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現行CX-5、中古なら何年式がおすすめ?
マツダのミドルクラスSUV、CX-5は、ディーゼルも選べる美しいデザインのSUVとして、人気モデルとなっています。いまやマツダのグローバル戦略を支える基幹モデルですから、新世代商品の要として最新装備の充実や走行性能の向上を図り、特別仕様車の追加や改良が毎年のように実施されています。 エンジンの種類や駆動方式、装備などを豊富に選べるCX-5ですから、中古で購入するとなるとどの年式やグレードが良いのか迷うところです。そこで今回は、現行モデルに加えられた改良をおさらいしていきますので、中古車を検討する際の参考にしていただければと思います。
更新日2020/08/122代目の改良の歴史
現行型のCX-5は、2017年2月に発売開始となりました。先代モデルでも高い評価を受けていたマツダの新デザインコンセプト「魂動(こどう)-Soul of Motion-」をより高い次元へと昇華させ、エモーショナルで力強い美しさがさらに際立つデザインに生まれ変わりました。デザインだけで選んでも満足のいく一台と言っても良いでしょう。
加えて新型の特徴となっているのは、車両運動制御技術の第一弾として、「G-ベクタリング コントロール」が搭載されたことです。これは、ドライバーのハンドル操作に応じてエンジンの駆動トルクを緻密に変化させることで、横方向と前後方向の加速度を統合的にコントロールするシステムで、ドライバーの意図通りにクルマが動いて人車一体感が高まるだけでなく、体の揺れが減って乗り心地を改善させる効果もあります。
当初設定されたのは、2.0L 直4自然吸気ガソリン、2.5L 直4自然吸気ガソリン、2.2L 直4クリーンディーゼルのパワートレーンを中心に、2.0LモデルはFFのみ、その他はFFと4WDというグレード構成です。
では、現行モデルに加えられてきた主な改良について紹介しましょう。
マツダの元祖スタイリッシュSUVといえばこれ! CX-5を改めて紹介!
2017年8月:全グレードに先進安全技術を標準装備
マツダの先進予防安全技術「i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)」では、ベーシックグレードでも「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート」や「AT誤発進抑制制御(前進時)」が装備されていましたが、この改良ではさらに「先進ライト」や「車線逸脱警報システム」、「ブラインド・スポット・モニタリング」、「リア・クロス・トラフィック・アラート」といった装備を全車標準とし、さらに安全性能を高めています。
この改良により、CX-5は全車が安全運転サポート車の「サポカーS・ワイド」に該当するようになりました。
2018年2月:すべてのエンジンの商品改良を実施
この改良では、ガソリン、ディーゼル共に、実用域での使いやすさや燃費性能向上に貢献するエンジンの改良がなされています。
まずガソリンエンジンは、ピストンのエッジカット形状の変更や、排気ポート形状の見直し、「低抵抗ピストン」の採用や冷却水の制御変更などにより、日常域での使いやすさや実用燃費を改善させています。さらに、2.5Lガソリンエンジンでは「気筒休止」システムを採用。エンジンの負荷が低い高速道路や巡行速度域での走行中、4気筒のうち2気筒を休止させることで、実用燃費の向上を図っています。
ディーゼルエンジンは、少量の燃料を多段かつ高圧で微細噴霧化して噴射する「急速多段燃焼」、「段付きエッグシェイプピストン」、「超高応答マルチホールピエゾインジェクター」、「可変ジオメトリーターボチャージャー」を採用することで、静粛性と環境性能だけでなく、最大トルクを450Nmにまで高め、走行性能を向上させています。
2018年10月:2.5L ガソリンターボモデルの追加と商品改良を実施
この改良では、新たに2.5L 直4直噴ガソリンターボの「SKYACTIV-G 2.5T」が追加されました。このモデルは低速から中速、高速域での力強く上質な走りが特徴で、長距離クルージングを得意とするグレードの選択肢が増えた形になります。
クリーンディーゼルモデルには新たに6速MTが設定され、クルマを操る楽しさをさらに味わうことができます。また、車両運動制御技術「G-ベクタリング コントロール」が、ハンドルを戻す際の制御を追加した「G-ベクタリング コントロール プラス」に進化。さらに車両の挙動を安定させることで安心感を高めています。
2019年12月:AWDの悪路走破性を強化した商品改良を実施
この改良では、AWD車に悪路でもスムーズな脱出をサポートする「オフロード・トラクション・アシスト」が採用され、機能向上が図られています。
この改良に伴い、SUVの力強いスタイリングをさらに強く演出するアクセサリーを装備した「TOUGH-SPORT STYLE(タフスポーツスタイル)」と、インテリアにシルクベージュカラーのハーフレザレットシートや上品な室内装飾を専用装備した「Silk Beige Selection(シルクベージュセレクション)」という2タイプの特別仕様車が設定されています。
2020年5月:ベーシックなグレードに先進安全技術と快適装備を充実させた特別仕様車を追加
CX-5のベーシックグレード「20S」、「25S」、「XD」をベースに、「アクティブ・ドライビング・ディスプレイ」、「交通標識認識システム(TSR)」、「アダプティブ・LED・ヘッドライト」、「レーンキープ・アシスト・システム」、「360°ビュー・モニター」などの先進安全装備を搭載した「SMART EDITION(スマートエディション)」という特別仕様車を追加しました。
祝!スマートエディション発売開始。CX-5の特別仕様車をおさらい
おすすめの年式は?
CX-5はベーシックなグレードでも装備が充実しており、その魅力を存分に味わうことができますが、やはり先進安全装備が全車標準装備となった、2017年8月改良モデル以降がおすすめです。
2018年2月には、エンジンに全面的な改良が加えられましたが、日常域でのスムーズな走りがより洗練されたという印象で、乗り比べると多少の変化を感じるという程度です。決してマイナー前が乗りづらいとか、パワー不足というわけではありませんので、中古車市場ではそれほど気にする変更ではないでしょう。
CX-5はマツダの基幹車種であるため、先進機能や装備の充実に関するアップデートが頻繁に行われています。お得な価格で充実した装備を楽しめる特別仕様車もチェックしながら、ぜひお気に入りの一台を選んでみましょう!