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海外にはこんなにあるの!? 日産のSUV

2020年3月現在、日産が日本で発売しているSUVは、ジュークとエクストレイルのみ。過去には、デュアリスやサファリ、ムラーノなど、さまざまなサイズやスタイルのSUVが販売されていたことを知る者から見れば、かなり寂しい状況といわざるをえません。しかし、海外市場に目を向けてみると、まだまだ日産のSUVは元気で、ラインアップも豊富です。ここでは、そんな日本未導入の日産SUVを紹介しましょう。

更新日2020/04/08

キックス

日産 キックス 2020キックスは、2016年にブラジルで発表されたコンパクトSUVです。おもに南米市場をターゲットに開発されましたが、その後北米や中国など、世界約80カ国で販売されようになりました。

ボディサイズはジュークに近い全長4,295mm×全幅1,760mm×全高1,590mmですが、エクステリア(外観)はVモーショングリルにブーメラン型のヘッドランプとテールランプ、ウインドウがフロントからサイドにかけて巻き込んだバイザーのように見えるフローティングルーフなど、ジュークとは異なるデザインアプローチが施されています。

エンジンは、最高出力122PSの1.6L 直列4気筒ですが、中国、タイ向けモデルはそれぞれ1.5Lと1.2Lになるなど、生産国によって排気量が異なります。

先進安全装備のエマージェンシーブレーキやアラウンドビューモニターを始め、リアクロストラフィックアラート、ブラインドスポットワーニングなどにくわえ、ヒルスタートアシスト、アクティブライドコントロール、インテリジェントトレースコントロールなどの運転支援システムも用意されています。

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キャシュカイ(ローグスポーツ)

日産 ローグスポーツ 2020

ローグスポーツ/キャシュカイは、欧州や北米、中国、中東、ロシア、オセアニアなど、世界中の国々で販売されているコンパクトSUVで、日本ではかつてデュアリスという名前で販売されていました。

現行キャッシュカイ(ローグスポーツ)は、2代目のモデルで、エクステリアデザインはエクストレイルに似たもので、ボディサイズはエクストレイルよりひと回り小さいことが特徴。いわばエクストレイルのショートバージョンといった立ち位置です。

エンジンは、1.2Lもしくは1.6L直噴ターボ、2.0Lのガソリン、1.5Lもしくは1.6Lディーゼルなど豊富なラインアップがあり、販売する地域によって異なるパワートレーンが提供されています。

 

ムラーノ

日産 ムラーノ 2020

2代目までは日本でも販売されていた、ミドルクラスSUVです。3代目からは販売が好調な北米市場を中心に、海外専売モデルとなりました。

エクステリアデザインはかつての近未来的なものからコンサバ方向にシフトされており、ブーメラン型のヘッドランプとテールランプに、上品で高級感のあるクロームアクセントがセンス良く配置され、高級SUVとしての存在感を放っています。インテリアはボディサイズを生かしたゆったりとした空間に、上質な素材を使った贅沢な造りになっています。

搭載されるエンジンは、3.5L V6と2.5Lのガソリンに、2.5L スーパーチャージャー付きガソリンエンジン+モーターのハイブリッドが用意されています。

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パスファインダー

パスファインダー 2017パスファインダーは、もともと日本で販売されていたテラノの海外名でした。デラノが3代目から日本での販売をやめたため、現在は海外でのみ販売されています。

現行パスファインダーは2012年に発表されたモデルですが、2016年にフェイスリフトにともなって、VモーショングリルやLEDヘッドライトなど、最新のデザインテイストが与えられています。

プラットフォームは前述のムラーノと同様で、ボディサイズもほぼ同じですが、ムラーノが5人乗りを基本とするのに対し、パスファインダーは7人乗りが基本です。

エンジンもムラーノと同様、3.5L V6ガソリンが搭載され、アウトドアやレジャーでトレーラーハウスやボートを牽引するのにも十分な動力性能です。

 

アルマーダ

日産 アルマーダ 2016アルマーダは、北米市場をターゲットにしたフルサイズSUVです。現行型の2代目は、中東で販売されていたパトロールで、全長5,306mm×全幅2,029mm×全高1,925mm、ホイールベースは3,076mm(数値はインチをミリに換算したもの)という大迫力のボディサイズを持っています。

搭載されるエンジンは、5.6LのV8ガソリンのみ。最高出力は390ps/5,800rpm、最大トルクは394lb-ft(約54.4kgm)/4,000rpmというパワフルさで、2.5tを超す巨体を引っ張ります。駆動方式は2WDと4WDを用意。トーイングキャパシティ(牽引能力)は8,500ポンド(約3,855kg)となっています。

エクステリアデザインは、2010年デビューの中東向けパトロールがベースということもあり、ひと昔前のクロカン4WDテイストですが、2019年9月に2020年モデルの新型パトロールがUAE(アラブ首長国連邦)のアブダビで発表され、その洗練されたデザインに注目が集まりました。これを受けて北米でも早晩モデルチェンジが敢行されそうです。

 

パトロール(サファリ)

パトロール

日本ではサファリの名で親しまれたクロカン4駆のサファリの海外名がパトロールでした。現在のパトロールは前述したように、おもにUAEで販売されるフルサイズSUVに変わっていますが、同じUAEではかつてのサファリが、パトロール サファリというネーミングで販売されています。

日産 パトロールサファリパトロール サファリ

エンジンは、4.8Lの直列6気筒で、最高出力208kW(280PS)/4,800rpm、最大トルク451Nm(46.0kgm)/3,600rpmをそれぞれ発揮。そこに5ATを組み合わせています。

エクステリアはデザインは、3代目サファリのそれですが、仕様に応じてスーパーサファリ、ファルコン、ガゼール、ガゼールXというエディションが用意されています。

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日産には、これまで紹介した6台以外にも、ピックアップスタイルのSUVが何台か用意されています。日本ではジュークの販売終了にともない、その穴を埋めるモデルとしてキックスの導入に注目が集まっていますが、キャッシュカイやアルマーダなど、気になるモデルが多く、そのうち何台かが日本導入されることになると日産ファン、SUVファンととしては嬉しい限りです。

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