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【SUVに自転車を積んでいきたい】香川県のサイクリングコース10選

全国で最も小さい県として知られる香川県は、瀬戸内海式気候であり温暖で雨も少なくサイクリング向きの県とも言えます。そのため、駅や港、さらに空港のサイクリングターミナルを起点に楽しめるサイクリングコースや、レンタサイクルが用意されています。 サイクリングコース自体も短かいものが多く、初心者やファミリーが気軽にサイクリングが楽しめるような心使いがされています。そんな、サイクリストに優しい香川県のサイクリングロードをわかりやすく紹介します。

更新日2020/06/12

サイクリングコース

 

初心者向けコース

風待ちの港へタイムスリップコース(かぜまちのみなとへたいむすりっぷこーす)


古くから風待ちの港と呼ばれる東かがわ市は、醤油醸造などで栄えた港町。このコースは今も残るレトロな町並みや路地を巡ります。距離は7.8キロで勾配もほとんどなく約1時間の初心者にも楽ちんなショートコースです。

伝統産業のさぬき和三盆糖の名店めぐり、かつて栄えた港町の商家が並ぶ引田の街並み、醤油醸造所の商家を活用した讚州井筒屋敷、東かがわうどん、ハマチ養殖発祥の地・安戸池のレストラン ワーサンなど、東かがわ市の魅力を存分に堪能するには最適のボタリングコースとなっています。

モデルコースは引田駅が起点/終点になっていますが、コース内の讚州井筒屋敷には駐車場も完備され、レンタサイクルも用意されているのでクルマ利用の方の拠点におすすめです。

讚州井筒屋敷までのアクセスは、高松自動車道・引田ICから約10分です。

住所:東かがわ市引田2163(讚州井筒屋敷)

 

1日お遍路プチ出家コース(いちにちおへんろぷちしゅっけこーす)

1日で四国霊場88ヵ所のうち5ヶ所を巡る16.2キロ、所要時間2時間弱の自転車遍路旅コースです。幅の狭い遍路道が多いのでゆっくりと走るなど注意も必要ですが、平坦な道で距離も短いので、難なく走れる初心者に最適なコースです。

善通寺市の観光と物産の発進拠点となるおしゃべり広場が起点で、第72番札所 曼荼羅寺、第73番札所 出釈迦寺、第74番札所 甲山寺、四国遍路を開いた空海誕生の寺である第75番札所 善通寺をお遍路し、ラストの第76番札所 金倉寺に向かいます。

その後は時間に応じて明治・大正ロマンが漂う善通寺のまちをボタリングしてみてください。おしゃべり広場までのアクセスは、高松自動車道・善通寺ICから約10分です。

住所:善通寺市上吉田町2丁目1-9(おしゃべり広場)

 

本島島内ぐるり一周コース(もとじまとうないぐるりいっしゅうこーす)


丸亀港からフェリーで約30分の本島は、戦国時代に塩飽水軍が活躍し海運で栄えた島です。そんな江戸時代にタイムスリップしたような面影が残る町並みを、約2時間かけてのんびりと1周する13.3キロの初心者コースです。

本島を1周すれば、砂の島 園の洲、合格祈願のゆるぎ岩観音、塩飽諸島の総括寺院 正覚院、幕末に塩飽諸島を統率していた政所の塩飽勤番所などをめぐることができます。途中アップダウンもありますが、基本的には平たんな道がほとんどです。

クルマの方は、丸亀港の駐車場にクルマを置いて行くのがおすすめで、島にはレンタサイクルもあります。丸亀港までのアクセスは、瀬戸中央自動車道・坂出北ICから約15分です。

住所:丸亀市福島町(丸亀港)

 

源平の里を快走!サイクルシティ高松(げんぺいのさちをかいそう!さいくるしてぃたかまつ)

香川県は初心者でも無理なくサイクリングを楽しめるモデルコースを設定しています。その中のひとつ、サイクルシティ高松は、高松市の中心部をレンタサイクルで気軽に訪れることの出来るコースとなっています。

市で運営しているレンタサイクルは7ヵ所のターミナルで乗り捨ても可能なうえ、料金も24時間200円と非常にお得です。高松駅前広場地下ポートで自転車を借りてスタートし、おしゃれなスポットや源平史跡エリアなどの定番観光スポット、そして香川うどんなど香川の観光をくまなく回ることができます。

初心者には少し長めのコースですが平地で走りやすく、全て回る必要もないので、無理のないコース設定をすれば初心者でもサイクリングと観光が楽しめます。クルマ利用の場合は高松城のある玉藻公園の駐車場を利用することをおすすめします。

玉藻公園までのアクセスは、高松自動車道・高松中央ICから約17分です。

住所:高松市玉藻町2−1(玉藻公園)

 

中級者向け

ダイナミック!アート&瀬戸大橋体感コース(だいなみっく!あーとあんどせとおおはしたいこんこーす)

瀬戸大橋瀬戸大橋を走り、丸亀市内の観光スポットもめぐるという、アートもサイクリングも楽しむ欲張りな26.6キロの中級コース。高低差が少ないので、初心者のロングサイクリングデビューにも最適です。サイクルシティ高松コース同様に丸亀駅でレンタサイクルも利用できます。

瀬戸大橋の絶景をはじめ、丸亀うちわの博物館、東山魁夷の美術館、石垣が美しい丸亀城、宇多津の町並み、丸亀港のシンボル・太助灯籠など、アート、歴史、景色など様々な楽しみが待っているので、疲れも気にならず、あっというまに時間が過ぎていまうのでご注意を。

