250万円出すなら、C-HRとヤリスクロスどちらを選ぶ?

2016年12月に産声を上げたC-HRは、国内のSUV市場を牽引し、2017年SUV新車販売台数第1位を獲得しました。2020年も年間で3万3676台を販売し根強い人気を誇ります。人気のコンパクトSUVがある中で、同門のトヨタから2020年8月31日に発表されたのがヤリスクロスです。似ているようで違うこの2台を、徹底比較し、250万円という予算の中でどちらを選ぶべきか考えていきます。 比較するグレードは、ヤリスクロスの最上級グレード Z(ガソリン・FF)221万円と、C-HR のエントリーグレード S-T(CVT・FF)241万5000円です。

更新日2021/03/10

ボディサイズ、エクステリア比較:ヤリスクロスの方が高級感ある装備

トヨタ ヤリスクロス 2019

ヤリスクロスのボディサイズは、全長4,180mm×全幅1,765mm×全高1,590mm、ホイールベースは2,560mm、最低地上高170mmです。

最上級のZで標準装備されるエクステリア(外装)パーツは、アッパーグリル(ピアノブラック加飾)、ドア下モールディング(車名プレート付)、プロジェクター式フルLEDヘッドランプ(マニュアルレベリング機能付)+LEDクリアランスランプ+LEDデイタイムランニングランプ、フルLEDリアコンビネーションランプとなっています。

タイヤサイズは215/50R18を装着し、切削光輝/センターオーナメント付の18インチアルミホイールを装備します。

トヨタ C-HR S-T 4WD 2016

C-HRのボディサイズは、全長4,385mm×全幅1,795mm×全高1,550mm、ホイールベースは2,640mm、最低地上高140mmです。

ベースグレードとなるS-Tで標準装備されるエクステリア(外装)パーツは、パラボラ式LEDヘッドランプ+LEDクリアランスランプ&リアコンビネーションランプ(スタンダードタイプ)、小型リアリップスポイラー(ボディ同色)、ドアベルトモールディング(ブラック)&ドアウィンドウフレームモールディング(ブラック)、LEDサイドターンランプ付きオート電動格納式リモコンドアミラー(補助確認装置・ヒータ付き)となっています。

タイヤサイズは215/60R17を装着し、シルバーメタリック塗装/センターオーナメント付の17インチアルミホイールを装備します。

全高こそC-HRの方が低いですが、ボディサイズはC-HRの方が一回り大きいです。ヤリスクロスはボディが薄く見える、軽快な印象を与えるデザイン、C-HRは塊感や踏ん張り感の強いデザインとなっています。

最上級グレードとなるヤリスクロスの方が、ランプ類やタイヤホイールの高級感は高く、サイズは小さくとも、C-HRと比べると車格が一つ上のように感じられるでしょう。

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運転席周りの装備:質感の高さはヤリスクロス

トヨタ ヤリスクロス 2019

ヤリスクロスのシート素材は、合成皮革+ツィード調ファブリックが使用されます。シートにはシートヒーターが搭載され、インテリア(内装)カラーはダークブラウンです。

本革巻きのステアリングホイール、シフトノブを装備し、メッキダイヤルの付いたオートエアコンを搭載します。ディスプレイオーディオは8インチを採用しています。マルチインフォメーションディスプレイは7インチカラーTFT液晶を備え、オプティトロンメーターはドライバーのメーター視認性を向上させる仕様です。

トヨタ C-HR S-T 4WD 2016

C-HRのシート素材は、ファブリックが使用されます。インテリアカラーはブラックでシートヒーターは搭載されません。ウレタンのステアリングホイール、左右独立温度コントロールフルオートエアコンを搭載します。ディスプレイオーディオは8インチを採用し、コンビネーション2眼メーターがスポーティな印象を強く持たせる仕様です。

すっきりとまとめられた操作系と、触り心地の良いステアリングやシートなど、室内の質感は、ヤリスクロスが圧倒的に優位を持っています。比較対象が最上級グレードとベースグレードとなるため、質感を中心に考えると、軍配はヤリスクロスです。

