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人気のヤリスクロス、どのグレードがベストバイ?
2022年、アドベンチャーとGR SPORTがされたことで、ふたたび注目を集めているのがトヨタ ヤリスクロスです。これでヤリスクロスのグレード展開は、ガソリン、ハイブリッドともに5つになりました。人気のコンパクトSUV市場で独走を続けるヤリスクロスのグレードには、どんな違いがあるのでしょうか?それぞれ解説しましょう。
更新日2022/09/02ヤリスクロスのパワートレイン、価格帯は?
ヤリスクロスを選ぶ際、基本となるのは、ハイブリッドとガソリンの2種類用意されたパワートレインです。
ハイブリッドは最高出力67kW(91PS)/5,500rpm、最大トルク120Nm(12.2kgm)/3,800~4,800rpmの1.5L 直列3気筒エンジンに、フロントモーター最高出力59kW(80PS)、最大トルク141Nm(14.4kgm)の組み合わせで、E-fourには最高出力3.9kW(5.3PS)、最大トルク52Nm(5.3kgm)のリアモーターが追加されます。トランスミッションは電気式無段変速機です。
ガソリンは、最高出力88kW(120PS)/6,600rpm、最大トルク145Nm(14.8kgm)/4,800~5,200rpmの1.5L 直列3気筒エンジンで、組み合わされるトランスミッションはギヤ機構付自動無段変速機(Direct Shift-CVT)となっています。
使用燃料は、ガソリン・ハイブリッドともにレギュラーガソリンです。
価格は、ガソリンモデルで189万6000円~、ハイブリッドモデルで228万4000円~となっており、4WDモデルは全グレード統一でFFモデルよりも23万1000円高です。
エントリーグレード、X
エントリーグレードとなるXでは、エクステリア(外装)にアッパーグリル/プロジェクター式ハロゲンヘッドランプ(マニュアルレベリング機能付)+ターンランプ+LEDクリアランスランプ+LEDデイタイムランニングランプ、LEDテール&ストップランプ、足元には205/65R16タイヤ&16インチスチールホイール(樹脂フルキャップ付)が装着されます。
インテリア(内装)では、シート表皮がファブリックでブラックのカラー設定。ウレタンの3本スポークステアリングホイールは、ステアリングスイッチ(マルチインフォメーションディスプレイ/オーディオ/レーントレーシングアシスト/レーダークルーズコントロール/レーンディパーチャーアラート/ハンズフリー/音声認識)付き。
その他、マニュアルエアコン&ダイヤル式ヒーターコントロールパネル、4.2インチカラーTFT液晶のマルチインフォメーションディスプレイ、デジタルメーター、7インチディスプレイオーディオなどが標準装備です。
ハイブリッドには、エアコンがオートエアコン&ダイヤル式ヒーターコントロールパネル(ピアノブラックパネル/電動インバーターコンプレッサー付)となります。
安全装備として、Toyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)をはじめ、セカンダリーコリジョンブレーキ(SCB)、ドライブスタートコントロール、SRSエアバッグ(運転席・助手席)+SRSサイドエアバッグ(運転席・助手席)+SRSカーテンシールドエアバッグ(前後席)が搭載されています。
価格はガソリンモデルが189万6000円(FF)〜、ハイブリッドモデルが228万4000円(FF)〜です。
ガソリンモデルのみ廉価グレードX”Bパッケージ”を用意
※画像はハイブリッドXです。
ヤリスクロスのガソリンモデルには、X”Bパッケージ”という最廉価モデルがありました。というのも、2022年現在、カタログから外されています。
Xと異なる部分は、Toyota Safty Senseが未装着という点です。
そのため安全装備のセカンダリーコリジョンブレーキ(SCB)も未装着。ステアリングのスイッチは、マルチインフォメーションディスプレイ/オーディオ/ハンズフリー/音声認識のみになります。
車両本体価格はXよりも9万8000円安い、179万8000円(FF)〜でした。
中間グレードG
エクステリアでの変更はホイールサイズのみで、16インチアルミホイール(センターオーナメント付)に205/65R16タイヤを装着します。
インテリアでは、フロントシートがヘッドレストをセパレートしたデザインとなり、その表皮は上級ファブリックに変更。
