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【日・独・英・米】各国代表の本格オフローダー5選

さまざまな国の背景が生み出した自国を代表する名門オフローダー。その性能はどれも超一流なれど、スタイリングや設計思想などではそれぞれ個性を発揮しています。今回はそんな世界的に有名な絶品オフローダーを集めて、オフロード性能を中心にその魅力を比較してみました。

更新日2020/10/22

日本代表

世界中の悪路で大活躍、トヨタ 5代目ランドクルーザー200系

「ランクル」の愛称で親しまれる、日本を代表するラージサイズSUV。耐久性の高さおよび卓越した悪路走破性の優秀さによって、世界的にも高評価を得ています。1951年の誕生以来、トヨタSUVのフラッグシップに君臨し続けており、現在販売が行なわれているのは2007年から登場した200系と呼ばれるモデルです。

全長4,950mm×全幅1,980mm×全高1,870〜1,880mm、ホイールベース2,850mmという巨体に搭載されるのは、4.6L V8DOHCエンジン。トランスミッションにはフレックスロックアップ機構付きのスーパーインテリジェント6速AT(6 Super ECT)が組み合わされています。

4WDシステムにはオフロード走行時にトラクションやブレーキを最適に制御して4WD性能を高めるマルチテレインセレクトを搭載。5つのモード(ROCK・ROCK&DIRT・MOGUL・LOOSE ROCK・MUD&SAND)の中から路面状況に応じたものを選択すると、各モードに応じたブレーキ油圧制御へと自動的に切り替わり、駆動力を4輪に最適分配を行ないます。

また上級グレードのZXには、サスペンションを自在に制御する「4-Wheel AHC&AVS」を搭載し、状況に合わせてノーマル・ハイ・ローモードを切り替え、車高を調整することが可能。ちなみに高速走行時や「L4」駆動時などでは状況に応じて自動で車高の切り替えも行ないます。

加えて走行状態に応じて減衰力を自動制御するAVSがさらに進化し、通常走行時には乗り心地を重視した減衰力を確保しつつ、旋回時には姿勢変化を抑える減衰力に切り替わり、内側の浮き上がりを抑え、外側の接地性を確保し優れたコーナリングを実現。オフロードとオンロードの性能を見事に両立させています。

ロードクリアランスは、最低地上高を225mmとし、アプローチアングル32度、デパーチャーアングル25度、ランプブレークオーバーアングル25度。渡河性能は700mmを確保しています。

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ランクルに次ぐ日本代表、トヨタ 4代目ランドクルーザー プラド150系

1984年に登場した70系ランドクルーザーの派生版として、1990年にデビューしたプラド。70系の足まわりなどを軽量化し、乗用車ライクに仕上げたSUVモデルです。現在販売されているのは2009年に登場した4代目で、それまでラインナップにあった3ドアショートボディが海外向け専用モデルとなり、日本国内では5ドアのロングボディのみとなりました。

ボディサイズは全長4,825mm×全幅1,885mm×全高1,835〜1,850mm、ホイールベース2,790mmという大きさ。パワートレインは2.7L 直4ガソリンエンジンおよび2.8L直4ディーゼルターボエンジンの2種類が用意され、トランスミッションはランドクルーザーと同じ6 Super ECTが組み合わされています。プラドの4WDシステムは、ランドクルーザーと同じマルチテレインセレクトを搭載し、走行状況に応じて5つのドライブモードから自由に選択することができます。

サスペンションもランドクルーザーと同じ前ダブルウィッシュボーン独立懸架、後トレーリングリンク車軸式で、前後ともにスタビライザー付き。ランドクルーザーと同じくオンロードおよびオフロード走行時にそれぞれ前後の前後スタビライザーが調節され、快適な乗り心地と操縦安定性を生むKDSS(Kinetic Dynamic Suspension System)も搭載されています。

ロードクリアランスは、最低地上高を220mmとし、アプローチアングル31度、デパーチャーアングル27度、ランプブレークオーバーアングル22度。渡河性能は700mmを確保しています。

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ドイツ代表

セレブ御用達の本格クロカン、メルセデス・ベンツ 3代目Gクラス(W463型)

メルセデス・ベンツ Gクラス G 350d 2018

ドイツ語でオフローダーを意味する「ゲレンデヴァーゲン」の頭文字をとって名付けられたメルセデス・ベンツ Gクラス。NATO軍に納入されていた軍用車両がベースとなっており、2018年に大型改良が施され実質的なフルモデルチェンジを敢行したことでも話題を集めました。初代モデルより変わらない無骨なスタイリングを持ちつつも、快適装備や安全性、走行性能などがアップデートされており、ボディにはアルミ部材を多用することで軽量化も図られています。

ボディサイズは全長4,660mm×全幅1,930mm×全高1,975mm、ホイールベースは2,890mmという大きさ。搭載するパワートレインは、日本向けモデルの場合3.0L 直6ディーゼルターボエンジンと4.0L V8ツインターボエンジンがあり、トランスミッションは9G-TRONICが組み合わされています。

メルセデス・ベンツ G 500 2018

ひとめでわかるスクエアなフォルムで、フロントマスクにはマルチビームLEDが組み込まれた丸形ヘッドライトと3ルーバーグリル、被視認性に優れるウインカーなどが備わり、リアまわりにはおなじみの外付けスペアタイヤカバーやスクエアなリアウインドウが採用されるなど、すべてがGクラスの無骨さを物語ります。

