プロモーション
【EクラスワゴンのSUVモデル】Eクラスオールテレインとは?
2017年、Eクラスワゴンのラインアップにオールテレインという新しいモデルが加わりました。Eクラスワゴンをベースに見かけをクロスオーバーモデルにしたという印象を受けるモデルですが、メカニズムも他のEクラスワゴンにはない専用の組み合わせとなっています。今回はそんなEクラスオールテレインを紹介していきます。
更新日2020/07/21Eクラスオールテレインはメルセデスブランド初のクロスオーバーモデル
2017年9月に日本市場での販売を開始したEクラスオールテレインは、メルセデス・ベンツ初のクロスオーバーモデルとして発表されました。
ボディサイズは全長4,950mm、全幅1,860nn、全高1,495mm、最低地上高140mmと、Eクラスワゴンに比べ全長-10mm、全幅+10mm、全高+30mm、最低地上高+25mm。その他の違いは、メルセデスのSUVモデルと共通となる2本のフィンが特徴的なラジエーターグリル、バンパー下部のアンダーガード、ブラックのホイールアーチカバー、専用19インチアルミホイールなどがあり、SUV風にリメイクしたという印象を受けます。
しかしながら見た目が変更されただけでなく、今までのSUV開発で蓄積されたオフロード技術が生かされていて、ステーションワゴンの利便性とSUV並みのオフロード性能が合わさったオールマイティなモデルなのです。
やっぱり大人気!メルセデス・ベンツ Gクラス G350d、G550を深掘り解説
Eクラスオールテレインのみに与えられる4WD+クリーンディーゼルの組み合わせ
他のEクラスワゴンとメカニズム面を中心に比較した場合、大きなポイントとして挙げられるのはEクラス唯一の4WDクリーンディーゼルモデルであるという点です。
オールテレインのエンジンは2.0L 直列4気筒ディーゼルターボ。最高出力143kW(195PS)/3,800rpmもさることながら、最大トルク400Nm(40.8kgm)/1,600〜2,800rpmという高いトルク性能を誇るエンジンは、ヨーロッパの新しい排ガス規制RDEに対応。JC08モード燃費も16.8km/Lと低燃費です。
それに組み合わされる4WDシステムはメルセデス独自の全天候型システム4MATICです。路面状況に対応して最適なトラクションを発揮するように制御されており、オフロードでは空転や横滑りを抑制し高い操縦性や安定性を確保、オンロードではコーナリング時や高速走行時に高い安定性を実現しており、どんな道でもドライバーに安心感を与えます。
高いトルクと様々な状況に対応できる4WDシステムの組み合わせは、クロスオーバーモデルであるオールテレイン適しているメカニズムと言えるでしょう。
オフロード走行時強い味方となるサスペンションシステム
サスペンションはマルチチャンバーエアサスペンションであるAIR BODY CONTROLを採用しています。このサスペンションは走行状況や積載状況、乗車人数に応じて車高や減衰力を自動調整するシステムです。
オールテレインの最低地上高はノーマルのEクラスワゴンに比べて25mm高められているのですが、このシステムは任意でさらに車高を35mmまで3段階変化で上げることができます。このシステムは荒れたオフロード路面などでは走破性を向上させる大きな武器となるでしょう。
このモデル独自モードであるオールテレインモード
このオールテレイン最大のメカニズム面での特徴と言えるのが、専用モードであるオールテレインモードです。スイッチ操作でエンジンやトランスミッションの特性を切り替えるダイナミックセレクトに存在するモードなのですが、オールテレインモードにするとAIR BODY CONTROLが35km/h以下での車高を20mm高くする他、コマンドディスプレイが専用画面となり、ステアリング角度や車高、車体の傾き、コンパスなどが表示されます。
オフロードや雪道で大きな傾斜を走るといった際に、この専用モードは役立つこと間違いないでしょう。
Eクラスオールテレインの金額はお買い得?
他のEクラスワゴンでは選択できないディーゼル、4WD、AIR BODY CONTROL搭載となっているオールテレイン、その上メルセデス・ベンツ初のクロスオーバーモデルということで、欲しいという方も多いでしょう。そこで気になるのが値段です。他のEクラスワゴンと比べてどれくらいの金額差があり、果たしてお買い得と言えるのでしょうか。
Eクラスオールテレインの本体価格は910万円、同じエンジンを搭載するEクラスワゴンのE220dアバンギャルドは794万円となっていて、その差は116万円です。4WDシステムとAIR BODY CONTROLを備えていることを加味すれば妥当な価格差と言えるでしょう。決して高い価格差ではありません。これをお買い得と捉えるかはあなた次第です。
メルセデスのサブブランド、マイバッハが手がけた、G650ランドレー、GLS 600 4MATICとは?
メルセデスで最もオールラウンダーなモデル
セダンとステーションワゴンをラインアップの中心としているメルセデスに、今までありそうでなかったクロスオーバーモデル。待ちに待った待望のモデルというメルセデスファンもいることでしょう。しかも単純に見た目を変えてSUV風に仕立てたわけでなく、しっかりとオフロードにも対応できるメカニズムを採用しているのが魅力的です。ステーションワゴンの利便性や快適性を確保しつつも、高いオフロード性能を持つオールテレインは、メルセデスラインアップの中で最もオールラウンダーなモデルと言えるでしょう。