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国産車から発表なし!SUVのカブリオレシリーズは今後流行るのか?

現在世界中を席巻しているSUV人気。日本でもスタイリッシュSUVの存在が定着してきた感もあります。そんなスタイリッシュSUVにカブリオレのラインアップも増えてきそうな気配なのですが、果たして…!?

更新日2019/05/23

SUV+クーペの次はSUV+カブリオレか!?

現在流行のスタイリッシュSUVは、既存のSUVにクーペのテイストをもたらすことで新味をもたらし、新たなカテゴリを切り拓いています。当面このカテゴリでの新モデルラッシュは続くのではないでしょうか。そうなると気になってくるのが「次の一手」です。

そのひとつのキーワードとなりそうなのが「カブリオレ」モデルのラインナップ。実際、ランドローバーの「イヴォーク」には既にカブリオレ仕様がラインナップされており、その個性的なモデルをここ日本でも販売しています。

この「イヴォーク コンバーチブル」に対抗してBMWもXシリーズにカブリオレモデルを追加するのでは、とも言われており、実はなかなか面白い展開になるのでは、とも思います。

唯一、イヴォークのみ!SUVのオープンカーの魅力とは?

 

しかし日本はカブリオレモデル不毛の地…

SUV+カブリオレ、というのは非常に面白いコンセプトですし、魅力的なモデルも期待できそうではあります。しかし、ではここ日本でその流れがくるか、といえば現状正直、疑問符がついてしまいます。

というのも、現在の日本のマーケットで成功をおさめているといえるカブリオレ/オープンのモデルは事実上マツダ ロードスターのみ、といえますし、あとは軽自動車のコペン、S660といったスポーツモデルに散見されるのみ。SUVモデルにいたってはカブリオレの用意は無論ありません。

これにはいくつか理由があると考えますが、一番の理由は日本の四季の気候が挙げられるでしょう。長い雨期があり、夏は暑く冬は寒い、そして近年では花粉や紫外線といった「外敵」の存在も挙げるべきでしょうか。つまり可変機構のソフトトップモデルにとっては望ましくない環境であるわけです。裏を返せばクルマにとって過酷なこの通年環境のおかげで、耐久性・信頼性の高いクルマ作りに繋がったのも事実なのですが…。

またクルマの税金、維持費が高いのも日本の問題点。ニーズの少ないセカンドカーとしての位置づけになりがちなカブリオレモデルに対し、メーカーもリソースを割いて開発、そして販売するのは非常にリスキー。日産が「ムラーノ クロスカブリオレ」なんて素敵なモデルを用意しても、ついにここ日本にはやってこなかったのです。

レンジローバー イヴォーク コンバーチブルは、SUVとオープンカーの魅力を高次元で融合させたクルマだった。

 

世界的な流れは日本のマーケットも動かすか?

まだSUVカブリオレの流れはスタートしたばかり、ともいえます。しかしクーペ化が進み、SUVはより先鋭化しているのも事実。これはかつてのスポーツカーが担っていた役割がSUVに代わった、といえるかもしれません。

このSUVカブリオレがマーケットで受け入れられる流れになると、日本でも非常に面白くなるといえます。これまでカブリオレ、オープンモデルはスポーツクーペなど、2シーター、あるいはリアシートはおまけ程度の実用性を割愛したモデルが多かったものですが、4~5シーターかつ実用性の高いのがSUVの基本パッケージ。

SUVならではの実用性を担保しつつ、簡易に開閉でき、耐久性にもすぐれたカブリオレモデルがリリースされるのならば、ここ日本でも十分選択肢になるのではないでしょうか。

世界的にSUVカブリオレの流れ、一定のマーケットが生まれるとすれば、当然各メーカーは日本にそのモデルを持ってくるでしょう。そうなると、国内メーカーもシェアを確保するため、既存のSUVモデルにカブリオレ仕様を追加する可能性は多分にあります。

果たしてカブリオレは「来る」のか。今後のSUVのトレンドに注目していきたいところですね。

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