伝統のフルタイム4WDは、フロント・センター・リアに搭載される3つのディファレンシャルロックが過酷な地形をも走行できる優れたオフロード性能をもたらし、デフロックは車内にあるスイッチひとつで操作できるようになっています。

さらにオフロード走行時に不整路面からの干渉を余裕をもってクリアするためボディ下面をフラット化。最低地上高を240mmとし、アプローチアングル31度、デパーチャーアングル30度、ランプブレークオーバーアングル26度を確保しています。またドライブモードには、ドライブトレイン&ステアリングをオフロード走行時向けに最適制御する「Gモード」が新しく搭載されました。

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イギリス代表

最新モデルに進化、ランドローバー ディフェンダー90/110

ランドローバー ディフェンダー 2018

ランドローバーという自動車ブランドが生まれるきっかけともなった4WD車をベースに、1983年に誕生したディフェンダー。かつては「ランドローバー」というモデル名だったものの、1989年のディスカバリー登場により、他モデルと混同されないようディフェンダーという名前が与えられました。現代の安全技術や環境性能に対応できないという理由で2015年をもっていちどはラインオフされたものの2020年に待望の復活を遂げ、最新型のディフェンダーとして産声を上げました。

現行型もかつてのディフェンダーと同じように2ドアショートボディの90と4ドアロングボディの110が用意されており、90のボディサイズは、全長4,583mm×全幅2,105mm×全高1,974mm、ホイールベース2,587mm、110のボディサイズは全長5,018mm×全幅2,105mm×全高1,967mm、ホイールベース3,022mmとなっています。

パワートレインはどちらも2.0L 直4ターボエンジンを搭載し、トランスミッションには電子制御8速ATが組み合わされています。

ランドローバー ディフェンダー

4WDシステムはテレインレスポンスとして世界で初めてパワートレイン・ステアリング・ディファレンシャル・トラクションコントロールが個別で設定できるコンフィギュラブル・テレイン・レスポンスを導入。

ほかにも、トラクションが低い路面での発進を助けるロートラクションローンチ、斜面での発進時にブレーキ圧を調節するグラディエントリリースコントロール、坂道を下るときに速度を調整するヒルディセントコントールといったオフロードテクノロジーや、急こう配の坂道やけん引時などに役立つツインスピードギアボックス、路面に合わせて車高を調整する電子制御エアサスペンション、コーナリング時のトラクションを高め、オフロードでのグリップを強化する電子制御アクティブディファレンシャルなどを搭載。また快適な乗り心地と優れたコントロール性能を付与するアダプティブダイナミクスでは、ボディとステアリングの動きを1秒間に最大500回モニタリングするなどの最新デバイスも備えています。

110のロードクリアランスは、最低地上高を218〜291mmとし、アプローチアングル38度、デパーチャーアングル40度、ランプブレークオーバーアングル28度。渡河性能は900mmを確保しています。

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アメリカ代表

元祖4WDのDNAを受け継ぐ、ジープ 4代目ラングラー(JK)

ジープ ラングラー アンリミテッド 2018

1941年に誕生した初代ジープ ウイリスの血統を受け継ぐラングラー。1987年の初代ラングラー(YJ)に端を発したアメリカ屈指のオフローダーで、現在発売されているのは2018年デビューの4代目(JL)です。初代より受け継ぐ伝統の2ドアのほか、3代目より登場した4ドアロングボディ版のアンリミテッドがあり、グレードはスポーツ、サハラ、ルビコンが用意されています。

2ドアのボディサイズは全長4,320mm×全幅1,895mm×全高1,825mm、ホイールベース2,460mmで、4ドアは全長4,870mm×全幅1,895mm×全高1,845mm、ホイールベース3,010mmという大きさ。パワートレインは2.0L直4ターボエンジンと3.6L V6エンジンの2種類が用意され、トランスミッションは電子制御式8速ATが組み合わされています。

ジープ ラングラー ルビコン 2018

駆動方式はオンデマンド式4WDで後2輪・4輪駆動による選択式を採用。電子制御のセンターデフを搭載するセレクトラックフルタイム4×4システムでは、、手動でレンジ切り替え可能なトランスファーケースを持ち、クルーズ用の2H、未舗装路に有効な4H、悪路や岩登り時などに最適なローギアードの4Lをセレクトすることができます。さらに最上級グレード、ルビコンでは、4Lのギア比を4:1低レンジ化させ前後のディファレンシャルをロックするトゥルロックを装備したロックトラック4×4システムが搭載されており、電子制御式フロントスウェイバーディスコネクトシステムと合わせて全ジープ中で最高レベルのオフロード性能を実現しています。

ルビコンのロードクリアランスは、最低地上高を200mmとし、アプローチアングル43.9度、デパーチャーアングル37度、ランプブレークオーバーアングル22.6度。渡河性能は760mmを確保しています。

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いかがでしたでしょうか。いずれも悪路走破性にかけてはブランド独自の最新技術が惜しみなく投入されており、その技術力を駆使した高いオフロード性能を生み出していることが分かりました。長い歴史の中で培われた技術力がやがてブランドの魅力となり、現代までと受け継がれています。今後もこれら5台の最高オフローダーは進化し続けてゆくことでしょう。

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