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日産NV350キャラバンとトヨタハイエースを徹底比較！どっちが優れているの？
働くクルマの代表格といえば、日産 NV350キャラバンとトヨタ ハイエースです。今回はこれらの4ナンバーグレードに狙いを絞って荷室・エンジン・安全装備の比較を行います。どのような差別化がなされているのかを、スペックをもとに考えてみましょう。キャラバンとハイエースの購入を検討されている方、必見です。
更新日2019/08/15NV350キャラバンとハイエースの標準ボディを比較してみる
まずはNV350キャラバンとハイエースの荷室の比較です。
NV350キャラバンの４ナンバーグレードにあたるバン プレミアムGX 5人乗グレードは荷室長3,050mm x 荷室幅1,520mm x 荷室高1,325mmとなっています。
対して、ハイエース バンのスーパーGL 4ナンバーは荷室長3,000mm x 荷室幅1,520mm x 荷室高1,320mmの荷室寸法となっています。
4ナンバー車両同士で比較すると、全長はNV350キャラバンのほうが50mmほど長くとって設計されています。荷室幅や荷室高は0〜25mmの差がグレードによっては生じているようです。出来るだけ長い物を積み込めるようにしておくのであればNV350キャラバン、高さや幅のあるものの積み込みを考慮する場合にはハイエース バンの方を選ぶと良いかもしれませんね。
仕事のキモ。エンジンのパフォーマンスはどっちが優れているのか
たくさんものを積み込むということは積み込んだ分だけ車は重たくなりますので、出力やトルクに優れたエンジンを重要です。次はエンジンを比較してみましょう。
キャラバン バンには3種類のDOHC・水冷直列4気筒エンジンが用意されています。1つは2.0Lで最高出力96kW(130PS)/5600・最大トルク178Nm(18.1kgm)/4,400rpmのガソリンエンジン、2つ目は2.5Lで最高出力108kW(147PS)/5,600rpm・最大トルク213Nm(21.7kgm)/4,400rpmのガソリンエンジン、そして3つ目は2.5Lで最高出力95kW(129PS)/3,200rpm・最大トルク 356Nm(36.3kgm)/1,400〜2,000rpmのディーエルエンジンとなっています。
一方、ハイエース バンでは3種類の水冷直列4気筒エンジンが用意されています。1つは最高出力111kW(151PS)/3,600rpmに最大トルク300Nm(30.6kgm)/1,000〜3,400rpmの2.8Lディーゼルエンジン、2つ目は最高出力118kW(160PS)/5,200rpmに最大トルク243Nm(24.8kgm)/4,000rpmの2.7L ディーゼルエンジン、そして3つ目は最高出力100kW(136PS)/5,600rpmに最大トルク182Nm(18.6kgm)/4,000rpmの2.0Lガソリンエンジンです(ちなみにこのガソリンエンジンは2WD限定)。
ハイエース バンに搭載されるエンジンのほうが最高出力が高い傾向で、反対にキャラバンでは最大トルクが高くなっています。出力を求めるならば、ハイエースの方が良いと言えるでしょう。
基本装備ともいうべき、安全装備はどんなものがある？
NV350キャラバンとハイエース バンそれぞれの安全装備、特に各自動車メーカー独自の先進安全技術について紹介します。
NV350キャラバンは日産インテリジェントモビリティによる先進安全技術が導入されていて、アラウンドビューモニターやエマージェンシーブレーキ、ビークルダイナミクスコントロールなどが採用されています。
ハイエース バンではトヨタセーフティセンスによる先進安全技術が導入されています。プリクラッシュセーフティ、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームが代表的な内容です。ビークルスタビリティコントロールとトラクションコントロール機能も採用されています。
安全装備に関しては、ほぼ同レベルと言えるでしょう。
今回はNV350キャラバンとハイエースについて、4ナンバーグレードを使って比較を行いました。似ているクルマですが、細かいスペックやエンジン性能などに違いがありますので、購入を検討している方はご自身の使い方とあっている方を選ばれることをお勧めします。