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100万円以下で狙う国産SUV・4WD特集

悪路でも高い走行性能を発揮する4WDはSUVフリークには憧れの的ですが、FFモデルと比べるとプラス20万円ぐらいはかかるもの。でも中古車であればそんな心配もいりません。そのなかでも破格といえる予算100万円で4WDモデルを探してみることにしました。探してみると、これが意外なくらい掘り出し物があるんです。

更新日2022/09/02

ヴァンガードの狙い目は2010年2月以降のモデル

7人乗り仕様もある高級SUV:トヨタ ヴァンガード

トヨタ ヴァンガード 2011

「Active&Luxury」を掲げ、2007年にデビューしたトヨタのミドルクラスSUV。クルーガーの実質的な後継車種で、3代目RAV4のロングボディ車をベースに開発されました。全長4,570mmとクルーガー(全長4,690mm)よりも全長が短くなったものの、2列5名乗車モデルのほかに3列7名乗車仕様もラインアップされていたのが特徴です。

パワートレインは2.4L直4と3.5L V6エンジンの2種類で、駆動方式は当初4WDのみでしたが、後に2.4LモデルにのみFFが追加されています。4WDシステムにはスイッチひとつでFFと4WDを自動制御する機構に加えてステアリングやブレーキなども制御する「S-VSC+アクティブトルクコントロール4WD協調制御」を搭載し、坂道でも安心して発進できるヒルスタートアシストコントロール(DAC)も採用しています。

このヴァンガードは2007年から2013年まで製造され、同年秋に販売を終了。その後2代目が製造されることはなく、3代目ハリアーへとその系譜は受け継がれました。

・狙い目は2010年2月以降のモデル
そんなヴァンガードの4WDモデルですが、100万円以下で探すのは意外と簡単。発売当初の2007年から2010年前後のモデルであれば、100万円以下で多くの中古車を見つけることが出来ます。ちなみに2010年2月にマイナーチェンジを行ない一部デザインがアップデートされていますので、見た目が新しいモデルをお探しの方は2010年以降のモデルを探すのがおすすめです。

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XVの狙い目は2014年モデル

性能、スタイル、サイズ、すべて申しぶんのないSUV:スバル XV(2代目)

XVはスバルの人気コンパクトSUVです。初代のGH系はインプレッサの派生モデルいう位置づけでしたが、2代目のGP系からはインプレッサの名前を外し、XVというシンプルなネーミングにあらためられました。

100万円で狙うのは2012年から2017年に販売された2代目モデルです。

安全運転支援システムのEyeSightはVer.2で、未装着グレードも用意されていましたが、中古車市場ではほとんどの個体がEyeSight装着モデルとなっています。

パワートレインは、1.6Lもしくは2.0L水平対向エンジンとCVT、もしくは2013年には2.0Lモデルに電気モーターを合わせたハイブリッドで、駆動方式はフルタイム4WD。

スバル独自の左右対称となるシンメトリカルAWDによる、優れた走行安定性が魅力です。

車体は全高を1,550mmに抑えながら、最低地上高を200mmに設定し、都市部の使い勝手の良さと悪路走破性能を両立している数少ないSUVです。

・狙い目は2014年モデル
2代目VXは2015年のマイナーチェンジでフェイスリフトと安全面の強化が図られました。そのためこの年式を境に、100万円以下の個体が少なくなります。

そこで、おすすめしたいのが前後サスペンションの最適化や室内の静粛性向上が行われた2014年モデル。ガソリン車にはSI-DRIVEも装備されるようになり、燃費が向上しています。また2014年11月以降に販売された2.0i-Lアイサイトは、EyeSightのバージョンが2から3に変わっており、安全性も高まっているので狙い目です。

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CX-5の狙い目は2013年以降のモデル

SKYACTIV TECHNOLOGYを初採用したSUV:マツダ CX-5(初代)

初代マツダ CX-5(KE系)

