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350万円で狙うなら、プラド、ハイラックスどっちを選ぶ?【ディーゼルSUV対決】

SUVカテゴリーの中で、今、最も売れているのはコンパクトSUVですが、本格クロカンも依然として根強い人気があります。悪路走破性が高く、太いトルクのディーゼルエンジンならなおさらです。 そこで今回は、トヨタの本格クロカンのディーゼル、ランドクルーザー プラド(以下、プラド)とハイラックスを比較していきます。 比較対象車は新車のトヨタ ハイラックス X(347万1000円)と、プラド2015年6月モデル(中古車価格約350万円)です。

更新日2021/02/05

4-5年落ちならプラド ディーゼルも350万円程度で買える

プラドの現行モデルの最廉価はTXの428万5000円です。しかし、これではちょっとハイラックスよりも高く手が出しにくいので、中古車市場に目を移してみましょう。4年落ちから5年落ちであれば、ディーゼルエンジンで350万円以内で狙えるものが多くあります。

狙い目は2015年6月の一部改良モデルです。プラドのディーゼルエンジンは、2007年7月以降廃止されていましたが、この一部改良で約8年ぶりに復活を果たしました。

現行型とはエクステリアデザインが若干異なりますが、クルマとしての魅力は現行型にも負けていません。

また、TXを除く全ディーゼルグレードにLEDヘッドランプを標準装備。また、現行モデルと同じく、路面状況に合わせた5つの走行モードを選択できる(MUD&SAND/LOOSEROCK/MOGUL/ROCK&DIRT/ROCK)マルチテレインセレクトを搭載しており、オンロード、オフロードの両方で、高い走行性能を発揮します。

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大きく違うのは、ボディサイズ、荷室、排気量

プラド2015年6月モデルのスペックを紹介します。ボディサイズは全長4,760mm×全幅1,885mm×全高1,850mmでホイールベースは2,790mm、最低地上高220mmを確保。

搭載されるエンジンは2.8L 直列4気筒ディーゼルターボエンジンで、最高出力130kW(177PS)/3,400rpm、最大トルク450Nm(45.9kgm)/1,600~2,400rpm、組み合わされるトランスミッションはフレックスロックアップ付きスーパーインテリジェント6速AT。JC08モード燃費は11.8km/Lです。

トヨタ ハイラックス 2020

対するハイラックスのスペックを紹介します。ボディサイズは全長5,340mm×全幅1,855mm×全高1,800mmで、ホイールベースは3,085mm、最低地上高215mmを確保。

搭載されるエンジンは2.4L 直列4気筒ディーゼルターボエンジンで、最高出力110kW(150PS)/3,400rpm、最大トルク400Nm(40.8kgm)/1,600~2,000rpm、組み合わされるトランスミッションはスーパーインテリジェント6速AT。JC08モード燃費は13.6km/L(WLTCモード11.7km/L)です。

両車ともに搭載されるディーゼルターボエンジンは、排気量の違いこそありますが、どちらも1,600rpmという低回転域から最大トルクを発生する力強さが魅力です。車両の骨格部分には高剛性のラダーフレームを採用し、凹凸の大きな路面をものともしないタフな足腰を備えています。

駆動方式はもちろん4WD(プラドはフルタイム4WDでLSD付き、ハイラックスはパートタイム4WDでリヤデフロック付き)となり、悪路走破性も非常に高いです。

両車の大きな違いはボディサイズとボディタイプ。プラドは全長4,825mm、対するハイラックスは全長5,340mm。プラドには、ハイラックスにはない7人乗りも用意されています。

また、プラドは一般的なSUVのワゴンボディですが、ハイラックスはピックアップトラックという大きな違いもあります。また、エンジン排気量が異なるため、プラドのエンジンの方がハイパワーで高トルクとなります。

リアサスペンションも、乗用ワゴンであるプラドはトレーリングリンク車軸式コイルスプリングを採用しますが、ピックアップトラックのハイラックスでは車軸式半楕円リーフスプリングを採用しています。

一般的な乗用車では採用が少ないリーフスプリングによる独特の乗り心地は、試乗するなどしてしっかりとチェックしておきたいところです。

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都市部メインで使うならプラドがおすすめ

乗用SUVとしてプレミアム感も体感できるプラドの魅力は、高級感と都市部でも使い勝手のいい実用性でしょう。走行時の乗り心地の柔らかさや、静粛性も高められ、オフロード走行性能を犠牲にせずに、オンロードでの走行性能を高めています。特に快適性の部分ではハイラックスを大きく凌ぎます。

多人数乗車、高速道路での長距離移動が多く、クルマでの長い移動を快適に過ごしたいという方にはプラドがおすすめです。パワートレインにも余裕があり、悪路での登坂路はもちろん、日常域での発進時、高速道路合流時などにもストレスなく加速するエンジンも魅力的です。

 

サーフィンなどを楽しむならハイラックスがおすすめ

トヨタ ハイラックス Z 2020

国産車では非常に珍しいピックアップトラックのボディタイプは、アウトドアや長尺物・大きな物を積み込む仕事などでも大活躍します。サーフボードや自転車、冬にはスキーやスノーボードなど、アウトドアスポーツレジャーの中でも、山や海で楽しむユーザーにとって、この積載能力の高さは魅力的です。

もちろん、乗用車としてもしっかりと使える走行性能も備えており、リーフスプリングの独特の揺れは、ばね上制振制御により抑え込まれ、オンロードの快適性も損なわないように作られています。

 

ディーゼルターボエンジン、ラダーフレームの採用など共通項の多いプラドとハイラックスですが、高級感と乗り心地、積載性の高さなど、それぞれの個性があり甲乙つけがたい2台です。クルマが生活の中でどのような使われ方をするのかで、選ぶ必要があると思います。あなたならどちらのSUVを選びますか?

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