起点/終点となる瀬戸大橋記念公園までのアクセスは、瀬戸中央自動車道・坂出北ICから約10分です。

住所:坂出市番の州緑町6-13(瀬戸大橋記念公園)

 

ノスタルジックなオリーブコース(のすたるじっくなおりーぶこーす)

小豆島
高松港から高速船で約30分、フェリーで約60分の小豆島はオリーブ生産が盛んで絶景スポットやロケ地、美味しいものが豊富なだけでなく、レンタサイクルが充実しているので、のんびりポタリングするには最高のスポットです。

このコースは、小豆島の内海湾をぐるっとめぐるコースで、前半は、オリーブ畑を眺め、道の駅 小豆島オリーブ公園でオリーブスポットをめぐり、後半は渡し舟に自転車を積んで対岸へ渡ります。

短い距離ながらアップダウンもある変化のあるサイクリングが楽しめ、レンタサイクルには電動アシスト自転車もあるので体力に自信がない方も安心して挑戦できます。

高松港までのアクセスは、高松自動車道・高松中央ICから約16分。駐車場は高松港にいくつかあるので、そちらを利用しましょう。

住所:高松市サンポート8(高松港)

 

香東川自転車道(こうとうがわじてんしゃどう)


香東川自転車道は、正式名称が塩江香川高松自転車道線の高松空港先から県庁先までの延長27.3キロで、高低差も少なく半日ほどで往復できる中級者向けのサイクリングコースです。香川県にある3本の大規模自転車道のうち最初に完成したコースで、香東川流域の景観が楽しめ、初心者でも挑戦しがいのあるコースとなっています。

起点は道の駅しおのえですが、駐車場はそれほど広くありません。クルマで行く場合は逆に終点となっている市内から近い香東川公園を起点として利用すると、付近に駐車場が多く便利です。

香東川公園までのアクセスは、高松自動車道・高松檀紙ICから約6分です。

住所:香川県高松市鶴市町(香東川公園)

 

土器川自転車道(どきがわじどうしゃどう)


土器川自転車道は、丸亀市の土器川大橋からから観音寺市の新琴弾橋までの約37.2キロの中級者向け自転車道です。正式名称は、一般県道丸亀琴平観音寺自転車道線で、香川県が整備する3本の大規模自転車道のうちのひとつ。土器川に沿って祓川橋に延び、一般道路まじりのコースを走ります。

道中、金刀比羅宮で有名な琴平町、財田川を経て観音寺市に至るコースはほとんどが河川敷にあり、若干荒れている場所もあるので、オフロードタイプの自転車でないと苦労するかもしれませんが、その分、土器川の自然が満喫できます。

起点は土器川大橋となっていますが、クルマ利用の場合は見事な石垣で有名な丸亀城の駐車場を起点とすることをおすすめします。丸亀城までのアクセスは、高松自動車道・坂出ICから約30分です。

住所:丸亀市一番丁(丸亀城)

 

綾川自転車道(あやかわじてんしゃどう)


綾川自転車道は、土器川自転車道、香東川自転車道と並ぶ香川県の大規模自転車道の一つで、高松市から丸亀市までの約39キロの中級者向けのサイクリングコースです。

飛行機の離着陸を眺められる高松空港のすぐ近くにある鮎の里を起点とし、周りが田んぼに囲まれた竹本川、綾川沿いを走り、終点の丸亀市に向かいます。丸亀市は瀬戸内海に面しており、海を眺めることができ、少しコースを外れれば、瀬戸大橋も見られるなど、香川県の様々な表情を楽しめるコースといえるでしょう。

クルマで行く場合は、土器川自転車道と同じく丸亀城の駐車場を起点として、終点から起点に向かうのがおすすめ。そうすれば、時間と脚力に余裕があれば、両コースを組み合わせたロングコースも楽しめるでしょう。

丸亀城までのアクセスは、高松自動車道・坂出ICから約30分です。

住所:香川県丸亀市一番丁(丸亀城)

 

上級者向け

小豆島外周一周コース(しょうどしまがいしゅういっしゅうこーす)


小豆島は海岸沿いに主要道路が通っており、海岸線を走っていくのが外周1周コースです。82.4キロのロングコースとなるので上級者向けとなります。

山側を通らないコースですが、戸形崎のある島西部の前島、南部の三都半島、島の南東部の半島では起伏の激しい場所もあり、レンタサイクルではなく、使い慣れたロードバイクが必須。所要時間は6〜7時間程度かかります。

コースは島の主要道路沿いのため、飲食店や観光スポットも多く、小豆島旅行を満喫できます。特におすすめは大部港と福田港の間にある石切場で、一般の観光客が少なく、サイクリングならではの景色が楽しめるポイントとなっています。

高松港にクルマを置いてスピーディーな高速船を利用するのがおすすめで、高松港までのアクセスは、高松自動車道・高松中央ICから約16分です。

住所:高松市サンポート8(高松港)

 

紹介したように香川県は、面積が小さいためにサイクリングコースはショートコースが主体となっていますが、それだけに見どころを細かく見て回れるというメリットもあります。また、起点が隣り合うコースも多く、複数のコースを組み合わせて自分なりのコースを作る楽しみもあります。香川県はうどん県ですが、うどん以外にもサイクリストに優しい県でもあるのです。

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