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室内、荷室の広さ比較:室内の居住性はヤリスクロス

トヨタ ヤリスクロス ハイブリッドZ 2020

ヤリスクロスの室内の広さは、室内長1,845mm、室内幅1,430mm、室内高1,205mmです。荷室の広さは後部座席を使用した状態で、荷室長820mm、荷室幅1,400mm、荷室高732mm~850mmです。VDA法による荷室容量は284L(デッキ上)となります。後部座席は4:2:4分割可倒式をトヨタ初採用しており、シートアレンジの幅が大きく広がっています。

トヨタ C-HR S-T 4WD 2016

C-HRの室内の広さは室内長1,800mm、室内幅1,455mm、室内高1,210mmです。荷室の広さは後部座席を使用した状態で、荷室長770mm、荷室幅1,400mm、荷室高400~650mmです。VDA法による荷室容量は318Lとなります。リアシートは一般的なSUVと同じ6:4の分割シートです。

ボディサイズはC-HRが大きいものの、車内入るとヤリスクロスの方が広く感じられます。後部座席の膝周りスペースや、ヘッドクリアランスなどに余裕があり、C-HRの方がやや窮屈です。

荷室容量はC-HRの方が大きいですが、リアガラスが急角度で傾斜しており、車両後方に行くにつれて、高さが低くなっていく形状です。デッキボードを上げ下げできるヤリスクロスの方が、荷室の使い勝手も高くなっています。

 

パワートレイン比較:走行性能はC-HRの判定勝ち

トヨタ ヤリスクロス 2019

ヤリスクロスは1.5L 直列3気筒のダイナミックフォースエンジンを搭載し、最高出力88kW(120PS)/6,600rpm、最大トルク145Nm(14.8kgm)/4,800~5,200rpmです。組み合わされるトランスミッションはDirect Shift-CVTとなります。WLTCモード燃費は18.8km/Lです。

C-HRは1.2L 直列4気筒ターボエンジンを搭載し、最高出力85kW(116PS)/5,200~5,600rpm、最大トルク185Nm(18.9kgm)/1,500~4,000rpmです。組み合わされるトランスミッションはSuper CVT-iとなります。WLTCモード燃費は14.9km/Lです。

ヤリスクロスに搭載される最新の直列3気筒エンジンは、軽量コンパクトで必要十分なパワーが備わっています。ただし、3気筒エンジンの振動面が少し気になるところ、エンジン回転数を上げていくと、エンジンから微細な振動が車内に入り込んできます。

トヨタ C-HR S-T 4WD 2016

対するC-HRのターボエンジンは、大きなトルクを低回転域から発生させ、ストップ&ゴーの多い市街地でも余裕の加速感を味わえます。振動もそれほど大きくなく、静粛性も高いエンジンです。

パワートレインに関しては両車一長一短があります。音、振動の面を考慮して、C-HRの判定勝ちといったところでしょう。

 

安全装備比較:後発車のヤリスクロスの方が有利

トヨタ ヤリスクロス 2019

ヤリスクロスは、予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense(トヨタ セーフティ センス)」を搭載。プリクラッシュセーフティ、レーントレーシングアシスト、レーダークルーズコントロール、オートマチックハイビーム、ロードサインアシストが標準装備されます。

また、先行車発進告知機能、セカンダリーコリジョンブレーキ、インテリジェントクリアランスソナー、S-VSC、ドライブスタートコントロール、バックガイドモニターも標準装備されています。

トヨタ C-HR S-T 4WD 2016

C-HRにもToyota Safety Senceが搭載されますが、ロードサインアシストは搭載されていません。また先行車発進告知機能、セカンダリーコリジョンブレーキは設定が無く、インテリジェントクリアランスソナーはメーカーオプションとなってしまいます。

後発車の利がヤリスクロスには大きく働いており、予防安全装備の充実度もヤリスクロスの勝ちです。

 

ヤリスクロスとC-HRの同門コンパクトSUV2台を比較してきました。予算250万円の中では、最上級グレードを選択できるヤリスクロスがベストバイとなるでしょう。大きさ、広さ、使い勝手、そして安全性能のどこをとっても一枚上手です。

C-HRはヤリスクロスよりも車格が上のクルマに位置付けられていますが、予算の都合上比較対象がエントリーグレードだった点が大きく響きました。コストパフォーマンスに優れたモデルは、ヤリスクロスで決まりです。

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