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ついにアストンマーチンもSUV発表!フェラーリ、ロータス、次に出るのはどこだ?

スポーツカーには乗りたいけれど、結婚や社会的地位、もろもろの問題で所有を諦めている、という方は少なからずいます。でもいまでは、ポルシェやアルファ・ロメオ、ランボルギーニといった、スポーツカーメーカーがSUV市場に参入し、走りも本気なモデルが次々とデビューしています。なかでもアストン・マーティンDBXは、もっともホットな1台。こうなるとフェラーリも黙ってはいられないようです。

更新日2019/12/05

だれがSUVというカテゴリーで性能競争が行われると予想しただろう

かつてのSUVはクロカン4WDと言われるもので、悪路走破性が性能の目安でした。ところが、1990年代に突入すると、1994年にトヨタ RAV4、1995年にホンダ CR-VといったFFのプラットフォームをベースにした、いわゆるシティ派のクロスオーバーSUVが登場。

1997年には、メルセデス・ベンツからアメリカ工場で生産されたMクラス、トヨタからはハリアーが発売。ハリアーは、1998年にトヨタの高級ブランド、レクサスからRXとして投入され、日本でも北米でも大ヒットを記録し、プレミアムSUVのカテゴリーを確立しました。

2000年になると、BMWがみずからSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)にカテゴライズしたX5をひっさげて参入。最高出力210kW(286PS)の4.4.L V8エンジンを積み、SUVにスポーティな乗り味という、それまで相反するものと思われていた要素を融合したX5は、とてもエポックなモデルでもありました。

X5は、翌2001年に最高出力255kW(347PS)の4.6L V8エンジンを積んだ4.6isを追加投入。2002年には、ドイツのライバル、フォルクスワーゲン(以下、VW)グループがVW トゥアレグと、ポルシェ カイエンを投入します。

中でもカイエンには、最高出力331kW(450PS)/7,800rpm、最大トルク430Nm/7,250rpmをそれぞれ発生する4.5L V8ターボモデルをフラッグシップに据え、BMWの牙城を切り崩しにかかりました。

このカイエンの大ヒットを受け、2006年にメルセデスは2代目に進化していたMクラスに、最高出力375kW(510PS)の6.2L V8エンジンを積んだML63 AMG。ポルシェは、排気量を4.8Lにアップし、最高出力を368kW(500PS)に引き上げたカイエンターボを投入。さらに2009年には、BMWが406kW(550PS)を発生する4.4L V8ツインターボを搭載したX5 Mと、プレミアムSUVカテゴリーは豪華さのいっぽうで、パワー競争に突入して行きます。

その後、しばらくはドイツ系メーカーの独壇場だったプレミアムSUVカテゴリーですが、2016年にイタリアのスポーツカーメーカー、マセラティからフェラーリと共同開発したというエンジンを搭載したレヴァンテがデビュー。

2017年には、アルファ・ロメオがステルヴィオを投入。もっともホットなグレードであるクアドリフォリオは、ドイツのニュルブルクリンク北コースで7分51秒7というタイムを叩き出し、「量産SUV最速」の称号を獲得しました。

さらに2018年にはランボルギーニからウルス、ジャガーは2016年に投入したFペイスのハイパフォーマンスモデルSVRをそれぞれ投入し、メーカーの持つ伝統と流行の融合がハイレベルで求められる競争が、ここ数年激化しています。

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ついに発表!アストンマーティンのSUV、DBX

アストンマーチン DBX 20192019年11月20日、イギリスを代表する高級スポーツカーメーカー、アストンマーティンから、以前から噂のあったSUVモデル、DBXが発表されました。

シャシーは、106年にわたり培ってきたスポーツカー開発の経験を生かし、接着アルミニウム構造を採用。軽量・高剛性、かつ広いキャビンスペースを確保できるよう設計されています。

足まわりには、最新のアダプティブ・トリプルチャンバー・エアサスペンションが搭載され、エレクトロニック・アダプティブ・ダンパーとの組み合わせによって優れたアンチロール性と乗り心地を実現しています。

エアサスペンションは車高を45mm上昇、もしくは50mm下降させることが可能で、あらゆる地形に対応した走りが楽しめるだけでなく、乗員の乗り降りや荷物の積載時にも活用できる実用的な装備です。

気になるエンジンは、ヴァンテージやDB11にも搭載されている4.0L V8ツインターボの最新バージョンで、最高出力405kW(550PS)/6,500rpm、最大トルク700Nm/2,200〜5,000rpmを発生。

9速ATとフルタイム4WDにより、0-100km/h加速は4.5秒と、まさにピュアスポーツカーにふさわしいパフォーマンスをもたらしています。

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フェラーリ、ロータスもSUVを開発中?

Lynk&Co_01リンク・アンド・コーのSUVモデル 01

世界中の高級スポーツカーメーカーが続々とSUVを投入していくなか、気になるのはまだSUVをラインアップさせていないメーカーです。

まずフェラーリが開発しているのがPurosangue(プロサングエ)。プロサングエはイタリア語で「純血」とか「サラブレッド」を意味する言葉で、この名称がそのまま車名になるというよりも、フェラーリの新開発車両が従来のカテゴリーとは一線を画すものであるというこだわりや、その血統を引き継ぐという意味のコードネームのような役割を果たす名称と考えられます。プロサングエのパワーユニットは、モーターになることが濃厚です。

軽量スポーツモデルを主力とするロータスは、同じ吉利汽車(ジーリー)傘下の新ブランドLync&Co(リンク・アンド・コー)のSUVをベースにしたもので、EVもしくはPHVユニットによるプレミアムSUVを開発中。

さらに、1,000PSオーバーのエンジンや400km/hを超す最高速度、1億円を軽く超える車両価格など、スペックも値段もケタ外れな超高級スポーツカーを送り出すブガッティも、SUVを開発しているのではないかと言われています。
ブガッティのCEOは開発を否定する発言をしていますが、ブガッティは現在、ランボルギーニやポルシェといったブランドと同じVWグループであることを考えると、SUV登場の可能性は否定できません。

スーパーSUV ランボルギーニ ウルスを魅了されて

 

クルマ好きにとっては憧れの存在である高級スポーツカーですが、その市場は生活の様式や経済状況の変化などに左右されやすい、限定されたものです。そんななか、ポルシェはカイエンによって新たなユーザー層を獲得することに成功。いまでは、同ブランドの主力モデルに成長しています。ますます競争の激化するSUV市場から、今後も目が離せませんね。

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