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アメリカンなSUVの中身は実はRAV4!光岡バディってどんなクルマ?
2020年11月26日、富山県富山市にある自動車メーカーの光岡自動車が、トヨタ RAV4をベースにした新型SUV『バディ(Buddy)』をリリースしました。 光岡自動車といえば、日本国内におけるもっとも新しい自動車メーカーで、1994年に「ゼロワン」、2007年にはスーパーカー「大蛇(オロチ)」をリリース。その他に、日産マーチベースの「ビュート」、マツダ ロードスターベースの「ヒミコ」や「ロックスター」といった市販車ベースでオリジナルカーを販売して、自動車好きなら知らない人はいないメーカーです。 『バディ』は、その光岡自動車が手掛けた同社初のSUVモデルです。
更新日2021/01/19光岡初のSUV、バディ
『バディ』は、”自然体でサラリと乗りこなせる相棒”をコンセプトに、70年~80年代のアメリカンSUVを彷彿させるスタイルが特徴となっています。
最近の車ではあまり見ない直線基調のカクカクとしたボディデザインに、ヘッドライトやエンブレムなども古き良きアメリカを感じさせ、それがバディの魅力ともいえます。
ベースはトヨタ RAV4で、パワーユニットはそのままRAV4からの流用です。ただし、ダイナミックトルクベクタリングAWDを備えるモデルはラインアップがありません。
またグレード構成もRAV4同様で、ガソリンは3タイプ、ハイブリッドは2タイプのグレードから選ぶことができます。
2021年6月から生産を開始し、2021年に60台、2022年以降は年間150台を生産する予定ですが、すでに2021年ぶんは予約がいっぱいで、いま申し込んでも納車は2022年になりそうです。
エクステリア・インテリアの特徴
トヨタのベストセラーSUVである「RAV4」をベースに、アメリカンビンテージ風にモデファイしたのがバディ。そんなバディはエクステリアやインテリアにも強いこだわりを感じられます。
エクステリア(外装)・インテリア(内装)のそれぞれの特徴について見ていきましょう。
バディのエクステリアの特徴
光岡自動車の50周年記念車である「ロックスター」に続く、アメリカンビンテージをテイストとした「バディ」で一際目を引くのが、角型ランプを縦に2つ配置したフロントまわりです。
フェンダー&ボンネットをオリジナルパーツに交換し、おおきく存在感がプラスされたフロントには、クロームメッキの大きなフロントグリルとバンパー(ダミー)が、当時のアメ車を彷彿とさせます。
またリアまわりは、フェンダー以降のサイドパネルとゲート部分のデザインを直線基調とするとともに、バックドアにはブラックステンレスヘアライン仕上げのガーニッシュ、赤いレンズを使ったコンビネーションランプなどが、レトロな雰囲気を盛り上げています。
それらを可能としたのは、ABS樹脂やPP(ポリプロピレン)という素材。これまで使い慣れてきたFRPよりもコストは掛かるものの、ボディの細かなディテールを再現するには必要と、バディでの使用を決めたものでした。質感も高く、見た目の違和感もないでしょう。
エクステリアカラーは、モノトーンが12色、ホワイトルーフ&サイドミラーを組み合わせるツートーンカラーが6色という構成です。
バディのインテリアの特徴
バディのインテリアは、基本的にRAV4と同様ですが、専用のレザーシートやドアトリムの一部にボディと同じ、または近いカラーを配したものとなります。
インテリアにも18のカラーを用意して、ボディカラーとのマッチングを楽しむことができるよう配慮されています。ただし、ボディカラーと指定の内装色以外の組み合わせはできないので注意が必要です。
ビンテージテイストが売りのエクステリアとは異なり、インテリアはスタイリッシュな印象です。
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RAV4との違い
バディとRAV4は同じベースであることから、類似点が多いのは当然かもしれません。そこで価格面やボディサイズ、パワートレインで比較した結果を表にまとめたので確認していきましょう。
バディとRAV4のボディサイズの違い
まずはバディとRAV4のボディサイズを比較しました。
RAV4と比較すると、バディの全長は約120〜130mm長く、一回り大きいです。その他の数値はほぼ同じとなっています。
バディとRAV4のパワートレインの違い
次にバディとRAV4のパワートレインの違いについても見ていきましょう。
パワートレインに関しては、バディとRAV4ともに2.0L 直4のガソリン車と、2.5L 直4+モーターのハイブリッド車の2種類を用意していますが大きな違いはありません。
バディとRAV4の価格の違い
最後にバディとRAV4のグレードごとの価格の違いについても確認しましょう。
バディはガソリン車で、469万7000円〜549万4500円。ハイブリッド車で、525万300円〜
589万9300円。
RAV4はガソリン車で、274万3000円〜353万9000円。ハイブリッド車で、334万3000円〜402万9000円となっており、バディの方が約190万円高くなっています。
「RAV4は好きだけど、人と同じはイヤ」「アメ車を購入したいけどその維持が大変」といった方には、バディをおすすめします。光岡自動車ではバディへの大きな反響を受け、新たな生産ラインを敷き、現在すでに注文を受けている2023年生産分の納期を大きく短縮を図っている状況です。
納車までの少し時間はかかるかもしれませんが、それでも検討する価値がある1台といえるでしょう。