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【三菱 デリカD:5 アクティブギア】買ってよかったところ・後悔したところ
三菱のデリカといえば「唯一無二」で人気のSUVの魂を持った4WDミニバンですが、その中で前期型の最終盤に限定発売された「アクティブギア」をご存知でしょうか?そんなデリカD:5アクティブギアと、新車から3年、約8万kmを共に過ごしたライターがレビューいたします。ご検討中の方は参考にして頂ければ嬉しいです!
更新日2021/09/01三菱 デリカD:5 アクティブギアとは?
中央が筆者のクルマ
デリカD:5 アクティブギア(以下アクティブギア)は、旧型デリカD:5が世に出て10年目の2017年に発売された特別仕様車です。
内外装に特徴的なオレンジのアクセントをふんだんに使い、各部ロゴや専用カラーの18インチアルミホイール、タフな存在である事を主張するフロントバンパープロテクター[2017年式はオプション装備、2018年式はバンパー一体型の標準装備]やオレンジステッチのスエード調シートなど、所有欲をくすぐるディテールを散りばめてあり、ギア(道具)感を全面に押し出した実にデリカらしいモデルです。
分かりやすい目印として、ミラーカバーやフォグランプベゼルがオレンジのデリカD:5を見たら、それはアクティブギアです!
ベースモデルは電子制御カップリングを採用した4WD(AWC)に2.2L DOHC 4気筒コモンレール式 DI-D クリーンディーゼルを組み合わせたD パワーパッケージで、両側電動スライドドアやなどの嬉しい装備も充実。また、細かい違いとして2018年式はシートが防水加工となっています。
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アクティブギアを選んだ理由
小さい頃、友達のアウトドア好きなかっこいいお父さんに憧れていたのですが、そのお父さんが乗っていたのが2世代前のデリカ スターワゴン(3代目)でした。無骨で、車高が高くて。ディーゼルエンジンの唸りと加速時の甲高いタービン音。ワクワクするギア感満点のコクピット。まさに「男の子の『好き』を集めたクルマ」がそのデリカでした。
時は流れて自身も二人の子を持つ父親になり、気付けば愛車はフリードハイブリッド(GP3)に。しかし遠出するにはパワー不足で、積載力も微妙。もうすぐ三人目も生まれる。あっという間に手狭になってしまい乗り換えを考え、その折に目に飛び込んできたのがアクティブギアのカタログ。
元々オレンジが好きで、アウトドアも好き。そしてなにより憧れのデリカ!まさに自分が欲しい一台がそこにありました。全幅が1,795mmと自宅の駐車場にぴったりサイズというのも追い風になりました。素晴らしいパッケージングをしています、デリカD:5。
買ってよかったポイント
これぞディーゼルターボ!
アクティブギアというかデリカの話になってしまうのですが、私が暮らしている長崎県はとにかく坂道が多く、荷物を満載したフリードではアクセルを踏み抜く勢いで運転しないと流れに乗る事が難しいシーンが多々ありまして、アクティブギアに乗り換えてからはその力強いトルク[360Nm(36.7kgm)/1,500〜2,750rpm]の恩恵に預かり、ストレスがなくなりました。
また、高速道路でのちょっとした坂道などでも速度の維持が楽で、他車よりも高めの着座位置も相まって長距離運転も快適です。
生活もアクティブになる!
アクティブギアに乗り始めてから、アウトドア趣味への行動力と意欲が爆発しました。
三菱自慢のAWC(オール・ホイール・コントロール:四輪駆動システム)で悪路や酷道も不安なくガンガン入って行けますし、たくましく頼もしいそのキャラクター性は、新たな場所を楽しむ為の自信やワクワクを最大限まで高めてくれます。
もちろん、同社のパジェロやスズキ ジムニー、トヨタ ランドクルーザーのような本格的なクロカン車ほどの悪路走破性はないので過信は禁物なのですが、それでも非日常を味わうには十分以上程の能力があり、乗り手をフィールドに誘う何かをこのクルマは持っています。
所有感を満たすインテリア!
私のアクティブギアは外装オレンジ部分をほとんどブラックアウトしてしまっているのですが、何故アクティブギアを買ったのか?
実は私が一番気に入っているのは内装なのです。
各部にオレンジのアクセントやステッチがあしらわれたアクティブギアですが、このインテリアが実にギア感に溢れていてイイのです。基本となっているデリカが既に10年前のモデルである為確かに随所に古さはあります。しかし、ピアノブラックのパネルやスイッチ部のオレンジ、ちょっとポップなグローブボックスステッカーなどによって逆にそのちょっと古臭い造形が無骨さを強調し、キャラクター性を強くしています。
ここがちょっと足りない!という部分も当然ある
搭載されるエンジンは先述の通り2.2Lクリーンディーゼルなのですが、ターボラグが大きくレスポンスもお世辞にも良いとは言えないため、アクセルを踏み込んでからパワーが出るまで少し慣れが必要なフィーリングです。しかしこれはエンジンの基本設計がそもそも古いため、仕方ない部分。
それから、アクティブギアにはデリカD:5の通常モデルに存在する8人乗りの設定がなく、強制的に2列目がパイロットシートのウォークスルーとなります。後席にドカドカっと荷物を積みたい時にこれが意外と不便で、欲を言えばベンチシートの選択肢も欲しかったなと思います。
他にもディーゼルの振動からくるビビリ音やバックゲートドアの重さなど欠点を挙げればいろいろとあるのですが、それでもそんな欠点はどうでもよくなるくらい、私はアクティブギアを気に入っています。
以上、オーナーから見たデリカ D:5 アクティブギアのレビューでした。この記事を読んだ方が一人でもアクティブギアに興味を持っていただけたなら、これ以上の喜びはありません。デリカはカスタムの楽しみもありますし、ズバリ唯一無二の存在です。その中の更に特別な、オレンジ色を纏ったデリカ。ぜひ日常を冒険に変える相棒としてご検討下さい。
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文・SUV FREAKS編集部
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