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【SUV映えを探しに行こう!】エコで快適なアウトランダーPHEVで、山梨を堪能しよう!

国内メーカーでは、早くからEVに着手して、アドバンテージを築いてきた三菱自動車の手掛けたプラグインハイブリッドSUV、アウトランダーPHEVで山梨方面にツーリング。SUVにおけるPHEVの優位性を再確認する旅になったのでした。

更新日2020/09/15

TEXT:嶋田 智之(Shimada Tomoyuki)、 PHOTO:山田 真人(Yamada Makoto)

クルマの電化は止まることを知りません。もはやハイブリッドだとかEV(=電気自動車)だとか聞かされても、あまり特別なものと意識することはありませんし、それほど新鮮味も感じられません。
けれど、電気モーターを使って走るクルマには、電気モーターを使って走るクルマならではの楽しさ、気持ちよさ、素晴らしさがあることは確かです。

100%ピュアEVに関しては充電インフラの問題があるので、現時点では諸手を上げてすべての人にオススメするわけにはいかないまでも、ハイブリッドシステムを持つクルマなら自給自足するわけですから問題なし。

近ごろでは、車重が重いことで加速性能や燃費性能が不利となりながちなSUVにこそハイブリッドシステムはマッチングがいいんじゃないか?などと考えてるほどです。

作動した瞬間に最大限のチカラを発揮できるモーターの性質は、加速性能を難なく高められるわけだし、エンジンという内燃機関を休止させてバッテリー+モーターのみで距離を稼げる特性は、燃料の消費を抑えることに繋がるからです。

今回はハイブリッドシステムを備えるSUVのなかで、個人的にもっとも完成度が高いと感じている、三菱アウトランダーPHEVを連れ出してみることにしました。

アウトランダーPHEVは、その名のとおりプラグインハイブリッドシステムを持つSUVです。

ガソリンエンジンや回生ブレーキ(簡単にいうと、減速時に発生する運動エネルギーを電気エネルギーに変換して回収する仕組み)でバッテリーを充電するだけでなく、200Vの電源としかるべき装備さえあれば、自宅でもショッピングセンターでもコインパーキングでも充電できるし、三菱の販売店や高速道路のサービスエリアなどでは急速充電装置を使ってバッテリーを満たすこともできる、というわけですね。

普通のハイブリッドカーよりも充電を意識した作りになっているのは、このクルマが基本的にはモーターで走ることを前提にしてるから。

もちろんバッテリーの充電量が不足しているときには94kW(129PS)/199Nmの2.4L 直列4気筒のガソリンエンジンが動力源となって前輪を駆動するわけですが、前輪と後輪にそれぞれモーターが備わっていて、可能な限りそのふたつのモーターだけで走るよう作られています。ちなみに前後モーターの出力は、前輪が60kW(82PS)/137Nm、降臨は137kW(95PS)/195Nmです。

そしてバッテリーの消費量が増えたらエンジンを始動し、そこで発電した電力をも使ってモーターを駆動して走ることもできるし、追い越し加速などパワーが必要なときには、エンジンの動力をメインに、必要に応じてモーターでアシストをしながら走ることもできます。

その3つの走行モードを、状況やバッテリーの残量などに応じて自動的に切り替え、効率よく走ってくれるというわけです。

ツーリングのテーマは、美しく富士山が眺められる場所を探せ、でした。普段はなぜかあまり意識することがない冠雪なしの夏の富士山の美しいシルエットを眺めたい、と思っていたからです。

そして裏(?)のテーマは、アウトランダーPHEVのシステムを味わうこと。富士五湖の周辺を目指せば、高速道路、普通の一般道、起伏のあるワインディングロードのすべてを、バランスよく走ることができるのです。

都内の一般道では、普通に走らせていてもほとんどEVの状態。走っていて耳に入ってくるのは、タイヤが発するロードノイズだけ。車内はとても静かです。

それにモーター駆動ならではの、素晴らしく滑らかで洗練された走行フィール。車体の剛性が高く、サスペンションがしっかり動いてくれるから、乗り心地も上質な部類です。ちょっとした高級車に乗っているかのような気持ちにさせられます。

ほんの少しアクセルペダルの踏み込み量を増しただけでスッと前に出て行ける、瞬間的に立ち上がる力強さも、走らせる気持ちよさを膨らませてくれます。

高速道路に入っても好印象は変わらず。ただし高速巡航では回生ブレーキによる充電量をバッテリーの消費量が圧倒的に上回るわけで、エンジンが始動しがち。

けれどエンジンが始動しても車内のノイズが一気に高まるわけではなく、耳障りな感じもありません。というか、アクセルペダルを強く踏み込んだりしない限り、あれ?いま、エンジンかかってる?というぐらいなもので、エンジンの存在を意識させられることがあまりありません。

スイッチ操作によってエンジンの発電で満充電近くまで持っていけるバッテリー・チャージ・モードを選ぶことができるので、途中からはそちらに切り替え、富士五湖周辺のワインディングロードに備えることにしました。

その日は都内を出るときにはほぼ快晴といえる状況で、美しい富士山の姿を眺められる期待感があったのですが、富士五湖周辺に差し掛かったころには、台風の影響で雲が増えてきた様子。
1000円札の裏側と同じ角度から富士山を見ることのできる場所に辿り着いたときには、雄大な姿を雲が取り囲んでしまい、お願いしても祈っても動いてくれません。

