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スズキ スイフトってどんなクルマ?

2000年に誕生したスイフトは、現在までに4度のフルモデルチェンジを経ています。初代は「安い小型車」としてデビューしましたが、2代目からは欧州車にも負けない走りと質感を備え、人気のコンパクトカーとなりました。今回は、進化を続けるスズキの小型車、「スイフト」を解説していきます。

更新日2019/07/19

スイフトの基本をおさらい

スズキ 初代 スイフト

 

初代スイフトが登場したのは2000年です。当時、人気のあった軽自動車「ワゴンR」の、普通車版であるワゴンR+のプラットフォームを使い、安くて扱いやすいサイズのコンパクトなクルマをコンセプトとして作られました。

また途中で値下げを行い、最低価格は79万円に。これは、他車の同セグメントや軽自動車と比べても破格の安さでした。

2代目スイフトが誕生したのが2004年。この2代目で、スイフトは世界戦略車として大きく成長します。これまでのスズキの普通車は、軽自動車の拡大版として作られていました。そのため軽自動車のプラットフォームを拡張して作られていましたが、2代目スイフトからは専用設計のプラットフォームが採用されました。車体の剛性が格段に高まり、足回りも欧州車を意識したものに変わりました。

丸みを帯びた低重心のボディデザインは、現在の4代目までキープコンセプトとして受け継がれています。このデザイン性の高さと走行性能の高さを評価され、グッドデザイン賞、日本カーオブザイヤー特別賞、RJCカーオブザイヤーを受賞しました。

世界戦略車としても大成功をおさめ、ハンガリー、インド、中国での生産が始まり、日本国内から世界全体に至るまで、「安さのスズキ」から「走りのスズキ」へイメージ転換することに成功しました。

3代目は2010年、4代目は2016年に発表され、軽量化、トレッド拡大、ホイールベースの拡大など、2代目で生まれたコンセプトをキープしながら、より次元の高い走行性能と質感を実現しています。

スズキ スイフトのスペックを紹介

 

スイフトの長所は?

スズキ スイフトスポーツ 2017

 

スイフトが他社のコンパクトカーと比べて大きく秀でている部分は、「素直に意のままに操縦できるクルマ」という点です。2代目スイフトの登場まで、小気味よく走るコンパクトカーは日本にほとんどありませんでした。

フォルクスワーゲンのポロやゴルフ、プジョーやシトロエンなどのフランス車に代表される欧州車が台頭しており、日本においてコンパクトカーは「安くて走ればそれでいい」という時代でした。

そんな時代に彗星のごとく登場したZC型スイフトは、車室内には豪華な装備や、機能的な収納などは少ないものの、スッキリと無駄のないインパネデザイン、小径で太めのステアリングホイールに少し重めのしっかりと手ごたえのあるステアリングフィールを兼ね備えています。

国内他メーカーの作るコンパクトカーには目もくれず、欧州ホットハッチに対して真っ向から勝負をしにいきました。

ボディの四隅ギリギリに配置されたタイヤがしっかりと踏ん張り、長めに取られたホイールベースは直進安定性を増します。コーナリング中は弱アンダーステアではあるものの、ステアリングの操作に対して機敏にフロントノーズが反応し、ドライバーを中心に旋回していきます。

無駄なピッチやロールが抑えられ、舵角を修正したりずれることなくドライバーの想像通りの走行ラインがトレースできるのが、スイフトの素晴らしい点です。

クルマが大きく重くなっている現代においても、ライトウェイトスポーツを具現化し、高いレベルで実現しているのがスイフトというクルマの魅力でしょう。

スズキ独自の「ALL GRIP」を搭載したSUV、SX4 S-CROSS

 

軽自動車のイメージが強かったスズキを、「小型車のスズキ」に変えたのがスイフトの存在です。現在のスズキ車の中でも、ブランドイメージを引っ張る存在となっていて、スイフトに込められたメッセージは、スズキのブランドメッセージだと思います。

日本車の中でも数少ない世界レベルのクルマであるスイフトは、歴史の中にも深く刻み込まれるでしょう。

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