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硬派な3ドアSUV 中古でいくらで買える?
SUVと聞くと多くの方が思い浮かべるのが5ドアハッチバックのボディ形状でしょう。しかし本格派とされるSUVには3ドアをラインナップするものもあります。今回は3ドアSUVが5ドアに比べて優れているポイントと、中古でオススメの3ドアSUVたちを紹介していきます。※中古車価格は2020年6月24日時点の車両本体価格を元に算出しています。
更新日2020/07/033ドアの方が軽量で剛性にすぐれる
3ドアSUVは、5ドアSUVに比べて利便性では敵いませんが3ドアSUVをあえて選択するメリットがあります。
まず3ドアの方が軽量です。ドア開閉に必要とするパーツや、パワーウィンドウユニットなどをドア2枚分少なくできるからです。このように部品点数を減らせるので、より安価な価格設定が可能なのもメリットと言えます。
また5ドアSUVに比べて高剛性に作ることが可能です。これはドアの枚数が少なくなることで、開口面積が少なくなるからです。自動車のボディは走行中、絶えず力が加えられ曲がったり、拗れたり、歪んだりしています。路面のうねりや凹凸の激しいオフロードならば尚更です。開口面積が大きいと加えられる力を受け止める部分が少なくなります。身近な物で表現するならば、ティッシュの箱をイメージするといいでしょう。そのまま捻ってみても箱は強い力で元に戻ろうとしますが、箱に車のドアのような開口部を設けると戻ろうとする力が明らかに弱くなっているはずです。このように開口面積の小さい3ドアSUVの方がボディ剛性を高くすることができます。
このような点から高剛性かつ軽量に作れる3ドアSUVの方が硬派なオフローダーと表現することができます。
3ドアのみ販売スズキ ジムニー
3ドアの本格SUVと聞いて誰もがまず思い浮かべるのがジムニーではないでしょうか?3ドアであること以外にもラダーフレーム、パートタイム4WD、リジットサスペンションなど、これがあると本格オフローダーと評されるメカニズムを全て採用しています。
中古で狙うならオススメはズバリ先代モデルである3代目です。新車価格が約150万円からという価格設定の現行モデルですが、納車待ちが長く続いており、中古車では約200万円もしくはそれ以上の価格で取引されているので、中古で買うのはおすすめしません。
オススメである先代モデルは約20年間販売されていたため、年式や走行距離やグレードによって値段がピンキリですが、そのほとんどが100万円以下で購入できお得。個体数も2,000台近くあるのでこだわった条件で探すことができるのが魅力です。
ダカールラリーを思い出させる三菱 パジェロ
三菱が世界に誇る本格SUVであるパジェロは、2019年に国内での販売を終了してしまいましたが、現在でも根強いファンの多い1台です。3ドアモデルとなるショートはダカールラリーでも活躍し、海外市場でのブランド力獲得に貢献しました。
狙うならオススメは国内最終モデルとなった4代目ですが、2006年から2018年まで販売されていたので、中古車価格は50〜250万円ほどとばらつきがあります。また、ショートは販売台数が少なく、中古車市場には約20台しか流通していないため、年式や状態などの希望があるかもしれませんがある程度妥協が必要とも言えます。欲しい方は常に市場をチェックしておきましょう。
3代目までは3ドアのみジープ ラングラー
ジープブランドから販売されているラングラー。こちらもジムニーと同じく本格オフローダーと評されるメカニズムを全て採用している数少ないモデルです。(現行モデルはフルタイム4WDとパートタイム4WD機能を組み合わせたもの)
1987年に初代がデビューしましたが、2007年登場の3代目まで3ドアしかラインアップに存在せず、硬派なオフローダーと言える存在です。現行モデルは2018年登場と比較的まだ新しいので狙うなら先代モデルが現実的な選択肢でしょう。中古車個体も150台以上と豊富。装備が充実した2011年以降の個体がオススメです。年式やグレードによりバラツキがありますが、300万円前後からといった相場感となります。
3ドアグレードは希少!トヨタ ランドクルーザープラド
ランドクルーザーの弟分としてデビューしたランドクルーザープラド、2009年から販売されている現行の4代目モデルには5ドアモデルのみのラインアップとなっていますが(国内)、3代目モデルは3ドアのショートも販売されていました。
2020年6月現在先代モデルの中古車を探すと、その数はわずか数台となっています。欲しい方はなりふり構っていられない状況と言えるでしょう。近くに出物があればすぐに現車チェックにいきましょう!
その起源は軍用車にあり!メルセデス・ベンツ Gクラス
その起源を辿れば軍用車に行き着くGクラスは、紛れもなく本格オフローダーと言えるモデルです。1979年に登場し、2018年登場の現行モデルで3代目となりますが、それぞれでモデルライフが長く、バリエーションが多いのが特徴と言えます。そのため一概にGクラスの中古車と言っても、幅広い個体が対象となってしまいます。
しかし、3ドアモデルとなるとその流通個体数はごくわずか。その数は15台程度といったところで、価格も年式もバラツキがあります。根気よく探し、そして理解のあるショップも見つけるのがベストと言えるでしょう。
ランドローバー伝統のモデル ランドローバー ディフェンダー
ランドローバーの歴史を語る上で欠かすことのできないモデル、ランドローバーシリーズ。そのランドローバーシリーズが1990年に名前を改め、ディフェンダーとなりました。ディフェンダーは2016年まで個体が生産され続け、その後しばらく途絶えていました。しかし2019年に新型のモデルが発表となり、2020年からカタログモデルの受注が開始されました。
中古を狙うなら先代モデルしか選択肢はありません。しかし、2020年6月現在ディフェンダー全体でも流通個体数はわずか50台ほどしかなく、3ドアにいたっては20台程度しかありません。グレードや仕様も細々と違うので、しっかりとリサーチし、中古車情報を集めるだけでなく専門ショップにも探してもらうなどといった方法が必要でしょう。
3ドアSUVは硬派なオフロードユーザー向け
今回取り上げた以外にも3ドアSUVは存在しますが、このラインアップ見れば基本的に3ドアが用意されるSUVは本格派であることがわかると思います。3ドアSUVは硬派にオフロードを行くユーザーにはぴったりの存在と言えるでしょう。