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JCWらしいクイックな走りと充実したコネクティビリティ MINI クロスオーバー ジョンクーパーワークスとは？
2018年にマイナーチェンジを受け、第3世代に進化したミニは、相互通信性能を充実させ、スタリングも一目で違いがわかるフロントマスクなど、伝統を継承しながら確かな進化を見せました。そのなかでも、走りに特化しているのがジョンクーパーワークスです。伝説のレーシングエンジニア“クーパー”の名を冠するだけの実力を秘めています。
更新日2020/07/03ジョンクーパーワークスが持つ最強の宿命
ミニのなかでもっともホットで、伝統のミニらしいスポーツ性を味わうなら、ガソリン3ドアのジョンクーパーワークス(JCW)が最適です。
JCWは伝説のレーシングエンジニア、ジョン・クーパーからいただいた名前で、1950年代にF1をミドシップ化した最初の人物でした。
また1964～1967年のモンテカルロ・ラリーで3度優勝(1966年は、規則に適合しない前照灯の使用で失格とされた)したのも、J・クーパーが手掛けたMINIクーパーです。
その伝説の名前を冠するのですから、現代でもMINI最強モデルでなかればならない宿命があります。
お買い得なミニ クロスオーバー特別仕様車。バッキンガム／ノーフォークエディション
パワーユニット：最強ユニットの出力は225kW(306PS)！
2019年に新型が投入されたジョン・クーパー・ワークス クロスオーバーは、全長4,315mm×全幅1,820mm×全高1,595mm、ホイールベース2,670mmで、4ドアハッチバックのクラブマンよりも全長で40mm、全幅で20mm拡大されています。
エンジンはJCWシリーズ中最強の、ガソリン2.0L(1,998cc)の直4ツインターボで、最高出力225kW(306PS)/5,000rpm 、最大トルク450Nm(45.9kgm)/1,750～4,500rpm をそれぞれ発生します。
これはもっともベーシックなONEの1.5L 3気筒(最高出力75kW(102PS)/3,900rpm 、最大トルク190Nm(19.4kgm)/1,350〜3,600rpm)の約3倍、クーパー Sの2.0L 4気筒ターボ(最高出力141kW(192PS )/3,900rpm 、最大トルク280Nm(28.6kgm)/1,350〜4,600rpm)と比べても約1.5倍という、かなり強力なパワーユニットといえます。
トランスミッションは8速AT。4輪駆動システム(ALL 4)は、強大なパワーを的確に制御し、安定した走行を可能とすると同時に、あらゆる状況で前後アクスルに最適なトルクを自動的に配分。フロントの機械式LSDとあいまって、JCWに理想的な走りを実現しています。
先進安全性能は、ストップ＆ゴー機能付きのアクティブクルーズコンロールをはじめ、ドライビングアシスト(前車接近警告機能、衝突回避＆衝突軽減ブレーキ)、リアPDC、リアビューカメラなどが装備されます。
エクステリア(外装)：迫力が増したフロント＆リアビュー
全世界で愛されるプレミアム・スモール・セグメントのベンチマークであるMINIなので、モデルチェンジしても、ひと目でMINIとわかる必要があります。それはクロスオーバーでが、JCWとなっても同様です。
JCWのスタイリングのポイントは、前後のスポイラーです。フロントスポイラーは、ラジエーターグリル下や左右の開口部が拡大され、ハイパフォーマンスをさりげなくアピールします。この前後スポイラーは、速度が高まるほどダウンフォースと強め、ロードホールディング性能を向上させます。
また高められたパワーに対する性能向上として、ブレーキにはJCWのロゴがあしらわれた4ポッドキャリパーに、φ360mmのディスクローターを装備し、確実で強力な制動力を発揮させます。
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インテリア(内装)：スイッチにもレーシングスピリット
インパネなどの表示部を含め、ドライバーの目に入るモノは、ミニらしくオーバル(円)でデザインされています。
最新のマルチ・ファンクション・ステアリング、ナビゲーション・システムなどを装備しながら、どこかか懐かしささえ感じるこだわりのデザインは、ファンを増やす要因でしょう。
インテリアはモノトーンを貴重にレッドが効果的には配されたもので、ステリングアは専用のレザーステアリング、シートはヘッドレストまで一体になった、ホールド感の強いスポーツシートがセットされます。
乗って楽しく、現代の性能で走らせるなかに伝統的なジョンブルさを味わえる貴重なクルマであるミニの最高峰がJCWです。なかでもクロスオーバーとクラブマンに用意されるJCW最強のパワーユニットは、最高出力225kW(306PS)とちょっとしたスポーツモデルも顔負けのスペックを持っているのです。