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いすゞの万能SUV、ミュー ウィザードを振り返る

昭和の時代、トヨタや日産とともに、日本自動車業界の御三家に数えられていた、いすゞ自動車。1990年代には、RVブームに乗り新型モデルをいくつも世に送り出しました。今回はその中から、ウィザードについて詳しく紹介します。

更新日2019/04/03

ミューの派生モデル、ミュー ウィザード

いすゞ ミュー ウィザード 初代

いすゞが販売していたミューの派生モデルとして、1995年にミュー ウィザードが発売されました。その後、1998年のモデルチェンジの際、ミューのサブシリーズから独立するかたちで車名がウィザードに変更されました。

 

ヨンクのイメージを覆すオールラウンドで快適な乗り心地

いすゞ ミュー ウィザード 2代目 2000

2代目ウィザードのボディサイズは、全長4,515mm×全幅1,785mm×全高1,740mm(4AT)/1,690mm(5MT)、ホイールベース2,700mm、最低地上高205mm、最小回転半径は5.6mと、ミドルサイズのSUVでした。

搭載されていたエンジンは、3.0L 直噴ディーゼルターボと、3.2L V6ガソリンの2種類。とりわけ、3.0L 直噴ディーゼルターボは、これまでのディーゼルエンジンのメリットである高い耐久性に加え、さらに低燃費でよりスポーティーな走りと静粛性を高め、排出ガスのクリーン化も実現しました。

もちろん、肝心な動力性能にも磨きがかかり、DOHC16バルブの採用によりアクセル踏み込み時のストレスもなく、軽量アルミ合金の採用によりエンジンは軽量化され、フリクションロスを抑えました。

他にもターボチャージャーの過給効果によって107kW(145ps)という高出力と2,000rpmという低回転時に294Nm(30.0kgm)大トルクを発生。トルクフルで扱いやすいディーゼル車ならではの感覚を堪能できるものでした。

サスペンションは、フロントにダブルウィッシュボーン+トーションバースプリング、リアにはトレーリングリンクとアッパーリンクが各2本と1本のラテラルリンクの計5本で構成された5リンク式コイルサスペンションを採用。上級車種には、4輪のショックアブソーバーを電子制御でコントロールするセミアクティブサスペンションを採用するなど、それまでのヨンクイメージを覆す、オールラウンドで快適な乗り心地と操縦安定性を実現していました。

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スタイリッシュな外観と優れた居住性を備えていた

いすゞ ミュー ウィザード 2代目 2000

頑丈なボディカラーキードバンパーに、マルチリフレクターヘッドランプを採用し、最上級グレードのLSEには、ビルトインバンパーフォグランプや電動チルト&スライド式ガラスサンルーフを標準装備しました。
明るくワイドな視界で開放的な気分を味わえるキャビンは、大人5人が乗っても広々したもの。内装トリムと大型シートのカラーにはベージュを採用。LSEには本革シートを装備するなど、リラクゼーションスペースと呼ぶに相応しい快適な空間となっています。

いすゞ ミュー ウィザード 2代目 2000

また、リアシートは6:4の分割可倒式で、荷物の量と乗員数に応じてスペースを有効に作り出すことができるほか、リアシートすべてを折り畳むことで最長1,700mm、最大容量2,273Lという大きなラゲッジスペースが出現し、キャンプ用品などもたっぷり乗せることができます。さらにフロントシートバックを後方に倒すと、快適フラットシートになるなど、多彩なシートアレンジも魅力でした。

元祖SUV!いすゞ ビッグホーンの歴史を振り返る

現在は、トラックやバスメーカーというイメージですが、かつていすゞは、このウィザードのような、どんな使い方にも応えられる万能SUVを生み出していました。自動車好きの記憶に残る車種を多く生産してきたいすゞの名車を、調べてみるのも面白いかもしれませんね。

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