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名車をプレイバック、日産のクロカンSUVの代名詞とも言うべき名車 日産 テラノ

日産が1986年から2006年にかけて販売していた初代テラノをピックアップします。エクステリア(外装)、インテリア(内装)、パフォーマンスともに優れたモデルで、人気となりました。それぞれの要素でどのような特徴を備えていたのか、見ていきましょう。ランクル60系のつぎに来るのは、この日産 テラノかもしれません。

更新日2019/10/10

スタイリッシュで古臭さを感じさせないエクステリア

日産 テラノ 初代

テラノのエクステリアデザインは、北米のカリフォルニアにあった日産デザインインターナショナルが手掛けました。日産デザインインターナショナルは、サンディエゴに拠点を持つ日産デザインアメリカの前身で、日本的なものから外れた都会的デザインが魅力でもありました。

詳しくエクステリアデザインを見ていくと、全体は当時のクロカンSUVに共通する角張ったものですが、後席からリアエンドにかけてのグラスエリアの処理に特徴がありました。

ピックアップトラックの荷台に装着するキャノピーのようなリアデザインは、同時期に販売されたエクサ キャノピーにも通じるもので、クーペ的なスタイリッシュさを備えていました。

そのサイドビューは、スッキリとした処理で、そこに前後タイヤハウスを確保するため、フェンダーにブリスター的な膨らみをもたせたところも当時のSUVとしては、新しい試みでした。

3ドアと5ドアが用意されていて、3ドアモデルでは後部座席への乗り降りは少し大変そうですが、開口部が少ないことにより剛性も高かったと思われます。

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水平基調のダッシュボードはスッキリとしいてシンプルなデザイン

日産 テラノ 初代

インテリアはクロカンSUVらしく水平基調で形成されています。コックピット周りに注目すると、スポーティーな4本スポークステアリングホイールやアナログ式メーターにくわえ、ダッシュボードセンターに取り付けられている傾斜計と高度計が時代を感じさせます。
そのいっぽうで室内は、ゆったりと寛ぐことができそうな余裕のあるシートが運転席・助手席そして後部座席に装備されています。
上級グレードではリクライニング機能付きスプリットシートやサードアームレストを標準装備していたなど、快適性の向上を突き詰めたSUVとなっていました。
このようにオフロードでの走行性能と街乗りでの使い勝手・快適性が考えられた車種ということもあり、その点はさすがと言えるでしょう。
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力強いエンジンはクロカンSUVには必須条件

日産 テラノ 初代

当初、エンジンは新開発の2.7L 直列4気筒OHVディーゼル(TD27型)のみで、そこに5速MTとパートタイム4WDが組み合わされていました。

販売開始から1年後の1987年には、3.0L V型6気筒SOHC ガソリンエンジン(VG30i型)を追加設定。同時に、ガソリンモデルに4速ATが設定されなりました。
さらに、1988年にはディーゼルターボ(TD27T型)を搭載した仕様も登場し、ディーゼルにもAT使用を設定するなど、この時期は毎年、バリエーションを拡充し、販売台数を増やして行きました。

エンジンスペックは、ディーゼルのTD27型が最高出力85PS/4,300rpmと最大トルク18.0kgm/2,200rpm、ターボを追加したTD27T型が100PS/4,000rpmと22.0kgm/2,200rpm(1994年モデルは、115PS/4,000rpm、24.80kgm/2,200rpm)、ガソリンのVG30i型が155PS/4,800rpmに25.30kgm/4,000/rpmとなっていました。

日産 テラノ 初代

サスペンションは、フロントがダブルウィッシュボーン、リアは5リンク式コイルリジッドという組み合わせで、乗り心地の向上とオフロード車両としての悪路走破性の両立を図りました。
特に上級モデルであるサファリと同じリアの5リンクコイルリジッドは、コイルスプリングが乗り心地を高めるとともに、頑強なリジッドアクスルによって優れた走行能力を発揮させます。
また、一部のグレードを除いて、スイッチで減衰力の切り替えが可能な2ウェイショックアブソーバーが装備され、こちらも乗り心地に貢献していました。

都会的雰囲気を纏ったSUVの先駆けとも言える要素が詰まったテラノは、デザインもさることながら、その走行性能も魅力のひとつでした。
味があるSUVに乗ってみたい、シンプルなオールドスタイルのデザイン好き、そのように考えている方は、初代テラノを選択肢のひとつに入れてみてはいかがでしょうか。

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