進性を表現しています。
なかでもフロントまわりは、大型のブラックパネルを中心としたシンプルかつシームレスなデザイン処理と、EQモデル独特のデザインを作り出す左右のLEDヘッドライトを繋ぐ、デイタイムドライビングライトの光ファイバーチューブがポイントで、これまでのメルセデスにはなかった、まったく新しい印象となっています。
またリアフェンダーからテールゲートまで繋がったスリムなリアコンビネーションランプも、近未来感を表現しています。
EQシリーズのアクセントカラーとなっているネオンのような光を放つブルーは、EQCにも採用され、特別感を演出します。
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操作性と視認性を高めてドライバーの負担を軽減
e-tronのコクピットは、2つの大型MMIタッチレスポンスディスプレイと近年のアウディに共通するバーチャルコクピットという3つの液晶パネルによって構成されます。とくに2つの大型MMIタッチレスポンスディスプレイには、従来の設置されていた各操作スイッチを集約するとともに、ボイスコントロールシステムによる操作も可能としています。
また両サイドがオープン構造になったセンターコンソールには、親指と人差し指で操作ができるシフトスイッチを配置することで、軽快な操作感を実現しています。
EQCのコクピットは、2つの10.25インチディスプレイが横につながって配置さっれていることが特徴です。これによりディスプレイパネルは、空中に浮かんでいるようなイメージになっています。エアコンのエアアウトレットは、ローズゴールドのEQ専用デザイン。このローズゴールドは、シートやインストルメントパネルのステッチにも採用され、特別感を演出しています。
高電圧バッテリーが高出力と航続距離のカギ
電気モーターを2基搭載するe-tronには、路面状況に合わせて前後のトルク配分を適切に分配することが可能となっている、電動四輪駆動システムが採用されています。
システム出力(ブーストモード時)は、最大300kWの出力と、664Nmのトルクをそれぞれ発生。0-100km/h加速5.7秒、最高速度はリミッターにより200km/hに制限されます。
システムは、ドライバーがアクセルペダルから足を離したコースティング時、およびブレーキペダルを踏んだ制動時の2種類の方法で回生を行うとともに、制動ケース全体の90%にあたる最大0.3Gまでの減速では電気モーターのみで作動。通常のブレーキは、0.3Gを越える減速が発生したときだけ使用します。
バッテリーには最大95kWhのエネルギー容量を備えている高電圧バッテリーを採用。また優れた空力特性の貢献もあり、1回の充電で走行することのできる距離は、400km以上(WLTPドライビングサイクル)となっています。
EQCも2つの電気モーターを前後アクスルに搭載しています。総合最高出力は300kWと、最大トルク756Nmです。駆動方式は、メルセデス独自の四輪駆動システムである4MATICですが、EQCでは低中負荷領域では効率を高めるため、フロントのモーターのみで走行し、走行状況に応じてリアのモーターを作動。前後のトルクを可変的に調整することで、気持ちの良い走りや優れた走破性を実現しています。
回生ブレーキは、4種類のレベルを任意で選択することが可能。もっとも強力なモードでは、アクセルペダルの操作だけで加速・減速(完全減速はしないので注意)ができるようになっています。
バッテリーには80kWhの大容量リチウムイオンを採用。航続可能距離は、400kmとなっています。
アウディ e-tronとメルセデス EQC、手法は違えどもどちらもEVの先進性をアピールするデザイン処理や、先進的な技術が特徴です。メルセデスEQCの日本での価格は、1080万円(EQC 400 4MATIC)、対するアウディe-tornはまだ正式なアナウンスはないものの、ほぼ同様の価格になることが予想されます。