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マツダのSUVには、4、7、9もあるって知ってました?

CXの国内ラインアップにないCX-4、CX-7、CX-9。すでに生産されていないモデルもあり、しかも数字の小さい順に発売されたわけでもないのでややこしいのですが、この3モデルは、マツダにとって非常に重要。ちょっと知っておきたいCXたちなのです。

更新日2020/07/03

4だけど5より大きい中国専用クーペSUVがCX-4

マツダ CX-4 2016

CX-4は、中国で販売されているミドルサイズSUVです。2015年フランクフルトショーで発表されたコンセプトモデル「越:KOERU」を市販化したもので、2016年6月から中国で販売が開始されました。

クロスオーバーSUVでもスポーティさを特徴としていて、SUVとしてはロー&ロング。そのボディサイズは、全長4,637mm×全幅1,855mm×全高1,524mmなので、日本で発売されているCX-5(全長4,545mm×全幅1,840mm×全高1,690mm)よりも長く、CX-30(全長4,395mm×全幅1,795mm×全高1,540mm)と比較すれば、全体に1サイズ大きい5人乗りモデルです。

ただし最低地上高は206mmと、SUV本来のディメンションは維持されているのが特徴です。

マツダ CX-4 2016

デザインは、マツダらしい艶やかな曲線美で「我が道を行くクーペSUV」と謳われ、スーパーカーのようなボディ黄金比をキャッチフレーズにしているくらいです。

2017年には中国カー・オブ・ザ・イヤーを受賞。2019年にリニューアルされて、エクステリア(外装)だけでなくインテリア(内装)も、マツダの赤を使っています。

現行モデルは、フルタイム4WDに加えFFも追加。エンジンは、ガソリンSKYACTIV-G(直噴)の2.0L 直4 DOHC 16バルブと2.5L 直4DOHC 16バルブで、ディーゼルエンジンの設定はありません。トランスミッションは6AT。価格は148,800元(約223万2000円)〜215,800元(約323万7000円)で、メインターゲットは中国の若い世代のエリートたちです。

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CX-5より前にあったCX-7。後継機はCX-4

マツダ CX-7 2009

CX-7は、2006年から北米や日本で発売されたクロスオーバーSUVです。マツダが2010年に打ち出した「魂動(こどう):SOUL of MOTION」というデザイン哲学以前のモデルなので、現在のモデルたちのような大きなグリルではなく、全体にクセのない滑らかさを持つスタイリングです。

ボディサイズは、全長4,680mm×全幅1,870mm×全高1,645mm、ホイールベース2,750mm、最低地上高205mmで、5人乗りです。

エンジンは直噴+ターボのガソリン2.3L 直4DOHC16バルブ。駆動方式はFFとフルタイム4WD(電子制御アクティブトルクコントロールカップリング4WDシステム)で、トランスミッションは6ATです。

サスペンションはフロントがMPVと、リアがプレマシーと、パワートレインがアテンザと共用するプラットフォームを巧みに生かした設計です。

マツダ CX-7 2009

日本向けは2012年に生産が終了しますが、中国では2014年から一汽乗用車有限公司が製造・販売し、2016年まで発売されました(以後、中国ではCX-4が後継機となります)。

CX-7は北米で低迷していたマツダ復興に大きく貢献したモデルで、以後のクロスオーバーSUVシリーズ(CX-5やCX-30など)躍進の基礎となりました。価格は日本発売時で306万円〜366万円でした。

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全長5メートル超の7人乗りSUVが北米用CX-9

マツダ CX-9

CX-9は、北米などで発売されているクロスオーバーSUVです。2007年の発売で、2012年にマイナーチャンジ(グリル大型など現行モデルに近いスタイリングに)、2016年にはフルモデルチェンジを受けました。

グローバルモデルですが、約8割が北米で販売され、上質な乗り心地と高い安全性、7人乗りを重視しています。北米ではボディサイズよりも7人が快適に乗れること(ファミリーユース)が最優先なので、このサイズのSUVを持つことはメーカーとして必然なのです。

マツダ CX-9

現行モデルのボディサイズ(4WD シグニチャー)は、全長5,065mm×全幅1,969mm×全高1,753mm(アンテナ込み)、ホイールベース2,934mm。北米ではミドルサイズSUVセグメントにカテゴリーされますが、5メートル超で日本的に言えば大型SUVですね。

現行モデルのエンジンは、SKYACTIV-G 2.5Tガソリンの2.5L 直4 DOHC16バルブターボ。トランスミッションは6AT、駆動方式はFFとフルタイム4WD(i-ACTIV AWD)を設定。街も含めて道路事情が良い地域では高価になる4WDは必要とされない北米では、FFの設定は大切です。

先進安全技術には,i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)を装備します。

CX-9はマツダCXシリーズのハイエンドモデルですが、7人乗りSUVとしては北米では低価格(最低価格はFFモデルです)で、高級SUVが多いこのクラスのなかで、幅広いファミリーユーザー向けになっているようです。価格は33,890ドル(約366万120円)〜46,215ドル(約499万1220円)です。

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各国で主力モデルになっているCXシリーズは、ユーザー層や使われ方が大きく反映されていて、日本向けモデルとの単純な比較は困難ですが、CX-9やCX-4は日本に導入されてもそれなりに人気が出そうです。

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