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ポルシェ カイエンの最強モデル、ターボSEハイブリッドのポテンシャルってどんなもの?

2002年の発売以来、ポルシェを代表する人気モデルとなったカイエン。現在販売されているのは3代目モデルですが、そこに新たなモデルが追加されました。ターボをしのぐスペックを謳うハイブリッドモデルとはいったいどのようなものなのでしょうか。

更新日2019/09/20

ポルシェ カイエンを振り返る

2000年にBMWが世に送り出したX5が商業的な成功を収めて以降、ヨーロッパの自動車メーカーはこぞって大型プレミアムSUVに着手します。そのような状況下でポルシェは、フォルクスワーゲン社と共同でプレミアムSUVを開発。フォルクスワーゲンではトゥアレグという名前で大型SUVを発表し、ポルシェはカイエンとして2002年に大型SUVを発表しています。

両車とも同じプラットフォームやシャシーを共用していながらも、フォルクスワーゲンとは違ったプレステージ性を追求したカイエンは、やがてポルシェを代表する主力モデルとなりました。発売当初はベースグレードのカイエン、走行性能を高めた上位モデルのカイエンS、そしてターボチャージャーを搭載したカイエンターボの3種類がラインナップされ、のちにGTSが追加されるなど、911譲りの走りにこだわったラインナップを揃えています。

初代カイエンは2002年から2010年まで生産され、2006年にマイナーチェンジを行なっています。この時期にGTSが追加され、さらに2008年にはターボSというモデルも追加されました。2010年には初代カイエンのデザインを受け継いだ2代目カイエンがデビューし、ガソリンエンジンのほかにディーゼルモデル(日本未導入)とハイブリッドモデルが登場しました。

このハイブリッドモデルはカイエンSのみにラインナップされ、3.0L V6エンジンと電気モーターを組み合わせたパワーユニットを搭載。スペックは333PS、440Nmを発生させています。2代目カイエンは2014年にマイナーチェンジを行ない、2017年に第3世代のカイエンにバトンタッチされています。

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ターボS E ハイブリッドとはどんなクルマなのか?

カイエンターボSEハイブリッド現在日本で販売されている3代目カイエンは、ベースモデルのカイエン、カイエンEハイブリッド、カイエンS、カイエンターボでしたが、2019年8月から新たにカイエンターボSEハイブリッドがラインナップされています。こちらはカイエン史上最強のスペックを誇るモデルで、パワーユニットには550PSを発生する4.0L V8ツインターボエンジンに136PSの電気モーターを組み合わせ、そのトータルスペックは最高出力680PS、最大トルク900Nm(91.8kgm)という性能を発揮。0-100km/h加速は3.8秒、最高速度は295km/hという数値を記録しています。

フロア下に搭載されるリチウムバッテリーは14.1kWhで、Eパワードライビングモード(電気モーター)でも135km/hまで加速することができ、40km以上のゼロミッション走行が可能です。トランスミッションは8速AT(PDK)を搭載し、電子制御のマルチプレートクラッチによる「PTM(ポルシェトラクションマネジメント)」を採用。駆動方式はほかのカイエンと同じくフルタイム4WDで、足まわりには新開発のエアサスペンション(アダプティブ3チャンバーエアサスペンション)が用いられています。

さらにPASM(ポルシェアクティブサスペンションマネジメント)という電子制御のショックアブソーバーやポルシェ4Dシャシコントロールなどによって、あらゆる状況下でも車体を正しく保持し続けます。ほかにもPDCC(ポルシェダイナミックシャシーコントロール)やPTV+(ポルシェトルクベクトリングプラス)、PCBB(ポルシェセラミックコンポジットブレーキ)などといった電子制御デバイスが標準で装備されているのも特長です。

6月21日に予約受注開始、ポルシェらしい性能を発揮するカイエン S クーペ

 

クーペモデルにもターボSEハイブリッドが登場

カイエンターボSEハイブリッドクーペ現在の3代目カイエンには、クーペボディを用いたカイエンクーペもラインナップされています。こちらのラインナップは、これまでカイエンクーペ、カイエンSクーペ、カイエンターボクーペのみでしたが、新たに最強モデルとも言えるカイエターボSEハイブリッドンクーペが追加され、それとともにカイエンEハイブリッドクーペも追加。カイエンターボSEハイブリッドクーペのスペックは基本的にノーマルのカイエンターボSEハイブリッドと同様で装備内容もほぼ同じとなっています。

カイエンターボのスペックをさらに上回る峻烈な加速と異次元の走りを実現した新しいフラッグシップ。それがカイエンターボSEハイブリッドの正体でした。カイエンターボよりも300kg重い2.5tという巨体をわずか3.8秒で0-100km/h加速することができ(カイエンターボは3.9秒)、最高出力および最大トルクのいずれもカイエンターボを大きく上回るスペックは、まさにトップグレードの名に相応しい完成度を誇っています。先日ポルシェ初のEVであるタイカンがデビューし、EV時代が現実的なものとなってきた中で、カイエンのトップモデルにハイブリッドが君臨するのも時代の流れといえるのではないでしょうか。

■ポルシェカイエンターボS Eハイブリッド
全長×全幅×全高:4,918mm×1,983mm × 1,696mm
ホイールベース:–mm
車重:2,535kg
駆動方式:4輪駆動
エンジン:4.0L V型8気筒ツインターボ+電気モーター
トランスミッション:8速AT(PDK)
最高出力:680PS/5,750-6,000rpm
最大トルク:900Nm(91.6kgm)/2,100〜4,500rpm
価格:未定

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