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日本市場のラストモデル、2011年以降に発売された5代目フォード エクスプローラーに注目せよ

フォードを代表するSUVの主力モデルとして、日本でも有名なエクスプローラー。年を重ねるごとに進化を遂げ、特にラダーフレーム構造から脱却した5代目以降のモデルは、都会的なデザインと乗用車ライクなインテリアデザインによって高い評価を集めています。今回はそんな日本市場でのラストモデルとなった5代目のエクスプローラーを中心に、その魅力を解説していきましょう。

更新日2021/02/22

MC後のモデルは希少


フォードが1990年から現在まで、生産を継続するエクスプローラー。初代モデルは、ラダーフレームにパートタイム式4WDシステムを備えた、本格的なヘビーデューティーSUVとしてデビューし、その後モデルチェンジを行うたびに洗練を極め、2011年にデビューした5代目ではFFベースのモノコック型SUVへと変貌を遂げています。

日本では1990年の初代エクスプローラーから正規輸入が行なわれており、2016年のフォード日本撤退まで5世代にわたってエクスプローラーの正規販売が行なわれていました。なお現在は2019年のデトロイトモーターショーで発表された6代目モデルへとバトンタッチされていますが、もちろん日本での正規販売は行なわれていません。

日本におけるエクスプローラーのラストモデルとなった5代目は、先代モデルと比較してもスタイリングや基本コンポーネンツ、パワートレインなどが大幅に刷新され、現代的なSUVへと変貌を遂げていました。

なかでもエポックメイクだったのが、ユニボディと呼ばれるモノコックボディ構造を採用することによって、大幅な軽量化を実現したことが挙げられます。またボディだけでなくエンジンもアルミ製ブロックの採用によって、こちらも軽量化に大きく貢献していました。

日本で販売されたグレードは、初期がXLT(440万円)とリミテッド(530万円)の2つ。2012年にEcoBoostエンジンを搭載したFFモデルの、XLTエコブーストが追加されています。

その後、2015年にマイナーチェンジを行ない、スタイリングのデザインを一新。日本では2015年秋から発売をスタートしましたが、その直後にフォードの日本市場撤退がアナウンスされたため、結果的に後期型の5代目エクスプローラーが日本で流通する量は極めて少ないものとなりました。

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前期と後期のエクステリアは、好みのわかれるところ

フォード エクスプローラー 20115代目エクスプローラーのボディサイズは、全長5,020mm×全幅2,000mm×全高1,805mm、ホイールベース2,860mmで、先代モデル(全長4,930mm×全幅1,870mm×全高1,835mm)より大柄。ワンランク上のSUVと比較してもそん色のないほど立派な体躯となっています。

プラットフォームは、6代目のフォード トーラスでも使われたD4プラットフォームをベースにしており、ボディ構造もラダーフレームから一般的な乗用車と同じモノコックボディへと変更されました。

デザイン面ではフロントマスクが大きく変わり、ウインカー一体型のヘッドライトユニットや3本の大型バーをあしらったフロントグリルなどによって高級感を演出。このグリル部分は、XLTではシルバー仕上げ、リミテッドではボディ同色となっています。

フォード エクスプローラー 20162015以降のマイナーチェンジ版(後期型)では、新デザインのLEDヘッドライトやフロントグリルの意匠変更、その他にもバンパーやフェンダーアーチの形状、ローハイトルーフレールの採用やリヤコンビネーションランプのデザイン変更やリヤスポイラーの意匠変更などが行なわれています。

このフェイスリフトによって大きく印象が変わった後期型エクスプローラーは、ひとめで前期型と区別することができるようになっています。

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インテリアで選ぶなら充実装備のリミテッド

フォード エクスプローラー リミテッド 2013洗練されたデザインとなった5代目エクスプローラーのインパネは、乗用車と同じようなレイアウトとなりSUVらしさを払拭しました。

センターパネルには、マイ・フォードタッチというインターフェイス機能が搭載され、オーディオやエアコンなどの操作とともに、Bluetooth接続による携帯電話の操作も行なえるようになりました。

フロントシートは、当初、運転席側のみ電動パワーシートが装備されていましたが、後に助手席にも装備。レザーシートとデュアルパネル式のサンルーフは、リミテッドのみ標準装備。本革巻きステアリングは全車標準装備です。

前期型は2013年に限定モデル「リミテッドエコブースト」を発売。チャコールブラックのレザーシートや12スピーカープレミアムオーディオ、10way式のフロントパワーシートやシートクーラーなど、ワンランク上の快適性を実現していました。

さらに、後期型のリミテッドにはフロントシートにマッサージ機能、セカンドシートにはシートヒーターが搭載されています。2016年に発売された限定モデル「タイタニアム」では、最上級のニルヴァーナレザーを使ったインテリアと、世界初の最新テクノロジーを採用したソニーのサウンドシステムが装備されています。

乗車定員は7名で、シートレイアウトは3列シートを採用。セカンドシートは6:4、サードシートは5:5での分割可倒式を採用。またセカンドシートはリクライニング機構を搭載。サードシートのパワーフォールディング機構はリミテッドのみの装備です。

ラゲッジ容量は、7名乗車時で595L、フルフラット時には最大2,285Lにまで拡大することが可能となっていて、さまざまなシチュエーションにも対応できるようになっています。

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パフォーマンス&安全装備

フォード エクスプローラー 2011アルミブロックに吸排気バルブタイミング機構(Ti-VCT)を装備した新開発3.5L V6エンジンは、最高出力216kW(294PS)/6,500rpm、最大トルク345Nm(35.2kgm)/4,000rpmを発生。電子制御式の6速SST(セレクトシフトオートマチックトランスミッション)の組み合わせで、10.15モード燃費は7.6km/Lでした。

また2012年には2.0L直4インタークーラー付きターボチャージャーエンジン”EcoBoost”を搭載したXLTエコブーストが登場。

ディーゼルエンジン並みの燃費性能とトルクフルな走りをガソリンエンジンによって実現した同エンジンは、10・15モード燃費で8.1km/Lという数値を達成。2015年のマイナーチェンジでは、2.3Lへと排気量を拡大し、さらに5%もの燃費性能向上に成功しました。

駆動方式は、2012年登場のXLTエコブースト以外はすべて4WDです。通常時はFFとして走行し、シチュエーションによって後輪へ最適なトルクを配分するインテリジェントAWDに、「標準」「泥」「砂地」「雪道」「岩場」という5つのモードから車両のセッティングを最適化するテレインマネージメントシステムも搭載しています。

安全装備では2012年に助手席ニーエアバッグが全車に標準装備し、安全性能を強化。リミテッドには、死角にいる後続車両が近づいてきた際にドアミラーに内蔵されたインジケーターで警告するBLIS(ブラインドスポットインフォメーションシステム)と、駐車スペースから後退する際の安全を検知してドライバーに知らせるCTA(クロストラフィックアラート)が装備(2013年以降)されます。

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さまざまな点において魅力を放っていたフォード エクスプローラーですが、残念ながら現在は新車の正規輸入がありません。しかしながら中古車であれば、まだまだ状態の良いエクスプローラーを見つけることは可能。ヨーロッパ生まれのSUVとはひと味違った、ちょっと骨太な雰囲気を持つSUVでライバルに差をつけてみるのはいかがでしょうか。

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