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【300万円で狙える】三菱 アウトランダーPHEVを解説
世界初の4WDプラグインハイブリッド車として2012年にデビューした三菱 アウトランダーPHEV。それまでプラグインハイブリッド車の量産モデルとしてはトヨタ プリウスのみとなっており、このアウトランダーPHEVは発売直後から国内外で高い注目を集めました。今では中古車も数多く出回るようになり気軽に買えるプライスにもなったプラグインハイブリッドSUVの元祖であるアウトランダーPHEVについて、ここではその性能や中古車情報などをお届けします。
更新日2021/06/22三菱 アウトランダーPHEVってどんなクルマ?
三菱自動車の手掛けるミドルサイズのSUV、アウトランダーは、実質的なエアトレックの後継モデルとして2005年にデビューしました。その後、2012年に2代目アウトランダーへとフルモデルチェンジを敢行し、この2代目からPHEVモデルがラインアップに加わります。
2012年11月に三菱自動車HP内にてティザーサイトが公開され、同年末にアウトランダーPHEVモデルを公式発表。日本では、トヨタ プリウスPHVに続く、量産型プラグインハイブリッドの2番目に発売されたモデルであり、世界初の4WDプラグインハイブリッドSUVとなりました。
また、プラグインハイブリッド車としては初めてV2Hに対応しており、災害時でもクルマから家に電力を供給できるのが特長です。
くわえて、3つの走行モードを走行状況によって切り変えることで、プラグインハイブリッド燃料消費率(複合燃料消費率)67.0km/L(JC08モード)、ハイブリッド燃料消費率18.6km/L(JC08モード)という低燃費も魅力でした。
またパワートレインのみならず、エクステリア(外装)でもアウトランダーと差別化が図られており、フロントグリルのデザインやリアのブレーキランプの形状などがガソリン車とは異なり、さらにボディカラーでもPHEV専用色(テクニカルシルバーメタリック)が用意されています。
このアウトランダーPHEVは2013年度の日本カーオブザイヤーでイノベーション部門賞を受賞。2014年にはアジアクロスカントリーラリーにも出場しています。その後はマイナーチェンジを幾度か行ない、2019年にはラグビーニュージーランド代表チーム公認特別仕様車の「ALL BLACK Edition」も発売されるなど、現在でもアウトランダーを代表する人気モデルとなっています。
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搭載されるパワートレイン、環境性能は?
アウトランダーPHEVには、ツインモーター4WDと呼ばれる、ハイブリッドシステムが採用されています。エンジンは効率の良い発電を可能とした2.4L MIVECエンジンを搭載。高膨張比サイクル(アトキンソンサイクル)化のための専用カムプロフィールとバルブタイミング制御を採用することで、低回転域での効率の良い発電を可能としています。
また、フロントとリアに高出力モーターが配置され、4WDで駆動。EV走行ならではの初動トルクによる力強い発進・加速性能を発揮し、車両運動統合制御システム「S-AWC」により、高い走行安定性も実現しています。
くわえて、前述した通り、3つの走行モード(EV走行モード、シリーズ走行モード、パラレル走行モード)を効率よく切り替え、環境性能にも寄与するアウトランダーPHEV。
EV走行モードでは静かでクリーンなモーターでの走行ができ、シリーズ走行モードではエンジンで発電しモーターだけの走行が可能。そしてパラレル走行モードではエンジンで走行しモーターがアシストすると行った走行ができるようになっています。
また減速エネルギーを電力に換える回生ブレーキも搭載し、セレクターレバーや回生レベルセレクターを活用することで更に充電量を増やすことも可能です。なお、WLTCモードによるハイブリッド燃料消費率は16.4km/L、EV走行換算距離では57.6kmをマークしています。
そしてPHEVならではの充電機能は、家でも外出先でも充電可能。普通充電は専用充電ケーブルで車両とEV充電用コンセントをつなぐだけででき、家で充電する場合は電力会社のプランによりますが、電気代が安い深夜による充電で電気代を抑えることも可能。
外出先の急速充電スポットではちょっとした立ち寄りの際にすばやく充電ができ、走行中も駆動用バッテリー残量が減っても自動的にエンジンで発電するので外部充電を気に走行することが可能です。
さらにアウトランダーPHEVではバッテリーの電気が使える100V AC電源も搭載しているので、例えばキャンプ場などで電化製品を使う際の電源としても利用するできるようになっています。
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気になる中古車相場は?
ランニングコストを大幅に抑えることができ、ピュアEV車よりも普段使いに便利なアウトランダーPHEV。SUVらしいスタイリングを持ち、ハイブリッド車らしからぬイメージなのでクルマ好きにとっても乗り出しやすい1台といえるでしょう。
そんなアウトランダーPHEVの中古車価格は、100万円台から狙うことができ、高年式モデルを除けばほぼ300万円以下で購入することができます。
同モデルは2012年から現在まで継続して発売されていますが、2015年6月には、マイナーチェンジを敢行し、三菱の新デザインコンセプト「ダイナミックシールド」が採用されました。
また、2017年2月には一部改良(EVシステム、予防安全技術「e-Assist」の改良など)、2018年8月には大幅改良(EV航続距離の延長、4WDシステムに2つのモード(「SNOW」モード、「SPORT」モード))を追加など)を受けているので、このあたりの事情を加味しつつ、お目当ての車両を選ぶのがおすすめです。
ちなみに一例ではマイナーチェンジ後の2016年モデルが200万円台前半となってますが、大幅改良後の2018年以降のモデルは軒並み300万円台をオーバーしています。このあたりを考慮すると2015年〜2018年までのモデルがお手頃です。
2012年の発売時の新車価格は332万4000円〜とお買い得だったアウトランダー。ちなみに2021年現在の新車価格は436万4800円〜となっており、およそ100万円近く高騰していることが分かります。このあたりを考慮しても中古車でアウトランダーPHEVを狙うのは十分お買い得な買い物といえるのではないでしょうか。