プロモーション

欧州で発表された新型ジュークの注目ポイントは？

2019年9月3日、イギリス(ロンドン)、フランス(パリ)、イタリア(ミラノ)、スペイン(バルセロナ)、ドイツ(ケルン)の5都市で、2代目の日産ジュークが発表されました。初代モデルが登場してから9年余り、満を持してのフルモデルチェンジが敢行された新型ジュークについて見て行きましょう。

更新日2019/10/23

シルエットはキープコンセプト、ボディサイズが拡大

日産ジューク 2019

コンパクトSUVの先駆者として、大ヒットしたジューク。新型のボディサイズは、全長4,210㎜、全幅1,800㎜、全高1,580㎜となり、全長75mm、全幅35mm、全高15mmと、それぞれ拡大。

ホイールベースも従来型の2,530mmから2636㎜へど延長され、直進安定性の向上と、キャビンスペースの拡大につながっています。
足元は、19インチホイールの装着も可能として、ジュークのキャラクターであるスポーツテイストを強めています。

エクステリアは、のびやかなボンネットからキャビンへと続く流麗なボディラインと、クーペスタイルのシルエット、特徴的なヘッドライトの配置は、2代目となっても変わらず。

特徴的だったボンネット上のポジションランプは、進化したVモーショングリルの上部両端に配置され、Y字のシグネチャーを形成しています。これらランプ類は、すべてLEDになります。

ラゲッジスペースは、従来の354Lから422Lまで大きくなり、ラゲッジには床下収納を完備しています。リアシートの6：4分割は従来型と同様です。

日産ジューク 2019

スタリングの進化もさることながら、新型ジューク最大のトピックは、ダウンサイジングされたエンジンでしょう。

新搭載の1.0L直列3気筒DIG-Tターボエンジンは、最高出力86kW(117PS)/5,250rpm、最大トルク180Nm/1,750rpm(オーバートルクファンクション付きは200Nm)。トランスミッションは、6速MTまたは7速DCTで、DCTにはパドルシフトが装備されます。

ドライブモードセレクトはエコ、スタンダード、スポーツの3段階に切り替えが可能。デュアルクラッチの7速DCTと、大トルクを発生するダウンサイジングターボが軽快かつ力強い走りを実現してくれそうです。

ジュークとしてははじめてプロパイロットが搭載されました。

また、先進運転支援システムとして、エマージェンシーブレーキに歩行者およびサイクリスト認識、リアクロストラフィックアラート、交通標識認識やインテリジェント車線モニター、リアトラフィックアラート、ブラインドスポットモニターなどを装備。

ブラインドスポットモニターでは、自車側後方のクルマを検知するだけでなく、衝突の危険性がある状態で車線変更をしようとすると、車線内をキープするようにステアリングを制御する機能が付いています。

安全性能に関しては、ほとんど死角がないところまで充実しています。

日産ジューク 2019

8インチのタッチスクリーンディスプレイを備えるNissan Connectインフォテインメントシステムは、Apple CarPlayやグーグルのAndroid Autoを利用することができます。

Nissan Connect Servicesアプリも導入され、車両のドアロック状態を確認、車両のロックやロック解除をスマホから行うことができるようになりました。

Google Assistantとも連携し、音声認識機能を使って、目的地を車のナビゲーションシステムに送信することも可能になります。

グレード構成は、下からVisia、Acenta、N-Connecta、Tekna、Tekna+、Premiere Editionの6種類。価格は、17,395ユーロ(2,102,287円)がボトムで、最上級グレードのPremiere Editionは23,995ユーロ(2,812,622円）です。

日本市場では、コネクティッドシステムが装備されたAcentaがエントリーグレードになりそうです。
※2019年10月4日現在のイギリスでの価格：1ユーロ＝117.22円。

長い熟成期間を経て登場した新型ジュークは、まもなく開催される東京モーターショー2019で国内初お披露目となるはずですが、導入時期についてはまだ正式なアナウンスはありません。国内でも人気のカテゴリーだけに、国内導入がいつになるのか、今後の情報に注目です。