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【SUVで紅葉を見に行こう】和歌山県の紅葉スポット8選
和歌山県は世界遺産の高野山や温泉など、さまざまな観光スポットがあり、大阪府からのアクセスも良いのでとても人気があります。また、自然が豊かな和歌山県は紅葉狩りのスポットも多くあり、温暖な機構ですが各スポットは標高差がありシーズン中はさまざまな場所で長い期間、紅葉を楽しむことができます。そんな和歌山県の紅葉スポットを厳選して紹介しますので、今年の紅葉狩りにはぜひ和歌山県に足を運んでみてください。
更新日2019/10/301.西の丸庭園
西の丸庭園は、名城として有名な和歌山城内にある風雅な庭園。通称は紅葉渓庭園(もみじだにていえん)と呼ばれる8,217㎡の広さを持つ庭園は、徳川頼宣が西の丸御殿に築いたもので内堀の一部と、虎伏山の起伏をたくみに利用した庭園です。堀の中に浮かぶ鳶魚閣(えんぎょかく)や、山すそから湧き出る泉を利用して作られた鯉がのどかに泳ぐ池の中央にある舟の形をした御舟石(おふないし)が目を楽しませてくれます。
紅葉渓橋をはじめ、土橋、石橋と風情のある橋は、紅葉の眺めはもちろんのこと、四季折々に趣のある風景を鑑賞できます。紅葉と名付けられている通り、秋の季節に最も美しい風景を見せ、例年11月下旬から12月上旬にかけて、池の水面に映るモミジなど紅葉の風情をいっそう趣深く感じられるスポットも多い庭園です。阪和自動車道が利用できるので、例年、大阪や名古屋からも多くの観光客が訪れています。
住所：和歌山市一番丁3
アクセス：阪和自動車道・和歌山ICから約20分
2.奇絶峡(きぜつきょう)
奇絶峡は、田辺南部白浜海岸県立自然公園内にあります。田辺市の会津川の上流にある、吉野熊野国立公園の一部に指定される渓谷で、秋には約2kmほど続く紅葉に染まる渓谷美を観ることができます。ユニークな形をした大小無数の奇岩がいたるところに点在しており、不動明王を祭る、不動の滝(赤城の滝)と、その上方100mほどにある、一枚岩に刻まれている堂本画伯の原画「磨崖三尊大石仏」が、紅葉に映えて見事な景観となっています。
例年11月上旬からモミジなどが色づきはじめ、11月中旬から下旬に見頃を迎え、真っ赤なモミジを始め、不動滝に向かう赤い橋の上からの絶景や、橋が紅葉に溶け込んで、素晴らしい景色となります。また、橋を渡り終えたところにある不動滝は岩場の間に細い滝が流れ落ちていて周辺のモミジとの対比がまるで絵画のように見える心安らぐスポットとなっています。見どころがたくさんあるのにかかわらず、シーズンでも訪れる方も比較的少ない穴場的なスポットです。
住所：田辺市秋津川
アクセス：南紀田辺ICから約15分
3.宝泉寺の福定の大銀杏(ほうせんじふくさだのおおいちょう)
古代から中世にかけて、熊野三山の信仰が高まり、京都に住む貴族や皇族、庶民までもが巡礼する熊野詣の習慣が行われていました。現在では熊野古道は世界遺産として指定され、多くのトレッキングやハイカーが自然を楽しめる山道となっています。その熊野古道の中辺路にある宝泉寺の境内にそびえ立つ立派な大銀杏は樹齢約400年もあり、幹の周辺は約6m、高さは約22mにも達し、カメラに収めきれないほど。また、別名千本イチョウとも呼ばれ、多くの枝が放射状にのび生命の力強さを感じることができます。
毎年10月下旬～11月中旬頃の紅葉のシーズンにはこのイチョウが黄金色に染まり、周囲の常緑樹とのコントラストは壮観です。また、そびえ立つ姿は圧巻で、遠くからでもよく見えるなかへち町のランドマークとなっています。そして根元に広がる落ち葉も美しく、黄金の絨毯となって晩秋を飾ります。
住所：田辺市中辺路町福定
アクセス：阪和自動車道・紀勢自動車道南紀田辺ICから約40分
4.那智滝(なちのたき)
和歌山県の南側に位置する那智勝浦町にある那智滝は、那智川にかかる滝で、水柱は直下133m、銚子口の幅13m、滝壺の深さは10mとなっており、一の滝とも呼ばれ日本三大名滝の一つです。また、銚子口の岩盤に切れ目があって、三筋に分かれて流れ落ちるところから、三筋の滝ともよばれています。
太古から修行の地として巡礼され2004年、世界遺産として登録されました。133mの高さから垂直の断崖に沿って落下する大滝は、ダイナミックな迫力で、滝の前には青岸渡寺の三重の塔があり、神聖な巡礼の地でもあります。そして、紅葉の季節になると、滝の周りの原生林やモミジが色づき、華やかな光景になります。
例年11月に行われる熊野那智大社の紅葉祭は、平安時代に千日行をした花山法皇が、紅葉の美しさを和歌にしたためたのをした故事にちなんだもので、那智の滝周辺は華麗な平安絵巻が雅やかに繰り広げられます。
住所：東牟婁郡那智勝浦町那智山
アクセス：紀勢道すさみ南ICより約75分