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2019年に歴史に幕を閉じる三菱 パジェロを振り返る

クロカン4WD車として、いち時代を築いた三菱 パジェロが、2019年8月をもって日本での販売を終了し、37年という長い歴史に幕を閉じようとしています。そこで今回は、1990年代のSUVブームに重要な役割を果たしたパジェロの歴史を振り返ってみましょう。

更新日2020/07/13

初代の特徴

三菱 パジェロ 1982

三菱 パジェロは、オフロードにおける高い悪路走破性と、都会的雰囲気を併せ持った乗用車感覚の本格オフロード4WD車として、1982年に販売が開始されました。

オフロードでのハンドル操作や快適な乗り心地にとことんこだわり、1998年のマイナーチェンジで、リアに3リンクコイルに採用するモデルを追加。当時話題となりました。

初代パジェロは、世界一過酷と言われたパリダカールラリーにも積極的に参戦。このスポーツイメージも手伝って、4WDやSUVブームを牽引しました。

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2代目の特徴

2代目パジェロ SUPER_EXCEED 1991

初代デビューから9年後の1991年にデビューした2代目は、スーパーセレクト4WDを世界で初めて採用するなど、悪路走破性のさらなる向上にくわえ、安全性、居住性、動力性能など、すべてが大きく進化を遂げていました。

さらにエクステリアデザインに乗用車的な要素を加え、豊富なボディバリエーションを用意。パリダカール ラリーでは、1997年に篠塚建次郎選手が日本人ドライバーとして初めて優勝したことも、パジェロの人気を後押しすることになりました。

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3代目の特徴

3代目 パジェロ

3代目のデビューは1999年、大きな変更点は、新開発のラダーフレームビルトインモノコックボディを採用したこと。また、あらゆる路面状況において優れたパフォーマンスを発揮する、輪独立懸架サスペンションの採用、さらには、前後左右輪すべてを独立して制御する4センサー4チャンネル方式マルチモードABS、運転席と助手席にSRSエアバッグなどの安全機能を全車標準装備としました。

他にも、スーパーセレクト4WDを進化させた「スーパーセレクト4WD-II」を採用。オン、オフ問わず、優れた安定性と快適な乗り心地を実現。さまざまな部分で進化しました。

 

4代目の特徴

現行モデルである4代目の登場は、2006年です。基本構造は3代目同様のラダーフレームビルトインモノコックボディですが、高張力鋼板を採用したり溶接部位の拡大、構造用接着剤の使用などにより、ボディの剛性アップが図られていました。

4WDシステムには、スーパーセレクト4WD-IIに加え、アクティブスタビリティ&トラクションコントロールの新たな採用や、ディーゼルエンジン車を4年ぶりに再販するなど、SUV界をリードするに相応しい悪路走破性と環境性能の向上を実現しました。

 

FINAL EDITIONについて

三菱 パジェロ FINAL EDITION 2019

2019年4月24日、パジェロ37年間の集大成として特別仕様車「FINAL EDITION」が限定700台で発売されました。

人気グレードであるクリーンディーゼル車のEXCEEDをベースとし、ルーフレール、電動ロングサンルーフ、本革シート、前席パワーシート、寒冷地仕様、リヤデフロック、SRSサイドエアバッグ&カーテンエアバッグなど、人気オプションを標準装備して、限定700台で販売されます。

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ここ数年、パジェロファンや三菱ファンの間では、幾度となく復活がうわさされた三菱 パジェロですが、国内向けモデルは、2019年8月をもって、幕を閉じることになります。日本のSUVブームを築き上げ、牽引してきたビッグネームの消滅には、一抹の寂しさを感じずにはいられません。