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フォードが戻ってきたら売って欲しいSUV3選

アメリカビッグ3の一角フォードは、2016年に日本市場から撤退してしまったことで、現在、日本では見かける機会が減っています。とはいえ、彼の地ではFシリーズを中心としたSUVが人気を集めると同時に、グローバルモデルも増やし、世界の国々で販売されています。そこで、ここでは「もしもフォードが日本市場から撤退していなかったら販売されていた」と思われる現行SUVを、願望を含めて注目してみました。

更新日2020/06/30

日本におけるフォードの歴史。かつては大きな存在感があった

フォード日本とフォードの関係は、1905年までさかのぼることができます。その年、生産が始まった世界初の量産車T型フォードが輸入されたのです。その後、日本の自動車市場の拡大への期待から、1925年に現地法人を設立、1927年には横浜に工場を建設し、大規模な生産活動に乗り出すねど、日本の自動車の初期の歴史において、一歩抜きん出た存在感を示していました。

しかし第二次世界大戦を前に撤退。しばらくフォード車の輸入は途絶えていたものの、1974年になると日本フォードが設立され、ふたたび脚光をあびることになりました。また、この時期にマツダとの業務提携がスタートし、79年には資本提携を実現。フォードブランドを販売するための新しい販売チャンネルである「オートラマ」が設立されました。

ところが90年代のバブル経済崩壊後、2000年代にはフォード本体が経営危機に陥り、マツダとの資本提携も解消、2016年には日本市場からの撤退が発表されました。

経営悪化にくわえ、日本市場にマッチするモデルが少なかったことが、撤退の要因でした。こうして、日本の自動車の歴史に大きな影響を与えた巨大メーカーのひとつが、日本の舞台から消えてしまったのです。

 

日本でもちょっとだけ売られていた!? エコスポーツ

フォード エコスポーツ フォード エコスポーツ タイタニアム 2019 2019現行型エコスポーツは、フォード最小のコンパクトSUVとして、2012年に発売されました。日本でも2014年に初期モデルが販売され、中古車市場でも見つけることができます。

ボディサイズは、全長4,096mm×全幅1,765mm×全高1,713mm(ルーフレール含む)、ホイールベースは2,519mmとなっており、日本でもちょうど良いサイズです。エンジンは、1.0Lのエコブーストと2.0Lの直噴ターボの2種類が用意されます。

エクステリア(外観)は、塊感のあるデザインに、メリハリのあるプレスラインやフェンダーの造形によってSUV特有の力強さが演出されています。デビュー時にはリアゲートにスペアタイヤが装着されていましたが、2016年に実施されたマイナーチェンジで廃止され、スタイリッシュな印象になりました。

インテリア(内装)はシンプルなデザインで、操作性に配慮したスイッチ配置とシートは、誰にでも親しみやすいもの。それでいて、ダッシュボード中央の8インチタッチパネル式液晶ディスプレイと、室内のアンビエントライトが、いまどきのSUVらしさを演出しています。

ラゲッジ容量は、5名乗車時の場合は356L、リアシートを折りたたむと1,238L。リアシートは、座面を前方に跳ね上げることで荷室をフラットに近づけることが可能です。

 

フォードいえば!エクスプローラー

フォード エクスプローラー プラチナム 2020人気のエクスプローラーは、2019年に6代目がデビューしました。ボディサイズは、全長5,050mm×全幅2,004mm×全高1,775mm(インチからミリ換算)の、ミドルクラスSUVです。

革新的なエクスプローラーと言われていた5代目を進化させたエクステリアは、伸びやかなルーフラインが特徴のスポーティなもの。デイタイムランニングライトやフォグランプを始めとしたランプ類をすべてLEDとして、現代的な印象を強めました。

インテリアはシンプルなデザインながら、上質で洗練された仕上げが特徴で、ダイヤル式のシフトセレクターや、ダッシュボードの中央に配置された10.1インチの縦型のタッチパネル式ディスプレイが目を引きます。

アメリカ本国のエンジンは、2.3L 直4ガソリンターボ、3.0L V6ガソリンターボ、3.3Lのガソリン+モーターのハイブリッドの3タイプ。欧州市場のみ、331kW(450PS)のシステム総合出力を持つ、プラグインハイブリッドモデルが用意されます。

日本で乗るには限られた条件になりそうなボディサイズのSUVですが、駐車場を確保できるならぜひ乗ってみたい1台です。

日本市場のラストモデル、2011年以降に発売された5代目フォード エクスプローラーに注目せよ

エクスプローラーの中古車情報を見てみる

 

あのスポーツカーの名前がつけられた マスタング MACH-E

フォード マスタング マッハ Eマスタング MACH-Eは、2019年にフォードが発表したSUVスタイルのEVです。ポニーカーとして親しまれたマスタング、それも2代目マスタングに設定されたハイパフォーマンスバージョンのマッハ1を連想させるネーミングは、このクルマにかけるフォードの意気込みが伝わってきます。

スポーティなボディに搭載されたバッテリーは、75.7kWhと98.8kWhの2つを用意。冷却方式を水冷とすることで充電時間を最適化しています。

駆動方式は、後輪駆動もしくは4WDで、4WDのハイパフォーマンスモデルである”GT パフォーマンスエディション”は、最高出力は342kW(459PS)、最大トルクは830Nm(84.6kgm)で、0-60マイル加速はポルシェ 911 GTSと同等の3秒台と発表されています。

気になる発売時期は、米国市場で2020年後半を予定しています。

フォード マスタング マッハE マスタングがSUVの電気自動車に!どんなSUVになった?

 

日本市場から撤退した以降も、フォードは車両の電動化や安全装備の充実といった、市場のトレンドに合わせて魅力的な新型モデルを投入しています。現在ならSUV人気も手伝って、日本市場でも一定の売り上げを達成できそうです。

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