しばらくクリアに見られる場所を探して走ってみましたが、悔しいことにどうにもなりません。

そこで行き先を甲府へと切り替えることにしました。桃や苺といった自家農園や地元特産のフルーツの果肉をゴロゴロと贅沢に使ったかき氷を食べさせてくれるところがあることを思い出したのです。

どんな状況にあっても、食い意地だけは健在なのです。

そこに至るまでのルートは、アップダウンのあるワインディングロードをチョイス。

というのも、アウトランダーPHEVのモーターによる駆動システムには、前輪と後輪の駆動力配分はもちろん、左右の駆動力と制動力のバランスを可変させることもでき、それらの電子デバイス類をまとめて制御するS-AWC(スーパー・オール・ホイール・コントロール)が備わっています。

4つのタイヤのそれぞれが駆動に回ったり制動に回ったり、状況に合わせて自動的に役割を目まぐるしく変化させてくれるので、コーナーで予想以上に膨らんでしまうことも不意に後ろが滑ってしまうようなこともなく、気持ちよく曲がってくれるのです。

バッテリーやモーターなどハイブリッドシステムを構成する重量物を持つため、アウトランダーPHEVの車重は1.9tと結構な重さなのですが、それを意識させることなくスポーティなハンドリングを味わえるのも、このクルマの美点。

このS-AWCの駆動力/制動力配分はものすごくよくできていて、以前に雪上のクローズドコースで元気よく走らせてもらえる機会があったのですが、走行モードを“スノー”にして理性的に走る限りでは怖いことは何ひとつ起こらず安定感と安心感たっぷり、けれど“ロック”にすると後輪が滑ったときには通常よりも駆動の配分が後ろ寄りになるので振り回して走ってみようというときにコントロールしやすかったし、さらに“スポーツ”をチョイスうると駆動がさらに後輪寄りになって、そのうえアクセル操作に対するトルクの立ち上がり方が敏感になるので面白いように後輪がスライドし、スポーツドライビング以外の何物でもない醍醐味をたっぷりを味わうことができたのでした。

甲府に向かう道すがら、近道になるかと未舗装の林道に足を踏み入れてもみたのですが、それくらい優秀なシステムを持ってるわけですから、まったく何事もありません。

このくらいの道なら舗装路を走ってるときと、なんら変わらない感覚で走れてしまいます。

ならば跳ね石を気遣うことなく走れる舗装の峠道の方が遙かにまし。ステアリングの裏側にあるパドルで回生ブレーキの効きの強さを段階的に調整できるので、コーナーによって効きを強くしたり緩めにすることでスピードを調整しながら山を越え、甲府市内へと入っていったのでした。

そういうハイブリッドカーだからこそ可能な走らせ方を楽しみながら、バッテリーのチャージもできてしまう。一挙両得とはこのことです。

そして抜群に美味しいかき氷に心を持っていかれ、蕎麦と名物・鳥もつ煮に舌鼓を打って、まだまだ夕暮れまで時間があったので、ひまわり畑で目と心を楽しませ、山奥の静かなダム湖でまったり癒され、帰路につくことにしました。

……すると!山梨の美味しいものと美しいところを堪能してるうちにすっかり忘れてたのですが、この日の目的だった富士山が、夕暮れ近づく空の下、美しく映えてるじゃないですか!なんという幸運。なんという日ごろの行いの良さ!

おかげで大満足のショートトリップになったのでした。

この日の総走行距離は、およそ440km。けれどあまり疲れた気がしなかったのは、パワートレーンがいかなるときでも余裕を持って力強かったこと、クルマが望んだとおりに素直な動きを見せてくれること、そして乗り味がいろんな意味で快適だったこと、の相乗効果でしょう。

アウトランダーは流行りのクーペ風のスタイリングではなく、シンプルに四角いフォルム。室内も四角く広々だから、フル乗車でのショートトリップにも綺麗に対応してくれるはず。

その姿から想像するより遙かに出来映えのいいグランドツアラーなのだと思います。

 

奥藤 住吉第六分店
住所:山梨県甲府市住吉1-14-13
TEL : 055-237-6116
営業時間:11:00-14:00、17:30-21:30
定休日:水

山梨県のB級グルメとして有名になった鳥もつ煮は、以外にも老舗の蕎麦屋「奥藤」が昭和25年ごろに提供したのが始まり。その奥藤の住吉分店で、いただいたのは夏季限定の揚げなすおろしそばと、鳥もつ煮。おそばもさることながら、注文を受けてから調理するという鳥もつ煮は、甘じょっぱい味付けで、ご飯やお酒のお供にもおすすめです。

 

土方洋蘭園 農園カフェ
住所:山梨県甲府市上町591
TEL:0552-41-3063
営業時間:11:00-17:00(4月~8月)、11:00-16:00(2、3、9、10月)
定休日:木(10月は月〜木)
営業期間:2月1日~10月31日(11月1日~1月末日は休業)

農園カフェのかき氷は、いちごや桃、柿などの果肉をそのまま凍らせ削ったなかに、凍った果肉がゴロゴロと入った珍しいタイプ。いちごは併設されるいちご狩り園で収穫されたものだし、桃や柿も提携する近くの農園から入荷したものと、まさに地産地消のかき氷なのです。ジェラートやケーキセットもおすすめですが、かき氷はぜひ味わってほしい逸品です。

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