さらに本革巻シフトノブ、サイドレジスターベゼル(ピアノブラック加飾)/サイドレジスターノブ(シルバー塗装)、8インチディスプレイオーディオ、本革巻き3本スポークステアリングホイール(加飾付)など、内装の質感が高められています。
またエアコンが、オートエアコン&ダイヤル式ヒーターコントロールパネル(ピアノブラックパネル/メッキダイヤル)を標準装備。セカンドシートは4:2:4の3分割式になるなど、車内の快適性と利便性が高まっています。
車両本体価格はガソリンモデルが202万円(FF)〜、ハイブリッドモデルが239万4000円(FF)〜です。
最上級グレード Z
最上級グレードにあたるZは、はっきりとした差別化が図られています。
まずエクステリアでは、アッパーグリルのピアノブラック加飾、プロジェクター式フルLEDヘッドランプ(マニュアルレベリング機能付)、LEDクリアランスランプにおむかえ照明機能が付き、LEDデイタイムランニングランプにターン機能が装着されます。
リアにはフルLEDリヤコンビネーションランプ(LEDライン発光テールランプ&ストップランプ+LEDターンランプ+LEDバックアップランプ)を採用し、タイヤホイールには215/50R18タイヤ&18インチアルミホイール(切削光輝/センターオーナメント付)が奢られます。
インテリアでは、室内色がダークブラウンになり、シート表皮は合成皮革+ツィード調ファブリックです。
フロントシートのデザインはGと同じですが、運転席は6ウェイの電動パワーシートになり、シートヒーターも装着されます。
マルチインフォメーションディスプレイは7インチカラーTFT液晶となり、メーターにはオプティトロンメーターが装着されます。
エクステリア、インテリアともに、ひと目で最上級グレードのZということが分かる仕様です。
価格は、ガソリンモデルが223万2000円(FF)〜、ハイブリッドモデルが260万6000円(FF)〜です。
Adventureグレード
2022年、ラインアップに追加されたアドベンチャーは、最上級グレードのZがベースです。
エクステリアの変更点は、専用のフロントバンパー&リアバンパーで、それにヤリスクロスで唯一ルーフレールが標準装着となります。
インテリアもZに準じたものですが、フロントドアインナーガーニッシュ&フロントコンソールがシルバーからピアノブラックとなり、タフな印象を強めています。
価格はガソリンモデルが233万1000円〜、ハイブリッドモデルが270万5000円〜です。
GR SPORT
アドヴェンチャーと同じタイミングされたスポーティグレードがGR SPORTです。ボディ剛性の強化や足回りのチューニング、パワートレーンの改良などにより、ヤリスクロスのスポーツ性能を高めています。
Gグレードをベースに、ボディにはフロア下とロアバックにブレース
を追加。専用サスペンションと専用のチューニングが施された電動パワーステアリングによって、軽快な走りと一体感のある操縦性を実現しています。
その他エクステリアには、専用18インチアルミホイール&専用タイヤ(FALKEN FK510)、専用デザインのフォグランプベゼル&リアデフューザー、メッシュタイプのラジエーターグリル&リアバンパーロアカバーなどを装備。車高は10mm下げられました。
インテリアは、エアヌバック+合成皮革の表皮を採用したスポーティシートに、アクセル&ブレーキペダルをアルミペダルに変更。ガソリンモデルにはパドルシフトも追加されます。
またインテリアの加飾をすべてガンメタリック塗装にすることで、スポーティなイメージとしています。
価格は、ガソリンモデルが236万7000円〜、ハイブリッドモデルが275万円〜となっています。
どのグレードがベストバイ?
筆者の住む宮城県のディーラーに取材を行ったところ、最も売れているグレードは最上級グレードのZのようですが、必要装備の充実度と車両本体価格を比べ、コストパフォーマンスが高いモデルは中間グレードのGです。特にガソリンエンジンモデルを選ぶ場合には、X以下ではマニュアルエアコンとなってしまうので、G以上を選びたいところです。
Gの気になる点としては、ヘッドランプがハロゲン式であることです。できればLEDヘッドランプにしたいところですから、メーカーオプションでフルLEDヘッドランプを選択しましょう。オプション価格は7万1500円です。GとZの価格差である19万円までは高くならず、エクステリアの見た目も良くなり、夜間の視認性も高まるでしょう。
ヤリスクロスのベストバイはGグレードにLEDヘッドランプのオプション設定で決まりですね。