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国産車だけど実は外車(輸入車)なSUV6選
日本国内ではもちろん、世界的にもSUVの人気は高まっています。こうした中で、国内メーカーのSUVでも、実は海外で生産され、日本に輸入されてくる車種があるのです。今回は、国内メーカーが販売する、海外生産のSUVを紹介していきます。
更新日2022/05/16国産車だけど外車のSUVたち
トヨタ ハイラックス(タイ製)
国内メーカー唯一の、新車で買えるピックアップトラック、ハイラックス。日本では2017年から販売をスタートしていますが、海外では2015年から販売されているクルマです。
ハイラックスが生産されているのはタイになります。
先代の7代目ハイラックスから、順次日本での生産がタイに移されていき、現行型の8代目では、完全にタイで生産されるクルマとなりました。
スズキ エスクード(ハンガリー製)
2022年4月21日にハイブリッドシステムを搭載し発表された、スズキのコンパクトSUVエスクードも、海外で生産されているクルマの一つです。生産国はハンガリーで、現地のマジャールスズキ社(マジャールスズキはハンガリー語でハンガリーのスズキを意味する)が製造業者となっています。
スズキの電動化にむけた取り組みは、国内のみならずハンガリーからも始まっているようです。
日産 キックス(タイ製)
ジュークの後継車として、コンパクトSUV市場に投入されているキックス。先進のパワートレインe-POWERを搭載するキックスは、タイで生産され日本に輸入されているクルマの一つです。
電動化技術を備え、日本でも受け入れるユーザー層が多いキックスですが、なぜタイで生産されているのでしょうか。
タイは、エコカーの世界的な生産地になることを目指し、自動車メーカーに対して、電動車への投資を推奨する政策を、国を挙げて行っています。タイで電動車を生産するメーカーは、税の優遇措置を受けられるため設備投資が行いやすい環境なのです。
キックスを生産する日産はもちろん、トヨタやホンダ、メルセデスやBMWなどもタイで電動車生産を計画するメーカーとなっています。
タイで生産されたキックスは7割が日本へ輸出、残りの3割をタイ国内で販売されているということです。
かつて販売されていたこんなSUVも外車
スズキ SX4 Sクロス (ハンガリー製)
エスクードと同様に、SX4も海外で生産されるSUVです。製造業者はエスクードと同じくマジャールスズキ社となっており、こちらもハンガリーで製造された後、日本へ輸入されてきます。
東ヨーロッパ諸国へ安価な自動車を供給する拠点として、ハンガリーが選ばれ、2006年には累計生産台数100万台を達成するスズキの一大生産拠点となっています。ハンガリー経済を密接にかかわるスズキは、自動車生産以外でも結びつきを深め、グローバル企業として事業規模を拡大しているのです。
日産 デュアリス(イギリス製)
2007年に国内市場に投入されたコンパクトSUVデュアリス。メインターゲットは欧州であり、日産のヨーロッパ戦略車として生産・販売が進められました。
販売開始当初、生産はイギリスにある英国日産自動車製造会社(NMUK)のサンダーランド工場で行われ、世界各地の市場へ輸出する形を取ります。
しかし、ポンドやユーロ高といった為替市場の影響や、デュアリスの欧州での売れ行きが好調であったことから、日本への納入遅れを避けるため、2007年末に日産九州工場へ生産移管が行われます。約1年間という短い間、輸入車として販売されていた珍しいクルマとなりました。
三菱 トライトン
2006年から2011年まで、国内販売されていた三菱のピックアップトラックがトライトンです。生産国はタイで、日本での販売が終了した現在も、世界各国で販売が続けられているモデルになっています。
タイのラムチェバン工場で生産されていたトライトンは、三菱自動車再生計画を達成するための、重要モデルとして、世界戦略車の位置づけで販売されていたクルマです。
タイ市場でのピックアップトラックの人気は高く、また三菱自動車はタイから輸出を行う自動車メーカーとして、先駆け的な存在でした。2005年にはタイから輸出を行う自動車メーカーとして初めて、累計輸出台数が70万台に到達し、タイ経済にもとって重要な企業の一つとなっているのです。
国産車でも異国の雰囲気が感じられるのが魅力
SUV以外では、日産 マーチ(タイ生産)、ホンダ シビック(北米生産)など、海外で生産され日本に輸入されるクルマが少なからずあります。日本国内の自動車需要が小さくなり、国内メーカー各社の利益は、海外への販売で得られている点も、海外生産が進むポイントとなっているでしょう。
海外生産だからダメ、国内生産だから良いとは言えず、海外生産されているクルマも、十分な品質を保持し、国内生産に負けず劣らず良いクルマが多いです。ただ、車両の大きさや使い勝手などは、必ずしも日本市場にピッタリかというと、そうとは言い切れない現状もあります。
自動車のグローバル化は今後も進み、世界仕様のクルマが増えていきます。国内メーカーのクルマでも、異国の雰囲気を感じられるクルマが、どんどんと増えていくかもしれません。
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文・SUV FREAKS編集部
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