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【ドイツSUV、エントリーモデル対決】BMW X1 vs メルセデス・ベンツ GLAクラス
ドイツの高級自動車メーカー、BMWとメルセデスのコンパクトSUVであるX1とGLAを比較してみましょう。2020年6月にデビューしたばかりの新型GLAはGLA 200 d 4マチックの1グレードのみとなりますので、X1については同じ四輪駆動でディーゼルモデルのエントリーグレード、X1 xDrive 18dで比較します。装備の違いや特徴に注目してみましょう。
更新日2021/01/07エクステリア比較:スポーティなX1、エレガントなGLAクラス
X1のエクステリア(外装)は、初代より大型化したキドニーグリルや立体的な造形のバンパー、彫りの深いキャラクターライン、どっしりとした安定感が感じられるリアセクションがスポーティで力強く、存在感のあるデザインになっています。ボディサイズは、全長4,455mm×全幅1,820mm×全高1,610mm。初代より全高が高められ、よりSUVスタイルが強調されただけでなく、室内空間も拡大しています。
一方、新型GLAクラスのボディサイズは全長4,415mm×全幅1,835mm×全高1,620mm、ホイールベースは2,730mmで、先代モデルより全長は短くなったものの、全幅と全高、ホイールベースは拡大しています。前後オーバーハングが短くなったスタイリングは、安定感とスタイリッシュさがより加わり、GLCやGLEの持つエレガントな高級感が感じられるデザインとなっています。
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インテリアの装備、ユーティリティ比較:X1はファブリック、GLAクラスがコンビシート
X1のインテリア(内装)は、BMWの伝統と機能美を感じさせる、シンプルで上質なデザインとなっています。ダッシュボードは水平基調で、中央にはタッチパネル式ディスプレイが設置されています。シート表皮はエントリーグレードがファブリックで、リアシートは40:20:40の分割可倒式となります。ラゲッジ容量は505L、後席を折りたたむと1,550Lまで拡大します。
GLAクラスのインテリアは近年のメルセデスが取り入れている先進的で開放感のあるデザインです。従来のようなメーターパネル上方のカウルを廃止し、メーターパネルとメインディスプレイを一体化してダッシュボード上に配置することで、より開放感のあるデザインとしています。シート表皮は、シート座面中央とバックレスト中央部分がファブリック、その他の部分が人工皮革で、リアシートは40:20:40の分割可倒式。ラゲッジ容量は通常時で425L、後席を折りたたむと1,420Lまで拡大します。
パワートレイン、4WD性能比較:X1の方が高トルク、GLAの方が低燃費
X1 xDrive18dに搭載されるエンジンは、2.0L 直4ディーゼルターボで、最高出力は110kW(150PS)/4,000rpm、最大トルクは350Nm(35.7kgm)/1,750〜2,500rpm、トランスミッションは8速ATで、WLTCモード燃費は15.3km/Lです。X1の四輪駆動システム「xDrive」は、常に走行状況を検知してオーバーステアやアンダーステア等の不安定な挙動を事前に察知し、瞬時に前後輪へのトルク配分を適切に可変させるシステムです。
GLA 200 d 4MATICに搭載されるエンジンは、2.0L 直4ディーゼルターボで、最高出力は110kW(150PS)/3,400-4,400rpm、最大トルクは320Nm(32.6kgm)/1,400-3,200rpm、トランスミッションは8速デュアルクラッチ式ATで、WLTCモード燃費は16.5km/Lです。GLAクラスの四輪駆動システム 4MATIC(4マチック)は、BMWと同様に走行状況に応じて前後輪のトルク配分をするシステムですが、GLAクラスにはドライバーが任意で走行モードを選択できる「ダイナミックセレクト」が搭載されており、ニーズに合わせた最適な走行が可能です。
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インフォテインメントシステム比較:GLAクラスは自然対話式音声認識機能を搭載
X1のコントロール・ディスプレイは10.25インチで、ステアリングのボタン、iDriveコントローラ、タッチ・パネルを利用しての直感的な操作が可能なほか、音声コントロールによってナビゲやオーディオなどの機能にアクセスすることができます。
GLAクラスには、対話型インフォテインメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)」が搭載されています。10.25インチディスプレイでのタッチ操作はもちろんのこと、自然対話式音声認識機能を備えたボイスコントロールでのアクセスができます。「Hi,Mercedes(ハイ!メルセデス)」と発話すれば、システムが起動します。
“自然対話式”というのがポイントで、指定されたキーワードで発話しなくてもシステムがユーザーの意図を理解し、作動させることができます。たとえばクライメートコントロールでは、「温度◯℃」という明確な指示ではなく、「暑い」と言えば理解し、エアコンの温度設定を調節してくれます。
安全装備比較:GLAクラスはACCを標準装備
X1には、先進安全運転支援技術「ドライビング・アシスト」が搭載されます。これには車線逸脱警報システム、前車接近警告機能、衝突回避・被害軽減ブレーキの機能が含まれます。アダプティブ・クルーズ・コントロールはオプション設定となっています。
GLAクラスには、先進安全運転支援技術「インテリジェントドライブ」が搭載されます。これには、ふいに現れた渋滞後尾への衝突回避をアシストする渋滞時緊急ブレーキ機能や、アクティブレーンキーピングアシスト、車道横断中の歩行者との衝突の危険があるとき、回避しながら走行車線にスムーズに戻れるようステアリング操作をアシストする、緊急回避補助システムなどが含まれます。アダプティブ・クルーズ・コントロール(アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック&アクティブ・ステアリング・アシスト)は標準装備です。
X1 xDrive 18dの価格は496万円、GLA 200 d 4マチックの価格は502万円です。ほぼ同じ価格、同クラス、ディーゼルエンジン、四輪駆動と共通点は多いものの、装備では細かいところに違いがありますね。X1はBMWらしいスポーティな外観と広いラゲッジ容量、ダイナミックな走りが特徴です。一方GLAクラスは、コンパクトながらエレガントな外観、先進的なインフォテインメントシステム、充実した安全装備が魅力です。ぜひ機会があれば乗り比べてみてください。