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300万円台のSUV対決、VW T-Cross vs ジープ レネゲード
海外メーカーのSUVが続々と日本にも導入されるなか、VWの新型コンパクトSUVであるT-Crossが、日本導入記念としてですが300万円を切る価格設定で話題になったことは、記憶に新しいところです。現在は価格改定が行われ、303.9万円となっていますが、それでも買いごろな設定であることは変わりありません。そんなT-Crossとライバルになりそうなのが、2015年から販売されているジープブランドのコンパクトSUV、レネゲードです。それぞれの特徴を比較しながら、どんなユーザーにおすすめか、検証したいと思います。
更新日2020/08/05VWの最小SUV、T-Cross
存在感のあるエクステリアと、実用性の高いインテリア
T-Crossは、フォルクスワーゲンラインアップのなかで、もっとも小さいSUVです。同社のポロとプラットフォームを共有するボディサイズは、全長4,115mm×全幅1,760mm×全高1,580mm。それに2,550mmという長めのホイールベースで、居住空間を広く取るよう設計されています。
エクステリア(外装)デザインは、VWファミリーであることがひと目でわかる都会的なエッセンスに、直線を基調としたグリルと力強さを表現したバンパー、ダイナミックなホイールデザインや大型のホイールアーチなどSUV的な要素をちりばめ、サイズ以上に存在感を感じるものとなっています。
インテリア(内装)は、実用的でありながらユニークなデザインが特徴です。室内空間は、大人2人+子供2人でのロングドライブなら問題なく、ラゲッジスペースもラゲッジボードを下段にセットすればフル乗車時で455Lと、十分な広さを確保しています。
このラゲッジスペースは、2列目シートを倒せば最大で1,281Lとなり、クラス最大級の広さを誇ります。
さらにオプションで用意されるデザインパッケージは、ドアミラーやアルミホイール、シートなどの装備を、ブラック、オレンジ、グリーンから選択することができ、好みに合わせたコーディネートを楽しむことができます。
パワートレインの1.0L 直3ガソリンエンジンは、最大出力85kW(116PS)/5,000〜5,500rpm、最大トルク200Nm(20.4kgm)/2,000〜3,500rpm。7速DSGと組み合わせられ、WLTCモード燃費は16.9km/Lと、経済性の高いスペックとなっています。
駆動方式はFFのみ、4WDの設定やオフロード性能を高めるデバイス等は装備されていません。
安全装備は、歩行者検知対応シティエマージェンシーブレーキ機能付プリクラッシュブレーキシステム、アダプティブクルーズコントロール、レーンキープアシスト、ハイビームアシスト、リアトラフィックアラート、ブラインドスポットディテクションなど、VWの最新予防安全装備が搭載されています。
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ジープ伝統のアイデンティティを継承したSUV、レネゲード
ジープの伝統をアレンジしたエクステリアとインテリア
レネゲードの特徴のひとつは、アイコニックなエクステリアデザインです。丸目のヘッドライト、7スロットグリル、台形ホイールアーチといった、ジープの伝統的なアイデンティティをデザインに取り入れつつ、現代的でボクシーなフォルムに仕上げています。
ボディサイズは全長4,255mm×全幅1,805mm×全高1,695mm、ホイールベースは2,570mmと、T-クロスよりひと回りおおきなサイズになっています。
インテリアは、ダッシュボードのスイッチ類やディスプレイパネル、空調のルーバーなどに立体感のある造形を持たせるとともに、助手席のグリップハンドルなど、アウトドア好きの冒険心を刺激するデザインとなっています。
柔軟なシートアレンジが可能な40:20:40の分割可倒式リアシートや、多彩な収納スペースも実用的で使いやすいものとなっています。
エンジンは、1.3L 直4ガソリンターボで最高出力111kW(151PS)/5,500rpm、最大トルク270Nm(27.5kgm)/1,850rpm。上級グレードのトレイルホークでは、トルクは変わらず、最高出力が132kW(179PS)/5,750rpmまで高められています。
駆動方式は、ロンジテュードとリミテッドがFF、トレイルホークはオンデマンド式のフルタイム4WD。トランスミッションは、ロンジテュードとリミテッドが6速DCT、トレイルホークは9速ATと使い分けられています。
またトレイルホークには、路面状況に合わせて走行モードを切り替えることができる「セレクテレイン システム」も搭載され、ジープブランドの過酷なオフロード試験に合格したモデルに与えられるTRAIL RATEDバッジも付与されるなど、本格的なオフロード走行にも対応しています。
安全装備は、ステアリング補正機能付き車線逸脱警報、ブラインドスポットモニターなどの基本的な先進予防安全装備は全車標準装備ですが、アダプティブ・クルーズ・コントロールや衝突被害軽減ブレーキはグレード別装備となります。
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T-Crossとレネゲード、どちらがおすすめ?
アーバンユースがメインで先進の安全装備を充実させたい方にはT-Cross、遊び心あるデザインにオフロード走行も楽しみたい方にはレネゲードが、それぞれおすすめですが、いずれもコンパクトなサイズなので、ちょっと買い物や小旅行に重宝しそうです。