CX-5はマツダの手掛けるミドルクラスSUVで2012年にデビュー。現在発売されているのは2017年にフルモデルチェンジを行なった2代目です。初代CX-5は、SKYACTIVエンジンをはじめとするマツダの次世代技術「SKYACTIV TECHNOLOGY」を全面採用した初めての車種として、発売当時話題を集めました。

パワートレインは2.0Lガソリンエンジンの「SKYACTIV-G」に加え、2.2Lディーゼルターボエンジンの「SKYACTIV-D」もラインアップ。

さらに2013年には2.5Lガソリンエンジンも追加されています。トランスミッションは全車「SKYACITV-DRIVE」と呼ばれる6速ATのみでしたが、2代目のCX-5ではMT車も用意されました。駆動方式はFFおよび4WDが各グレードに設定されましたが、最廉価版の20CはFFのみとなっています。

・狙い目は2013年以降のモデル
初代CX-5の新車価格は、20012年の発売当初こそ200万円台前半が中心でしたが、2016年のモデル末期になると200万円台後半から300万円台が主流となっています。そのことから現在100万円以下で4WDモデルを探すとなると必然的に年式の古いものがメインに。

初年度モデルでは4WDでも50〜60万円前後という中古車もいくつかありますが、過走行車が多いので注意が必要です。おすすめは2012年12月の仕様変更によってキックダウンスイッチが全車標準装備となった2013年モデルで、この年式の4WD車は平成27年度燃料基準+10%達成車にも指定されています。

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アウトランダーの狙い目は2009年以降のモデル

パジェロに変わるフラッグシップSUV:三菱 アウトランダー(2代目)

SUVブーム以前の2005年に販売が開始され、現在は3代目まで進化した三菱のミドルクラスSUVがアウトランダーは、パジェロの後を引き継ぎ、国内では三菱のフラッグシップSUVに位置づけられます。

そのなかで100万円以下で狙えるのは、2005年から2012年まで販売された初代モデル。「2WD」「4WDオート」「4WDロック」という3つのモード選択ができる電子制御4WDシステムを搭載し、マニアに人気のモデルでした。

エンジンは2.0Lと2.4Lの直列4気筒のほか、2007年から2009年の2年間のみ3.0LのV型6気筒を搭載したモデルも販売されました。

・狙い目は2009年以降のモデル
毎年のように改良が加えられた初代アウトランダーですが、大きなマイナーチェンジは2009年に行われ、2WD、4WDともに燃費性能が向上するとともに、上級グレードではインテリアの質感もアップしました。さらに2010年にも改良が行われ燃費向上、2011年にはアクセルとブレーキを同時に踏んだときにブレーキを優先する制御も加えられました。

初代の中古車は、ほぼ100万円以下の価格で見つけることができますが、なかには過走行ぎみの個体もありますから、そのあたりに注意してクルマ選びを行いましょう。

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エクストレイルの狙い目は2011年以降のモデル

マイナーチェンジによって顔つきが異なる:日産 エクストレイル(2代目)

日産 2代目(T31型) エクストレイル

日産自動車が2000年から発売を続けているミドルサイズSUVのエクストレイル。現在販売されているのは2013年に登場した3代目モデルとなっています。

初代エクストレイルは「4人が快適で楽しい200万円の使える四駆」という触れ込みでデビュー。2007年には日産およびルノー共通の「Cプラットフォーム」を採用した2代目へと進化を遂げました。なおこの2代目エクストレイルでは、2008年に世界初のポスト新長期規制をクリアしたディーゼルモデル、20GTが発売されたことでも知られています。

2代目エクストレイルには2.0Lと2.5Lのガソリンのほか、ルノーと共同開発した2.0Lのクリーンディーゼルターボモデルを搭載。駆動方式はFFおよび「オールモード4×4i」を採用したスタンバイ式の4WDがあり、4WD車モデルに限ってのみ6速MTも設定されています。

この2代目モデルは2007年から2015年まで販売されていましたが、2013年秋にはガソリン車が先行してフルモデルチェンジを行ない3代目へ移行しています。その後2015年にディーゼル車の製造および販売が終了し、このタイミングによって2代目エクストレイルがすべて生産終了となりました。

・狙い目は2011年以降のモデル
2代目エクストレイルを中古車で探す場合、気をつけておきたいのが2010年7月に行なったマイナーチェンジについて。このタイミングで大幅なフェイスリフトが行われており、現在の日産モデルらしい顔つきへと刷新されています。さらに4WDモデルのCVT車には速度設定機能が付いたアドバンスドヒルディセントコントロールも用意され、インテリジェントキーやエンジンイモビライザーが標準装備となるなど、大幅な改良が行なわれています。

この2010年7月以降に生産された2011年モデルでも十分100万円以下で探すことが出来ますので、ぜひ2011年以降で良質な4WDモデルを見つけてみてください。

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フォレスターの狙い目は2011年以降のモデル

珍しいMT仕様の4WDモデルが見つかるかも:スバル フォレスター(3代目)

3代目 スバル フォレスター

1997年から発売されているスバル フォレスター。プラットフォームをインプレッサと共用するクロスオーバータイプのSUVで、現在販売されているのは2018年登場の5代目モデルです。

フォレスターは各世代それぞれ人気が高いのですが、今回ピックアップするのは2007年から2012年まで販売された3代目モデル。2代目よりも車高が高くなり、より一層SUVライクな見た目となったのがポイントです。またリアサスペンションがストラットからダブルウィッシュボーンに変更されたため、室内空間、特に荷室の使い勝手が向上しています。

パワートレインは2.0Lフラット4のNAとターボエンジンがそれぞれ用意され、駆動方式は4WDのみ。トランスミッションは4速ATのほかに5速MTも設定されていて、2010年にはマニュアルモード付きのE-5ATも用意されています。

・狙い目は2011年以降のモデル
この3代目フォレスターは年式によって中古車価格のばらつきがあり、初年度モデルでは50万円以下でも見つけられる一方、2012年の最終モデルは200万円近い価格の個体も存在しています。そこで基準にしたいのが2010年10月に行なわれたマイナーチェンジのタイミング。これによって新設計のFB20型エンジンが採用され、フロントのデザインも変更されています。2011年以降のモデルでも十分100万円以下で見つけられるので参考にしてみてください。

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ムラーノの狙い目は2012年モデル

2代目でも十分見つかる:日産 ムラーノ

日産 ムラーノ

2002年に北米市場で先行発売され、後に逆輸入という形で日本でもデビューした日産 ムラーノ。ミドルサイズよりもひと回り大きなSUVで、先進的なスタイリングは北米でも大きな話題を集めました。なお日本での発売を開始した2004年にはグッドデザイン賞も受賞しています。2008年にはフルモデルチェンジを行ない2代目へと進化しており、現在は2014年デビューの3代目モデルが販売されています(日本未発売)。

初代ムラーノのパワートレインは2.5L 直4と3.5L V6エンジンの2種類で、搭載エンジンに合わせてCVTと4速ATが組み合わされています。駆動方式はFFと4WDの2種類ですが、4WDの設定はV6モデルのみとなっていました。続く2代目ムラーノでは搭載エンジンにかかわらず全車4WDが先行発売され、2年遅れでFFモデルが追加されています。

・狙い目は2012年モデル
ムラーノは新車価格が高めに設定されており、2代目ムラーノの最終モデルは500万円近いグレードも用意されていました。そんなムラーノも中古車であれば100万円以下で十分狙うことが可能です。特に2011年1月にマイナーチェンジを行なった後期型の2代目ムラーノでも100万円以下で見つけられるので、探すのであれば2012年モデルを中心にしてみてください。

100万円以下のムラーノ 4WDを見てみる

 

いかがでしたでしょうか。新車では気になるFFと4WDの価格差も中古車になればほとんど気にならなくなります。ただしチョイスするモデルによってはFF車の方が流通量が多かったり、4WD車の方が個体差(前オーナーの扱い等)が大きかったりすることもありますので、それらを加味しながらベストバイモデルを見つけてみてください。

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